6週目
6週-1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:5~7mmコーヒー豆くらい。
1週間かけて少しずつ大きくなっていきます。
◎できあがるもの
脳の中:視神経ができあがり脳はどんどん発達していきます。中胚葉節(骨・頭の筋肉・胴体・神経管をつくる器官)も発達していきます。頭と脳内の急成長していきます。
お顔:目の発達していきます。まだ見えるわけではありませんが、目の原型ができていきます。体の中:腎臓ができ、1週間のうちに最終形態になり、機能し始めます!
手足:腕は水かき状だったものが、成長するにつれ手のひらもできてきます。はじめ足の芽も出てきますが、この1週間で発達していきます。
1週間で一気にいろんな器官がつくられ、いろんなものが現れるようになりますが赤ちゃんの重さはまだ0.001gほど。まつ毛1本くらいの重さなんです。目はまだありませんが、外からの刺激にも反応するようになります。これからどんどん増えてくる羊水は、実は赤ちゃんが自分でつくるものなんです。
ママの体の変化
体の変化はほどんどありません。この時期は赤ちゃんの発達のサポートをするのがベストです。そのために、大事なことは3つ!
・質の良い食事をすること
・しっかり水分をとること
・リラックスすること
質の良い食事は、赤ちゃんの発達をサポート!しっかり水分をとることで体内の老廃物を外に出すようにします。
少なくてもコップ8杯(1.2L)以上の水分をとるといいんです。この時期は疲労を感じやすいので無理しないようにしましょう。赤ちゃんができた喜びより、驚きや戸惑いを感じているでしょう。つわりが重たくてため息ばかりの人もいると思います。それでも赤ちゃんは大きくなっているので質のいい食事や水分をとって、無理せずリラックスしてくださいね。
6週-2日目
5~6週くらいになると赤ちゃんの入っている小さな袋(胎嚢)が見えるようになってきます。
よーく見るとその小さな袋の中で小さな心臓が動いている様子が見えるようになってきています。診察の時にきっとお医者さんや助産師さんが説明してくれるでしょう!
ママはよーく目を凝らしてみると驚くほどのスピードで心臓を動かして生きていることを教えてくれている気がします。
妊娠検査薬で陽性は出たんだけど…、生理がなくなったんだけど、本当に妊娠しているのかしら???赤ちゃんは大丈夫なの?と心配だったことでしょう。「ママ、安心してね!元気だよ!ここにいてるよ!」って…教えてくれているかのように力強く鼓動を見ることができるでしょう。どうかこのこの子の人生の始まりを見た瞬間の感動を忘れないでくださいね。
そして、産まれてきたときに感動を伝えてあげませんか。
6週-3日目
妊娠も2か月半を過ぎました。心臓の壁もできはじめおなかの中の赤ちゃんは、すごい勢いで成長をしています。
ただただ、まだ、ママの子宮のところに赤ちゃんが胎盤を作れていないので不安定なときです。ママの子宮の中にしっかりいるためにホルモンをだしてがんばってる!そのためか、ママは「だるかったり」「無性に眠たかったり」バリバリとお仕事をこなしたり活動的に過ごされていた方にとっては、「なんで・・・」「思うように頭が働かない・・・」「イライラする・・・」と今までの自分との変化にびっくりするかもしれませんね。
あかちゃんから「ママ、休んでね」「無理をしなくてもいいよ」のサイン。赤ちゃんが産まれるとしないといけないと思っていても赤ちゃんが泣いたりしてママのペースで自由にできないこともあるかもしれません。いまから、赤ちゃんが「今大事なことはなに?」って教えてくれているのかもしれないですね・・・。
だるかったら横になる。けっして怠けているのではないですよ!!
6週-4日目
赤ちゃんからのメッセージ!胃がむかむかする。食べれない。お水すら取れない。気分が悪い。生唾があがてきて気持ちが悪い・・・つわりで辛い時かもしれないですね。
もしかしたら、何か食べてないと気分が悪い…食べづわりかも。赤ちゃんは、決して、「ママを困らせてやろう」なんておもってないですよ。必死で子宮にしがみつこうとしているところなんです。ママが食べれなくて辛い時でも赤ちゃんは、自分に必要なものはちゃんと取っているので、無理して食べなくてもいいですよ。胎児には影響はないですから。
ただ、水分もとれないくらいのきつい場合は、ママのからだが心配なのでかかりつけのお医者さんや助産師さんに相談しましょう。つわりの時の食事は、こまめに一口サイズのクッキーやおにぎりや飴をお口の中にパクッでもいいです。以外に柑橘系の果物はかえって気持ちが悪くなるので避けたほうがいいかもしれませんね!!水分もいっきにコップで飲むよりも氷を口の中に1つパクり!いつの間にか溶けて吸収されてます。脱水にならないように注意したいですね・・・。
ここで豆知識!吐き気・胃のむかつき・げっぷなど、胃に不調がでるタイプのつわりには、内関を刺激することで症状が緩和できる可能性があります。手首の付け根のしわのある部分、の中央から指をひじに向かって三本分置いたところが「内関」です。ただ、内関は人によって位置が異なるとされいます。上記の部分から少しずつ上下させて押してみて、一番効いていると感じる部分だと思って下さい。押す時間や回数については厳密な決まりはありませんが、ギューーーっと6~8秒くらい押すのを何セットか繰り返すと良いでしょう。
6週-5日目
自分の身体を大切にする訓練をしましょう。赤ちゃんからママへのメッセージをうけて、ママができることを考えてみましょう。
生活の中で、タバコ、お酒、お薬などは避けてほしい・・・って言ってませんか?食事もこの機会にリセットしてからだにやさしいものを考えてみませんか?あれもダメ、これもダメじゃ辛いですよね。
そうじゃないよ。子宮のあたりに手を当ててみて!あなたの奥深いところに宿った新しいいのちを感じとって会話をしてみてください。
ママには、どうなってほしい?って聞こえてきませんか?胎児と胎話してみてください。パートナーも同じく生活をリセットするいい機会です!
6週ー6日目
ママ自身病気に気を付けたい時期です。お薬やレントゲンなどとても気になるところですね。しかし必要なお薬もあるので自己判断でやめないようにしてくださいね。
心配なことは、かかりつけの医師に気持ちを伝えてみましょう。感染症で気を付けてほしいことのひとつに風疹があります。妊娠初期の血液検査で抗体価を調べるので風疹に罹ったことがわかります。風疹は、妊娠初期にかかると先天性風疹症候群の影響が出ることがあります。
検査の結果、風疹に罹る可能性があるときは、ママは出産後次の妊娠時のために予防接種を打ってもらえますが、今回は、ワクチンを打つことができません。パートナーや周りの家族のかたにご家庭に持ち込まないように必要時、予防接種を打ってもらいましょう。手洗い、うがいは基本です!
人混みを避けたりマスクをしたりと感染予防をこころ掛けましょう。
6週ー7日目
この1週間あかちゃんは、ママの子宮の中ですごい勢いでどんどん細胞が作られ臓器や脳神経ができてきています。とても大事な時間を過ごしています。地球で人類が誕生するまでの変化をこの数週間で行われていました。赤ちゃんは、生命力いっぱい、エネルギーに満ち溢れあなたの体の中にいてます。不安定な気持ちでしかたないかもしれないですね。もう少しでつわりも収まってきます。
からだと気持ちの変化、赤ちゃんのいる生活を少しずつ受け入れていく準備期間です。気になることは、ひとりで抱え込まないで、いちばん安心できる人に相談してください。人に甘える訓練もしましょう。赤ちゃんが産まれた後は、とても大切な訓練だったと気づけますよ。
7週目
7週ー1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:11~14mm落花生のカラに収まるくらいです。1週間かけてどんどん大きくなっていきます。
◎できあがるもの
脳の中:小脳が発達脳下垂体(ホルモンをつくる器官)が発達。
お顔:口の中が少しずつできあがり歯茎の中で乳歯もつくりはじめます。顎・顔の筋肉もつくりはじめます。目の網膜では色素の形成スタート。目の筋肉はつくり終わります。耳の場所がふくらんできます。
体の中:脾臓が発達。肝臓も発達(体重の11%の重さです)気管・声帯・気管支・歯の基礎もつくり始める。赤ちゃんの心臓は、大人の力の約21%。横隔膜もできる。
手足:腕にとって大事な時期。ひじや手首もでき、すでにあるべき場所にあります。手のひらには、指の芽ができてきました。足の形も現れてきました。
発達は、バランスよくすすみません。ある日は、腕の成長が…またある日は足の成長が…というように順番に成長していきます。赤ちゃんのおなかの中は、腎臓と肝臓でいっぱいいっぱいなので、へその緒の中に小腸をつくるんです。
ママの体の変化
赤ちゃんを授かったことはうれしいことですが、体の中の変化の影響で軽いうつ状態になっていたりイライラしたりするんです。ニキビができたり乾燥したり…肌の変化もこの影響です!
妊娠がすすむにつれ、落ち着いてきますので、肌には刺激の少ないお手入れにして、今は時が過ぎるのを待ちましょう!
こんな場合は医師に相談を!
・何日も食べられない
・妊娠前より体重が5kg以上減った
・1日中吐いてばかりで生活できない。
食べづわりの人は食べすぎに注意です!ちなみに、生まれてからもこのスピードで成長し続けると1カ月で身長約4500mになる計算になるそうです。
7週ー2日目
妊娠2か月の最終週ですね。だからと言って何も変わらないと思えて、不安だったり体調も今一つだったりで気分も晴れない感じがすると思っていませんか?
あなたの子宮の中では、大急ぎで赤ちゃんは、大切な脳を作っています。目に見えないことで頑張っていることを想像してみるとわくわくできるかも…。
7週ー3日目
7週2日まわりからみても妊娠してるって見えない時期電車やバスにのっていて席を譲ってほしいなと思ったりしていませんか?人とぶつかったりしてこけたらどうしようと心配になったりしていませんか?妊娠マークをカバンなどにつけておくのもいいですね。妊娠マークによって周りの方もあなたの大切な赤ちゃんを守ってくれますよ。タバコとかも避けてくれると思います。
最近は妊娠マークをデコってかわいくつけてみませんか?
7週ー4日目
おりものが多くなってませんか?妊娠することによっておりものも多くなり、膣の自助作用が低下するのでカンジダになりやすくなります。ここで下着に目を向けてみましょう。
おなかがしっかりつつまれていますか?素材は、体に優しいものですか?おりものが多いので1日数回換えましょう。
おりものシートもありますが、できるだけオーガニックコットンの布ナプキンをつかいませんか?
7週ー5日目
日々の生活で困ったことは、ないですか?パートナーやあなたが、一番信用できる方に相談することができますか?これからの妊娠期間はもちろんのこと出産育児の時に頑張りすぎない!人に頼ることができる、甘えることができるかでずいぶん変わってきます。がんばったらできる!我慢したら何とかなる!は、厳禁。甘えていいんですよ。頼ってもいいんですよ。
安心して過ごすことができるようになるといいですね。
7週6日目
妊娠したことは、受け止めれていますか?もしかすると思いがけないことだったかもしれません。けれど、産もう!産みたい!赤ちゃんに会いたいと決めた気持ちは、それだけで100点満点ですよ。
赤ちゃん自身が、ママを選んできてくれてるんです。相思相愛の関係ですから、自信を待ってくださいね。
7周7日目
妊娠2か月最後の日です。妊娠7週目の1週間はどんな1週間でしたか?
明日からは妊娠3か月(妊娠8週)になります。ほどんどの赤ちゃんの心拍が超音波エコーによって確認できるようになりますね。
次の妊婦定期健診が楽しみになってきますね。
毎日の日記は大変!めんどう!なんておもってませんか?
1週間のままの気持ちや体調、胎児ちゃんへの思いをとどめてみませんか?あとで素敵な記念になりますよ。
8週目
8週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:13~18mm約1g1円玉くらいの重さです。今まで軟骨だったのが、固い骨になってきます。何かに触れたときの反射作用もあります。
◎できあがるもの
脳の中:大脳半球となる組織もはっきりしてくる
お顔:まぶたの形成スタート。目の構造がかなり発達。鼻らしきもの・耳もできあがる
体の中:胴体が伸びる。背骨も発達手足:ひざや足首の場所がへこんでくる。手のひらには溝ができ、ひじもはっきりわかるようになり、そこで曲がるようになります。自力で手足や体を動かせるようになりますが、まだ小さいのでママの体にはぶつかりません。ですので、残念ながら、ママがその動きを感じることはできません。
ママの体の変化
血液量も増え、胸が変化してきます。産後のためにサポートをはじめましょう!
ママの病気が胎児にも感染する時期。帰宅後の手洗いうがいはもちろん、外出にはマスクをするなど予防が大切です。ふくらはぎや太ももに静脈瘤ができる人も…(静脈瘤:血管に一部がふくらんでこぶみたいにふくらみます)
対策は…
・足を高い位置におく
・足を組まない
・長時間立ち続けるのを避ける
・1日30分くらいの適度な運動をする
・体重が一気に増えるのを避ける。
はじめの妊娠で静脈瘤ができた人は、今回の妊娠でもできやすいので注意しましょう。
すでに羊水は5~10mlあります。常に赤ちゃんは羊水に浮かんでいる状態なんですね。
8週2日目
8週目になるとおなかの新しいいのちは、胎芽から胎児と呼ばれるようになります。少し前までは、生理が来ないな、「うっ」といってテレビでは合図のようにトイレに駆け込むシーンが、丁度このころですね・・・。
今は、尿検査などで早い時期にわかっていますね。8週になると心拍もほとんどが確認できます。心拍が確認できるとホッと一安心できますよね。ほんとうに宿っていることが実感できる瞬間です。改めておめでとうございます。
8週3日目
つわりは、つらいですよね。でも、つわりは、よいサインでもあるんです。おなかの中で胎児がすくすくと成長している証明でもあるんですよ。だけど、「出血」のサインだけは、よいサインではないです!少しの出血でも赤ちゃんからのサインの場合もあるので、かかりつけの産院に必ずご相談してくださいね。
そして、できるだけ安静にしてくださいね。安静って、からだを休めるだけではなく、気持ちも休めるようにしてくださいね。
8週4日目
胎児の心拍を確認でき安心できたら、どんどんと膨らんできますか?赤ちゃんへの思いもう実は、性別もきまっています。見てわかるようになるのは、もう少し先ですが・・・。
おなかにそっと手を当てて赤ちゃんとの会話をしてみませんか?赤ちゃんの声が聞こえてきますよきっと。ママを大切に思っている声が聞こえてきたはずです。
8週5日目
なんだかイライラしてないですか?なんで私ばかりしんどいの?って思ったりしてないですか?そして、そんな風に思ったり感じたりする自分を許せなかったりしてませんか?
一生懸命胎児が成長するためにからだがすごく変化しているときです。ホルモンも嵐のように劇的な変化をしているので、気分にむらが出たりしやすいときです。そんな時一番話をしたり気持ちを分かってくれるっていう人がひとりはいてますか?その方がパートナーならなおいいですよね。我慢せず、気持ちをしっかりと伝えましょう。
気持ちが落ち着くと気分も少しは楽になります。もし、いないときは、お近くの保健センターの保健師や助産師に相談してみてください。少しは楽になります。これからの妊娠・出産・育児の頼もしい方になっていってくれます。
8週6日目
からだは、冷えてませんか?からだの冷えがあるとつわりもつらくなることがあります。冷えを自覚してないこともあります。「首」を温めるとぽかぽかとしてきます。「首」っていうのは、「首」「手首」「足首」です。レッグウォーマー・ケープなどで工夫してみてください。
胃のあたりの背中の部分を温めると胃の調子も少し良くなることもあります。気持ちいいと感じることが、大事なので、やってみて不快に感じたならやめましょう。
8週7日目
そろそろ、母子健康手帳は、もらいに行きましたか?胎児心拍が確認できたら母子健康手帳をもらいに保健福祉センターや保健所へ行きましょう。
母子健康手帳には、妊娠中や子育てに必要ないろいろな情報が書かれています。一度目を通してみましょう!
そしておなかの中に宿っている子へのプレゼントとなるので、各週数のコメント欄に気持などを書いていってください。つねに持っておくようにしてくださいね。
9週目
9週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:22~29mm体重:1~3gティースプーンにおさまるくらいの大きさです。2頭身になります。
◎できあがるもの
脳の中:頭蓋骨の基ができ、首もできてきました。
お顔:舌と耳の外側はほぼ最終形。でも位置はまだ下にあります。
体の中:心臓は脈打ち、胃は消化液をつくり、肝臓は血液をつくっています。腎臓は血液中の老廃物の除去をしています。男の子は陰嚢がつくられます。
手足:手の指も少しずつ長くなる。水かき状から1本ずつに離れてきます。足にも指になるくぼみができ、水かき状になってから指が長くなってきます。そして足の発達にとって重要な時期が終了。
赤ちゃんの成長スピードは今後さらに加速します!もう胎芽ではなくちゃんと体形の整った小さな赤ちゃんになっています。
ママの体の変化
体形が変わり、シミなどの色素沈着も目立ってきます。
でも、心配いりません。産後は元に戻ります。子宮はこの1週間でにわとりの卵くらいの大きさから、テニスボールくらいに大きくなります。
レントゲン撮影・薬・アルコールは避けましょう。休養・栄養・水分をしっかりとり、ゆっくりリラックスしましょう。ホルモンの変化で関節が柔らかくなるため、いつもより体が軽く感じることもあります。でも、普段よりずっと力を加えてしまう傾向にあるので、注意が必要です。
9週2日目
9週1日つわりも一番強くなってきてるかもしれないですね。胎盤ができるまでは、赤ちゃんを守るためにたホルモンが働いています。そのために気分が悪くなったり、だるかったり、頭が痛かったりと人それぞれな症状として表れているかもしれないですね。
妊娠するまでの生活で無理をしていたところを休ませるための症状ともいわれています。食べ過ぎていた方は、胃を休めるように食べれなかったり。動きすぎていた方は、ゆっくりと休むようにだるかったり、眠たかったり。少しのんびりとしてもいいんですからね。人にも甘えましょうね。
9週3日目
お仕事をされている方へ職場への妊娠の報告はしましたか?産休や育休をはじめ、妊娠中や産後に使える制度や仕事の内容によっては、部署変更希望や夜勤免除など赤ちゃんとあなたを守るための制度があります。それだけでなく、報告をすることで回りに理解をしてもらうことで働きやすくなります。
もし、急なことで今までのように働くことができないことや休暇を長期にとることがあるかもしれません。そのときに周りの理解によってサポートを受けやすくなります。早いうちにご相談ご報告してみましょうね。
9週4日目
上にお子様がいている方へ上のお兄ちゃん、お姉ちゃんに「ママのおなかの中には、あなたの弟か妹になる赤ちゃんがいてるんだよ」って伝えましたか?
もしかしたら上の子どもたちのほうが先に赤ちゃんの存在に気づいてママに教えてくれたパターンでしょうか?上の子と言ってもまだまだ赤ちゃんだし、いってもわからないかな・・・なんて思ってませんか?ちゃんとわかっています。とても敏感なので感じ取っているはずです。ママのほうから教えてあげてください。
そしてあなたもこうやって大切にはぐくんでいたことを教えてあげてくださいね。うまれる前から兄弟のことを感じてもらっていきましょう。
9週5日目
出産するところはもう決まりましたか?
総合病院・産院・助産院・自宅出産・・・自宅で産後も過ごすから自宅近くのところで産む。里帰りをするのなどいろいろ選択できます。
パートナーや周りの意見も大切なのでしっかりと相談して決めましょう。ただ、最終的には、あなたがどんなお産をしたいのか、求めているものは何かをしっかりと考えて、見つめなおしてお産する施設を決めましょう。
出産は、赤ちゃんとママの共同作業。産ましてもらうのではなくて、自分自身が産むんだから、しっかりと情報を集めて考えましょう。実際に見学に行ってみるのもいいですよ。
9週6日目
赤ちゃんより先にワンチャンや猫ちゃんなどのペットが家族の一員のかたへ。ペットの中には寄生虫がいて胎児に影響することがあります。妊娠中は、赤ちゃんを受け入れるためやつわりなどでからだの免疫力が低下していることがあります。そのため、ペットに口移しでえさを与えることでうつることがあります。口移しでのえさを与えない。排泄物の処理をした場合は、必ず手洗いを徹底しましょう。
まだ先ですが、赤ちゃんが生まれたらの生活についても少し、考えていきましょう。赤ちゃんやペットのためにも一番良い選択をご家族と話し合ってみてください。
9週7日目
パートナーの方へ周りで見ているとつわりで辛そうだったり、イライラなど情緒が不安定な様子で、どうしたらいいのかと悩んでませんか?
辛いことを相談されてもどうしていいのかわかないので触れないようにしていませんか?妊娠することでカラだの変化だけでなく、気持ちもうれしさと不安や驚きなどいろいろな感情で本人も戸惑っています。辛そうにしているならそばで寄り添う、気分が悪そうなら背中をさすってあげる。
ごはんも作らなくてもいいよと言ってあげたり、総菜を買ってきてあげるなど、何かアクションを起こしてあげてください。やさしさに触れることで心の安心につながり症状が落ち着く場合もあります。
11週
11週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
大きさ:5cm体重:7.5gくらい骨と筋肉が急成長中です。新生児の体に近くなってきます。
◎できあがるもの
お顔:手足の爪・髪の毛の基ができてきます。目の虹彩(黒目の中にある薄い膜)が発達します。
体の中:腸が少しずつ体内に移動しはじめました。
身体:胴が少しずつ長くなり姿勢がまっすぐになってきます。皮膚は透明ではなくなってきます。
手足:関節は大人の関節と同じ形になります。まだ短いですが、血管が通っているんです。このころから、赤ちゃんがそれぞれ個性的な動きをはじめます。筋肉のつき方はみんな少しずつ違うからです。そして、この時点で赤ちゃんの表情は両親の表情に似ています。
ママの体の変化
つわりのピークもひと段落。まだ気持ち悪くても、たいてい18週までにはおさまります。生産される血液が増えるので、血管が浮き上がって見える場合もありますが、妊娠中にはよくあることです。ほくろ・シミ・あざ・胸の先っちょなど色が濃くなってきます。
母乳育児に備え、赤ちゃんが食事源を見つけやすくするためです。体重の変化も人それぞれですが、1週間で500g以内・1カ月で1~1.5kg程度を目安にしましょう。
ママの子宮はグレープフルーツくらいの大きさです。羊水は約30ml。3時間おきに新しいものと交換しています。
11週2日目
妊娠3か月の半ばを過ぎました。食事をきちんと食べれない状態かもですが、出すもの(排泄)は、出ていますか?つわりによって食事の変化があったり運動量が低下したりして、便秘になりやすい時期です。便秘になると、つわりの症状がきつくなったりすることがあります。便秘を解消するように、決まった時にトイレに行く。水分を少しずつこまめにとる。食べれるもの食べれるときにヨーグルトなど腸内細菌を整えるものや果物を取り入れるなど自部に合った方法を試してみましょう。
どうしてもの場合は、産科で相談しましょう。緩めのお薬もあります。そのうちに改善されてくることが多いです。
11週3日目
妊娠に気づかず風邪薬をのんでしまった。レントゲン検査を受けてしまった。などなど気になり不安に感じて毎日を過ごしていませんか?今は気にしないようにしませんか?
赤ちゃんのしっかりとした心拍をみると元気さを感じることができませんか?生命力ある胎児が頑張って成長しています。その生命力を信じてあげましょう。
11週4日目
妊娠していると風邪やウイルス感染症など気になることがいっぱい。免疫力が少し低下していることもあり、かかりやすいこともあるので、手洗い、うがいはしっかりと心がけましょう。人混みでは、マスクをするのもいいですね。一緒に生活をしている人にも気を付けてもらえるといいですね。規則正しい生活を心がけましょう。
11週5日目
気分のいい日には、何をしていますか?できていなかった家事をするのもいいでしょう。掃除をすると気分も晴れやかになることが多いですよね。買い物に行くのもいいですよね。疲れない程度にからだを動かすのもいいでしょう。普段お仕事をしている方は、のんびり過ごすのもいいですよね。散歩なんていかがでしょうか?パートナーの方と生活の場をゆっくりと散策してみてください。
季節の移り変わりや今まで気づかなかったお店や小児科などの発見があると思います。きっと思い出に残る1ページが刻まれると思いますよ。
11週6日目
食べつわりって知っていますか?つわりは、気分が悪くなったり、食べれなかったり、吐いたりですが、空腹感があると気分が悪くなるため常に何かを食べていないとというのが、食べつわりです。食べつわりも胎盤ができるころには落ち着いてくるのですが、常に食べているので、体重増加が心配です。
この時期の体重の増えは、ほとんどママの体についているので、口に運ぶものをすこし選んでみましょう。
11週7日目
子宮のあたりのツッパリ感が不安になっていませんか?何となく下腹部が張る感じや痛いとまでは言わないが違和感を感じるなど・・・まだまだ胎児は大きくないのですが、子宮が大きくなってきつつありそのため引っ張られるような、牽引痛を感じてしまうことがあります。出血がなければ安静にして様子を見ましょう。
下着や衣類などしめすぎてないですか?冷えていると下腹部が張りやすくなるので足もとや腰回りを冷やさないように温めましょう。
11週
11週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
大きさ:50~61mm
体重:13g 先週の2倍のサイズになりました。
できあがるもの
脳の中:サイズはちいさいものの、出生時と同じ構造になります。
お顔:顔に触れると反射で目を開くようになります。永久歯の基礎や声帯の形成がスタートします。口の固い骨もできあがります。鼻と口は完全に分離します。
体の中:甲状腺・膵臓・胆のうが発達し、完成します。膵臓はインスリンを分泌しはじめます。腸のほとんどがおなかの中に移動しました!消化器官の壁の筋肉も機能するようになります。消化の練習のスタートです。
身体:この時期の皮膚はとても敏感なので触れられるとすぐに赤ちゃんは体を動かします。
手足:指の爪ができます。
ママの体の変化
体重がこれまでに1~2kgほど増えた人もいるでしょう(減っている場合も気にしないように)経産婦は、前回よりも増えやすい傾向にあるので気を付けましょう。妊娠線について心配な方も多いでしょう…。実際に9割近い妊婦に妊娠線ができます。ホルモンバランスの変化で、頭痛がしたりおりものが増えることもあります。白っぽいおりものが多く出るときは医師に相談しましょう。
もしも、立ちくらみやめまいがあるときは、一旦横になって足を頭より高い位置にあげましょう。落ち着いてからゆっくり起きるようにしましょう。
11週2日目
妊娠3か月の最終週です。少しずつ、つわりも落ち着いてくる頃です。食べれるようになってきたら気を付けてほしいことがあります。今までは、食べれるときに食べれるものをでよかったのですが、つわりの反動で食べ過ぎてしまうことがあります。体重もうなぎ上りになることも・・・。
規則ただしく食事をとりましょう。ある程度、朝昼晩の時間帯を決めましょう。食べるものにも少しずつ気を使われるといいですね。からだが喜ぶものをとることで赤ちゃんも喜びます。
葉酸の不足は、神経系に影響を与えるので枝豆やホウレンソウ、芽キャベツ、ブロッコリー、イチゴ、納豆などもいいでしょう。葉酸を多く含まれているからと言っても避けたほうがいいものもあるので気を付けて選びましょう。
11週3日目
胎教って聞いたことありますか?クラッシック音楽を聴いたり、英語を流していたりするのが、胎教ではないですよ。賢い子になってほしいと願い赤ちゃんに教えようとする・・・は、胎教ではないです。ママが好きな音楽を聴いたり映画や絵画をみてリラックスする。パートナーとそんな時間を共有することでうれしい、安心する。
おなかにそっと手を当てて赤ちゃんに語り掛けてあげる。幸せな気持ち、時間になることがとても大事です。それが胎教なんですよ。ママがいっぱい幸せに感じることができるといいですよね。
11週4日目
これから赤ちゃんが育つときにママのところから必要な栄養をもらってすくすく大きくなっていきます。ですので、ママは、食べれるようになったらカルシウムが含まれるものを意識して取りましょう。
カルシウムは、赤ちゃんの骨や歯を作る際に必要です。ママの将来の骨粗鬆症を避けるためにも気を付けたいですね!
11週5日目
妊娠前より女性は貧血の方が多いです。そのため、妊娠すると赤ちゃんのために妊娠とともに血液が薄められることもあって、鉄が不足傾向になります。
女性は、もともと貧血気味なので症状としては、あまり現れないので、血液検査の値を見るとびっくりするかもしれないです。まだまだ先ですが、出産のときに出血が多くならないためにも意識して鉄分の多い食事からとるようにしましょう。
11週6日目
健診はパートナーと行くことができますか?パートナーでなくても安心できる方と行くときもいいですね。健診の時に超音波エコーで赤ちゃんの様子を見ることができます。一緒に喜んだり、確認確信することで絆も深くなることでしょう。ときに予定外の状況がわかり不安になることもあるので、健診の時は予定をあけてもらえるといいですね。
検診に付き添てもらえないときは、もどってから診察の結果をできるだけ詳しく、そしてどんな気持ちになったかなども話してあげましょう。育児の第一歩です!
11週7日目
妊娠3か月最後の日です。どんな3か月でしたか?胎児は、2頭身くらいの大きさでいろいろなパーツもできてきています。子宮の守られた中でしっかり大きくなっていっています。
しっかりと動き回ったり羊水を飲んでおしっこに出すなども生まれてからのことももう始まっています。イメージをしながら赤ちゃんのことへの思いを膨らませてみましょう。あたたかい気持ちになりませんか?
12週
12週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:6~7cm
体重:15~20gほど。赤ちゃんの成長速度は少しゆっくりになります。
◎できあがるもの
お顔:のどに声帯がつくられます。歯ぐきの中に20本の乳歯とその歯の周りがつくられます。
体の中:腎臓でつくった尿が、羊水に排出するようになります。赤ちゃんの腸がすべておなかの中におさまりました。腸の中に栄養を吸収する繊毛ははえてきます。
手足:大部分の骨が固くなっていきます。赤ちゃんの体内の消化器官はすでに働いているんです!
◎胎盤について赤ちゃんと一緒にで成長していますが、スピードはゆっくりです。今の重さは約28gです。
★ママの体の変化
身体を締め付けて血液の流れを悪くしないように、適度にゆったりした服を着ましょう。普段より疲れやすい時期なので、スケジュールを調整しましょう。
お風呂でのリラックスもいいですが、熱いお湯に長時間はいるのは避けましょう。かえってからだが疲れてしまい、立ちくらみの原因にもなってしまいます。つわりで特定のものが食べれなくなった人は、その分、不足する栄養素を補うようにしましょう。
でも、砂糖やパン・ごはんなどの炭水化物はとりすぎると肥満につながるので、気を付けましょう。ママの体から定期的に老廃物を出せるように、頻尿になります。トイレに行きたくなったら、我慢せずにトイレに行きましょう。
12週2日目
妊娠4か月にはいりました。そろそろ胎盤が完成しつつあるころになってきましたね。つわりも随分と楽になってきたという感じではないですか?
つわりも個人差がとても激しいので自分の感じ方でいいのですよ。楽になってきたなら食べ物には、注意してください。体重オーバーと先生に注意を受けることも少なくないですよ。
食欲に任せると食べ過ぎてからだや赤ちゃんに負担がかかってきます。気を付けたいですね。
12週3日目
お口のことについて。つわりなどでお口の衛生が保てなかったと思います。一度歯科に行ってみましょう。母子健康手帳にも口腔内のチャックのページがあります。虫歯だけでなく、気を付けたいのは、歯周病です。悪化すると切迫早産を引き起こすことがわかっています。
お口のトラブルをできるだけ避けたいので、つわりも少し落ち着いたら、歯医者に行ってお口の健康チェックをしてもらいましょう。
12週4日目
おなかも少しポッコリとしてきたように思いませんか?マタニティー服には、まだまだ早いですが、少しゆとりのある衣類を選びましょう。
腹部を締め付けないような衣類や調整できるものを選ばれるといいです。マタニティー用のショーツは大きくてびっくりするかもですが、お臍のあたりまりすっぽりと覆うくらいのゆったりとしたものを選んでください。材質も妊娠中のホルモンの変化によりかゆみなど皮膚のトラブルも起こりやすくなってきます。
そのため綿100%で肌触りの良いものを選ぶといいですね。洗濯石鹸や柔軟剤の使用にも注意しましょう。柔軟剤の代わりにクエン酸をすすぎの最後に入れると生地触りが柔らかくなります。
12週5日目
これからおなかがどんどんと大きくなってきます。赤ちゃんの成長を喜ぶ半面心配なことも出てきますね。その一つで妊娠線についてです。
妊娠線は、胎児の成長により支給が増大しその際に皮膚がついていけず、真皮にが避けてしまいます。その時の断裂痕を妊娠線といいます。おなかだけでなく、急激に乳腺が発達しておっぱいにもできることがあります。
妊娠線を消すクリームなどもありますが、保湿クリームなどでマッサージするようにすると少しずつ薄くなることもあります。予防にもなります。
12週6日目
へその緒は、子宮の壁についている胎盤からでていてママのお臍とつながっているわけでないことをしっていますか?案外赤ちゃんのお臍とママのお臍とをつないでいるのが、へその緒と思っている方も少なくないです。胎盤はママの血液と赤ちゃんの血液を混ざることなく、ママの血液から必要な酸素と栄養をへその緒を通じて送ります。
そして、赤ちゃんのいらなくなったものを返してママで処理してもらいます。いのちをつなぐ、とても大切な胎盤とへその緒を出産したあとにぜひ見せてもらいましょう。
12週7日目
定期健診でかかりつけの医師にいろいろと相談ができますか?かかりつけの医師だけでなく、かかりつけの助産師を見つけるといいですね。産院では、担当助産師がいるところもあります。
なかなか医師に相談できないときも助産師に相談するといいですよ。医師にうまく伝えてくれることや、医師に相談までもしないことなどもきっと親身になって聞いてくれるでしょう。
13週
13週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:7~8cm
体重:20~50gほどぎこちなかった筋肉の動きもスムーズになってきます。
◎できあがるもの
お顔:歯ぐきの下に乳歯が生え、気管や食道・のども現れます。唾液も出せるようになります。体の中:羊水を肺に入れたり出したりして、呼吸の練習をはじめます。肝臓の指示を受けて、脾臓が働き始めます。
身体:生殖器が発達し、見分けがつくようになります。大腸の位置も移動し、きちんと小腸の周りになります。
手足:手がさらに発達します。親指とほかの指を分けて使うこともできるんです。足はまだ発達中で短いままです。
★ママの体の変化
つわりがおさまってくるので、妊娠生活が楽しくなってきます。バランスの良い食事を心がけ、無理しないように気をつけましょう。もしも、まだ不快感が残るなら、食事の量を減らし、回数を多く食べるようにしましょう!ご飯をゆっくり食べ、1~2時間は静かに過ごしましょうママのおなかがすいていなくでも、赤ちゃんのおなかはすいています。
食事を抜いたり、一度にたくさん食べるのは避けましょうね。この時期になると、便秘がちになるママもいます。妊娠ホルモンが腸の働きを鈍くしてしまうんです。
1日2Lの水分をとるようにしましょう。朝起きたときに水や牛乳・温かい飲み物を飲むのがいいでしょう。妊婦検診を定期的に受けることが大切です。
経産婦でも妊娠生活を無事に過ごすために必要です。体調の変化や気になることがあれば、ささいなことでも相談しましょう。
13週2日目
まだまだ先のことですが、産後のイメージできますか?産後の生活は、できるだけ、ゆったり心もからだも休めながら過ごせるといいですね。
出産場所や里帰り期間、自宅で生活をするならばサポートする人はいるのか・・・などなど、産後の生活でサポートが受けれない場合は、条件によっては、産後ケアのサポートが受けれることがあることを知っておきましょう。その場合は、保健センターなどでご相談してみましょう。
13週3日目
おにいちゃんやおねえちゃんの様子は、どうですか?赤ちゃんが宿ったころ、上の子が「赤ちゃん来たよ!」急に甘えがきつくなった・・・など教えてくれたのエピソードもよく聞きますね。
上の子におなかの赤ちゃんのこと伝えてあげてくださいね。ちいさいから、わからないからでなくて、教えてあげてください。おなかの中の赤ちゃんのことを少しずつ伝えていくことで、準備をしていけますよ。そして、上の子とだけの時間を大切に楽しんでください。
13週4日目
つわりが落ち着いておなかもすくことも助けて、だらだらと食べ続けてませんか?カロリー的には、まだこの頃は、妊娠前から50カロリーアップで十分です。
つわりで減った体重も一気に戻ってきます。体重の急激な増加は、ママの体にも胎児にもあまりよい影響はありません。
食べ過ぎたりすることを注意して、散歩や最寄りの駅から一駅分程度歩いたりしてみましょう。今まで気づかなかったお店や風景に出会えるといいですね。
13週5日目
栄養を考えていろいろな食品を取りましょう!お魚は、良質のたんぱく質で食事の中には、取り入れてほしいものです。
がしかし、魚の中には、赤ちゃんの中枢神経に影響する水銀が多く含まれているものもあるので、かたよった食品の取り方をしないようにしてください。魚だけでなく、ミネラルたっぷりのひじきなどの海藻類も少し気を付けたいけども、大量な摂取でなければ影響がないといわれているので、バランスが大事ですね。
13週6日目
妊娠中のホルモンでしみ、そばかすができやすいことは、ご存知ですよね。UVケアは、必要ですが、骨の形成で必要なビタミンDは、紫外線の影響を受けて活性化されます。
UVケアをしながらお散歩などをしましょう。食事でもキノコ類やお魚の鮭などもビタミンDが含まれていますので、食事から取り入れて活性化をさせて骨の形成を助けてあげましょう。
13週7日目
妊娠13週目はどんな1週間でしたか?なかなか時間が経たなかった、あっという間に過ぎてしまった・・・いろいろですよね。どんな1週間だったかすこし思い返してみませんか?
そしてその時におなかにそっと手を添えて赤ちゃんへ語り掛けてください。パートナーと一緒にするのもいでしょう。胎児に思いを寄せてみましょう!
14週
14週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:8~9cm
体重:50g強ほど、赤ちゃんがもっとも急激に成長する時期です。
◎できあがるもの
お顔:首が発達し、肩の上にのっていた状態の頭が首の上になりました。髪の毛のはえるパターンが決定します。頭の向きを変えたり、口を開けたり。唇をぎゅっと結んだりすることができます。
体の中:呼吸の練習で、羊水を飲んだり吸ったりしています。飲み込んだ羊水は、消化器官の練習に使います。心臓は1日25L弱の血液を送り出しています。
手足:手は握りこぶしをつくったり、親指を動かしたり、手首を曲げたり、何かをつかもうとしたり…。足も同じく、つま先を丸めたり、足の甲をパタパタさせたり…。とても高度な動きができるようになっています。おなかの中で体を動かすことで、エクササイズもしています!
★ママの体の変化
子宮もどんどん大きくなるので仰向けになると大きな血管を圧迫するようになります。身体の左を下にして横になりましょう。血液の量も増えますが、脳や肝臓に流れる血液はほとんど変わりません。
しかし子宮や腎臓に流れる血液は大幅に増えます。足首や足の甲がむくみやすくなってきます。長時間立つことを避け、座っているときはなるべく足を高い位置に置きましょう。
これから皮膚が急激に伸びてくるので、妊娠線もできやすくなります。ケアをするようにしましょう。
14週2日目
つわりも落ち着いてきましたか?母子健康手帳の中には、その時期に様子や気持ちをかけるようになっていることは、ご存知ですよね。もう少しページをめくるとお口内のチェクの項があります。
お口の中を一度歯科に行ってチェックしてもらいましょう。歯肉炎などがあると切迫流早産の原因になることがあるので、治療が必要なことがあれば、治療をしてもらいましょう。
妊娠をしていることで、歯ぐきから少し血が出やすいこともあるので、オーラルケアの方法を教えていただきケアをしてください。
14週3日目
パートナーの方へ。「今日は、どうすごしていた?」「体調はどうだった?」健診だった時などは、「健診はどうだったかな?」など、気遣いを言葉にだしてますか?
その日の体調や様子を聞いてあげましょう。きいたら、「そうなんだ・・・」「よかったね。ぼくも~」などとしっかりと話を聞いてあげる、気持ちを理解してあげる、伝えることをしてください。妊娠したことで、うれしい気持ちとその反面まだまだ、不安な気持ちもあります。そばで、しっかりと受け止めてくれることは、これからの妊娠、出産、育児の時に力になります。その時そっと、手を握る、頭をポンポンなど触れ合うことは、より安心できると思いますよ!
14週4日目
妊娠とともに乳房も乳腺が刺激されて大きく、乳輪乳頭も色素が濃く黒くなってきて、びっくりされてませんか?容姿の変化が少しずつ目に見えて戸惑いがあるかもしれませんね。
これから、どんどん変化がありますが、今、あなたの中で大切にはぐくまれている命を守るためにからだもママになろうと準備をしています
。敏感なところのため乳房の張りや乳輪乳頭のかゆみを感じるかもしれません。今つけているブラジャーがきついと感じたら、マタニティ用のものやワイヤーの入らないタイプのものにかけるのもいいです。そして素材もコットンなど刺激の少ないものを選びましょう。
14週5日目
今かかっている病産院で「おっぱいチェック」されましたか?以前は、出産までにおっぱいチェックを行い、陥没乳頭などの人は、乳頭を出すための装具を付けたり、マッサージの方法を教えてもらったりしました。しかし、妊娠中のおっぱいのケアは、不要ということが最近わかってきました。
陥没乳頭や扁平乳頭だから母乳育児をあきらめなくても大丈夫。少し時間はかかるけどちゃんと赤ちゃんがママのおっぱいをうまく飲める工夫ができます。
その工夫方法を妊娠中、病産院の助産師に相談してみましょう。それまでは、乳房も普通にお風呂の時にあらい清潔にしておいてあげてくださいね。
14週6日目
実家のご両親やパートナーのご両親のと関係は、どうですか?今は、お二人で何とかなることも多いでしょう。
しかし赤ちゃんが生まれた後、いろいろと気持ちや肉体的にも頼りたいことも出てくるかと思います。ただ、親世代の方々もそれそれの生活をしています。甘えるときには、相手の気持ちも理解しつつ感謝の気持ちでお手伝いしてもらえるといいですね。世代間ギャップ!言われていますが、親世代では当たり前の方法でした。
否定から入るのではなく、その方法でお二人は元気に育っているのですから、お互いに理解しながら、生まれてくる赤ちゃん、ママの最善の方法を考えていってみましょう。
14週7日目
一妊娠に一人助産師を!助産師は、どこで生息していますか?病産院の外来や病棟、教室でふと出会うことが多いのではないでしょうか?妊娠・出産・産後・育児のケアのエキスパートである助産師!にいろいろと相談されてはいかがでしょう。かかりつけ医のようにかかりつけ助産師を是非お勧めします。あなたの身近なところの相談など、寄り添ってケアをしてもらえると思います。
助産師は、出産のとき、おっぱいのトラブルの時にだけ活躍するのではありません。生活にそったケアを最もしてくれる存在だと思います。
15週
15週1日目
おなかの中のあかちゃんの成長
◎大きさ:12cm
体重:100gほど この2週間で倍の大きさになりました!いよいよ4カ月が終わります。
◎できあがるもの
脳の中:脳みその大きさは、ポンポン玉くらいの大きさになりました。大きさだけじゃなく、シワも増えて脳の働きが成長しています。
お顔:耳がきちんとした位置に近づいてきました。様々な表情もできるようになりました。脳が命令を送り動かし方の実験中というところです。
体の中:骨がさらに形成され。筋肉も強くなる。頭と身体がまっすぐになってくる。体が成長し、性別が目で確認できるほどはっきりしてきます。うぶげも生え始めました。
手足:足が伸びてきて、爪がつくられます。
★ママの体の変化
お腹がふっくらしてきて、少しずつママになる実感がわいていると思います。血液の生産量が増え、鼻血が出やすくなったり、つまったりするかもしれません。
室内が乾燥しすぎてませんか?加湿器を使ったり、濡れたタオルを干すなど乾燥対策をしましょう。体重がさらに増えます。出産・産後に備え、体重が増えやすくなっているんです。増えすぎには注意!
乳房から透明な液体が出ることもあります。これは初乳ではなく、ホルモンの変化によって乳腺にたまっているものです。
子宮がだんだん大きくなり、靱帯に負担がかかるためお腹に痛みがあることもあります。そのときは、座って楽な姿勢にしましょう。
15週2日目
気分のいい日が多くなり食欲が出てきます。だるく感じていた身体も軽く動きやすくなるでしょう。子宮は大きくなるにつれて骨盤の上のほうに上がってくるので、膀胱への圧迫が少なくなり頻尿などの症状が軽減されることがあります。これからの妊娠生活を充実し楽しく過ごすためにちょっと赤ちゃんに挨拶しましょう。そっとお腹に手を当てて素直な気持ちを伝えてあげるといいですね。
パパはまだパパとしての実感は少ない時期ですがママと一緒にママのお腹に手を優しく当て赤ちゃんにエールを送ってあげましょう。
まだ、お腹の上からは赤ちゃんの胎動はわかりませんがママの子宮の中で赤ちゃんは腕を曲げ伸ばししたり子宮の壁をキックしているのです。
ママの気持ちが穏やかでリラックスしていると赤ちゃんも楽しくてご機嫌です。
15週3日目
少しずつ身体が変化していますね。入浴の時などに身体を見てみましょう。モントゴメリー腺(乳輪部の小さな突起)が発達します。
体も丸みを帯び下腹部あたりがなんとなくふっくらしてきます。下着は肌触りの良いコットンなどの素材を選びましょう。ブラジャーはマタニティー用もので締め付けずサイズに合ったものを選びましょう。冷えは禁物です。ショーツも臍までのすっぽり覆うタイプのものを選んでください。
冬の妊婦さんは冷えないようにされていることが多いですが、夏の妊婦さんも冷え予防が大切です。冷房+フローリングの床+冷たい飲み物=冷えなので夏でも靴下を履き、暖かい飲み物を飲み冷えないようにしていきます。お母さんが氷をガリガリほおばったり冷たいジュースを飲むと胃が冷やされ子宮も冷やされてしまいます。
仕事をされているお母さんは職場で冷房が調整できないときはひざ掛けや腹巻などで暖かくしましょう。
15週4日目
妊娠によりおりものが増えることがあります。乳白色でトロッとしたおりものは正常です。黄色や緑色チーズ様でかゆみを伴ったりつよい臭いのあるは注意が必要です。妊婦検診でも膣内の細菌検査をします。おりものが気になってパンティライナーを使う人がいるかもしれません。長時間替えなかったりすると細菌の繁殖を増長させてしまうので適宜交換しましょう。
ここでお勧めなのが布ナプキンです。コットン素材で肌に優しく、蒸れ、かぶれ、匂いを防ぎます。使いやすく色柄もとてもかわいいものが多くなってきているので試してみてはいかがですか。
15週5日目
妊娠初期につわりや体のだるさで辛い思いをした妊婦さんは、身体も気持ちも楽になり妊娠前の生活に戻っても大丈夫!くらいの気持ちになるかもしれません。妊娠を前向きにとらえ、健診時に聞く赤ちゃんの心音に、安心し、超音波検査で赤ちゃんの元気な映像をみて喜びを感じるでしょう。胎盤が発達し、臍帯が二人をしっかり結びます。
お母さんが呼吸した空気から酸素を運び、食べたものから栄養を運び、免疫細胞で赤ちゃんを守ります。胎盤は臍帯を通して赤ちゃんに必要なものを運びいらない老廃物を転送するのです。元気になったからと言って張り切りすぎは禁物です。いつもお腹の赤ちゃんの声を聞き赤ちゃんの存在を確認しながら生活するようにするといいですね。
これからの妊娠生活を想像しどんな出産をしたいか、バースプランを考えイメージをふくらませていきましょう。
15週6日目
このころの体の変化でベットから起き上がるとき、急に起き上がるとめまいがして頭痛が起きることがあります。通常、寝て起き上がるときのような姿勢を変えるときは脳に十分な血液を送るために血圧は変化します。しかし、妊娠中は子宮への血液の供給が優先され脳への血流は少し減るので急な起き上がりなどで軽いめまいや頭痛がおきるのです。
まず、横を向いてゆっくり少しずつ起き上がると大丈夫。また、妊娠ホルモンの影響で歯茎が充血し歯磨きするだけで歯ぐきから出血することがあります。
つわりで口腔ケアが出来なかったこともあったため虫歯になりやすくなっています。妊娠後期になると子宮が大きくなり上向きが辛くなるので今のうちに歯科検診されてはどうですか。母子健康手帳を持参し結果を記入してもらってください。
15週7日目
おでこ、あご、頬のあたりの茶色や黄色いシミに気付くことがあります。これは妊娠によって分泌されるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンがメラニン色素を増やし起こります。体温も上がるのでお腹や胸の谷間にあせもや湿疹ができやすくなったりします。
乾燥しカサカサしてかゆみがでたりあせもなどでかゆみが出ることもあります。妊娠中のスキンケアは大切です。紫外線から肌を守り、乾燥を防ぐために、外出中はつば広の帽子をかぶったり、室内は加湿器を付けたりします。刺激の少ない保湿ローションやクリームの使用もいいでしょう。肌も敏感になっているので新しい化粧品はパッチテストをしてから使うのが望ましいです。
背中や足などつけにくいところはパパに優しくマッサージしながらつけてもらいママの体の変化への理解も深めましょう。
最近のママたちはヘアカラーをしている人が多いですが、妊娠中の髪質はダメージを受けやすくカラーリングによる胎児への影響もまだはっきりわかってない部分も多いのでおすすめしません。妊娠中はカットなどで変化を楽しんではいかがでしょう。