生後間もない頃から生後4ヶ月頃に、赤ちゃんの肌に赤いブツブツや、黄色っぽい湿疹が見られ、初めてのママさんは不安に感じられますよね。
乳児湿疹のほとんどが治療をしなくても、自然に治ることが多いものです。
ここでは
- ・乳児湿疹はいつまで続く?
- ・乳児湿疹の原因と予防・対処法
- ・病院受診の目安
について解説します。
目次
乳児湿疹とは?
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。
そのため、多くの赤ちゃんが「乳児湿疹」と呼ばれる皮膚のトラブルを経験します。
乳児湿疹は、新生児や乳児の顔や体に現れる赤い斑点やぶつぶつのことを指します。
特に、顔、頭皮、首、胸などに多く見られます☝
乳児湿疹はいつまで続くの?
乳児湿疹は生後2週間から4ヶ月の間に発症することが多いです。
大部分の赤ちゃんは生後6ヶ月までに自然に治りますが、一部の赤ちゃんは1歳を過ぎても軽い湿疹が続くことがあります。
しかし、心配しないでください。
ほとんどの場合、乳児湿疹は成長とともに消えていきます!
乳児湿疹の原因
乳児湿疹の原因は一つではありませんが、主に次の原因が考えられます。
1. ホルモンの影響
赤ちゃんが生まれるとき、母親のホルモンが赤ちゃんの体内に残ります。
このホルモンが赤ちゃんの皮脂腺を刺激し、過剰な皮脂分泌を引き起こします。
この過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、湿疹を引き起こします。
2. 皮膚の未熟さ
新生児の皮膚は非常に薄く、外部の刺激に対するバリア機能がまだ発達していません。
このため、乾燥やアレルゲン、細菌などの影響を受けやすく、湿疹が発生しやすくなります。
3. 環境(乾燥)が原因
乾燥した空気や高温多湿の環境も湿疹を悪化させる要因となります。
赤ちゃんの肌に適した湿度や温度を保つことが大切です。
乳児湿疹の治し方
乳児湿疹はほとんどの場合、自然に治るものですが、症状を和らげるためにできることもたくさんあります。
家庭でできるケア方法を紹介します😌
1. 保湿
赤ちゃんの肌を乾燥させないように、適切な保湿を行いましょう。
入浴後や洗顔後に、保湿クリームやローションを薄く塗ることで、皮膚の乾燥を防ぎます。
赤ちゃん専用の無香料で低刺激の製品を選ぶことをおすすめします☝
2. 清潔に保つ
赤ちゃんの皮膚を清潔に保つことも大切です。
適度な頻度で入浴し、汗や汚れをきれいに洗い流しましょう。
ただし、洗いすぎは皮膚の乾燥を招くため、洗浄後はしっかりと保湿を行いましょう。
3. 刺激を避ける
化学物質や香料が含まれた洗剤やスキンケア製品は避け、できるだけ刺激の少ない製品を選びましょう。
また、衣服は柔らかい素材を選び、締め付けの少ないものを着せることも大切です。
4. お部屋を加湿する
乾燥しすぎないように部屋の湿度を適度に保ち、赤ちゃんが過ごす環境を清潔に保つことも重要です。
特に冬場は加湿器を使って湿度を管理すると良いでしょう。
湿度は50%〜60%くらいを目安に♪
受診のタイミングは
次のような場合には、一度医師に相談しましょう。
- ・乳児湿疹がひどくなるばかり
- ・かゆみが強くて赤ちゃんが寝れない
- ・触ってとびひになったり膿んだりしている
- ・湿疹よりもかぶれ、ただれになっている
医師は必要に応じて、ステロイド軟膏や抗ヒスタミン薬などを処方することがあります。
日常のケアのポイント
赤ちゃんの肌はとても敏感ですので、日常のケアに少し工夫するだけで、乳児湿疹の症状を和らげることができますよ🌟
以下に、日常のケアのポイントをいくつか紹介します。
1. 衣服の選び方
赤ちゃんには、柔らかく通気性の良い素材の衣服を選びましょう。
肌に直接触れるものは、綿100%などの天然素材が適しています。また、衣服は洗濯前に新しいものでも一度洗い、柔軟剤や漂白剤は使わないようにしましょう。
2. おむつかぶれ対策
乳児湿疹とは別に、おむつかぶれも気になる問題です。
おむつは頻繁に交換し、赤ちゃんのお尻を清潔に保つようにしましょうね!
おむつかぶれがひどい場合には、おむつ交換の時に、ぬるま湯で優しく洗い、完全に乾かしてから新しいおむつをつけましょう。
少し大変ですが、便をした時だけでもこの対応をすると結構綺麗になります✨
また、病院で処方されたおむつかぶれの薬をしようすると本当に早く綺麗に良くなります。
環境整備
赤ちゃんの寝室は、適度な温度と湿度を保つのも忘れずに。
特に冬場は加湿器を使って湿度を管理し、空気の乾燥を防ぎます。
また、部屋を定期的に掃除して、ホコリやダニを減らすことも大切です。
4. 入浴の工夫
入浴は赤ちゃんのリラックスタイムですが、頻度や方法には注意が必要です。
毎日の入浴は皮膚を乾燥させる原因となるため、ひどい場合には2日に一度の入浴でも十分です。
入浴時には、ぬるま湯を使用し、短時間で済ませるようにしましょう。また、ベビー用の低刺激な石鹸を使用し、入浴後はしっかりと保湿を行いましょう。
お風呂に入る時のPOINT
- ・入浴は1日1回(それ以上は避ける)
- ・お湯が暑すぎると乾燥しやすいので38~39℃を目安に
- ・長風呂は避けて5分程度にしよう
- ・ゴシゴシ洗いはやめて、
泡でふんわり包むように洗う - ・洗剤は赤ちゃん用の刺激の少ないものを
1児ママの体験談
我が子も生後1ヶ月頃に乳児湿疹が出てきました😢
家族や周りの友達にも「自然と治っていくよ!」といわれたものの、実際すごく心配になり、皮膚科に行きました。
「気にしなくていい程度だけど、ステロイドのお薬出しておくね」と言われてひどい日は薬を塗ると1日で綺麗になる日も😳(良くも悪くもステロイドすごいと思った!)
1ヶ月しないうちに湿疹も自然と消え、綺麗な赤ちゃんの肌に元通りになりました!
何が言いたいかというと…
自然と治るのであまり気にしすぎなくていいということ!(笑)
乳児湿疹は自然なことなので、過度に気にしすぎず日々の保湿や清潔を保っていれば、日数が経つと綺麗になっていきます😊
まとめ
乳児湿疹は多くの赤ちゃんが経験するもので、成長とともに自然に治ることがほとんどです。
その中でも、適切なケアを行うことで、症状をやわらげて、赤ちゃんの快適な生活をサポートすることができます♪
保湿や清潔に保つこと、刺激を避けることを心がけ、必要に応じて医師のアドバイスを実践してみてくださいね。
赤ちゃんの皮膚の健康を守るために、日常のケアを大切にしてあげてください。