生まれたときすでに赤ちゃんの髪の毛の量や髪質には個人差があります。
お腹にいる時から、産毛が生えており、生まれたときすでにたくさん髪の毛が生えている赤ちゃんや、全く生えていない赤ちゃんもいます。]
これは何によって変わるのでしょうか?
「うちの子、髪の毛が薄いけど大丈夫?」
生まれたばかりの赤ちゃんの髪の毛の量を見て、不安に思うママやパパも多いのではないでしょうか。
この記事では、赤ちゃんの毛量の個人差や、抜け毛の原因、対策について詳しく解説します。
赤ちゃんの髪の毛は成長とともに変化していくもの。心配しすぎず、赤ちゃんの成長を見守りましょう。
目次
そもそも赤ちゃんの毛量は何によって決まるの?
生まれたばかりの赤ちゃんの髪の毛の量が多い、少ないは何によって変わるのでしょうか?
髪の毛の量だけでなく、髪一本一本の太さやくせ毛などの髪質は、お父さんとお母さんの遺伝も理由のひとつです。お父さん、お母さんのどちらか一方に似て、「髪の毛が多い」「くせ毛になる」こともあります。
しかし、遺伝だけでなく、生理的現象による差も大きいといわれています。
生理的現象とは、後で説明する、髪の毛の抜ける時期や生えかわりの時期などが大きく影響してきます。
赤ちゃんの髪の毛の生え変わり~時期とそれぞれの特徴~
新生児~3ヶ月
生まれたての赤ちゃんの毛は、おかあさんのお腹の中で羊水から身体を守る為に覆われていた胎毛が残ったものです。
繊細で柔らかく、抜けやすいという特徴をもっています。
また赤ちゃんの髪の毛が薄いということは、体毛も薄いと考えられますね。この時、髪の毛が薄くても少しずつ生えてきますよ。
3ヶ月~6ヶ月
生後3~6ヶ月のこの時期は赤ちゃんの髪の毛が生えかわる時期です。
生まれたときに生えていた産毛が抜けて、新しい髪の毛が生えてきます。この髪の毛がしっかりと生えて、髪の毛の量も増えていきますよ。
3歳前後
髪の毛が完全に生えかわるのは3歳前後です。しっかりと髪の毛が生えてきたことで、髪質も初めて判断できるようになります。
生まれたばかりの頃はフサフサだったけど、普通量になったり、逆に昔はまっすぐだった髪の毛がくせ毛になった、ということも少なくありません。
赤ちゃんの頃は髪の毛の質が変化しやすい時期です。
成長するなかで、髪の毛の切り方によっても変わることもあります。個人差も大きいのでそのときの子どもの可愛いありのままの姿を受け止めてあげてくださいね。
赤ちゃんの抜け毛の原因
赤ちゃんの髪の毛はとても繊細でやわらかく、抜けやすい特徴をもっています。そういった性質だけでなく、赤ちゃんの髪の毛が抜ける理由はほかにもあります。
後頭部が摩擦で抜けてしまう
赤ちゃんって寝た状態で過ごすことがほとんどですよね。
仰向けの姿勢で寝たり、遊んだりすることが多く、後頭部が摩擦して髪の毛が抜けやすくなっています。前から見ると普通なのに、後ろから見ると、ハゲたみたいになってる・・・!と驚くこともありますがほとんどの赤ちゃんに見られるので気にせず、一時的なものなので微笑ましい気持ちで見守ってあげてくださいね。
6ヶ月頃になると少しずつ新しい髪の毛に生えかわったり、動けるようになってきて摩擦が少なくなったりして生えそろってきますよ。
自分で髪の毛を引っ張る
なかには自分で髪の毛を引っ張ったり、つかんだりする癖がある子どももいます。
これもほとんどの赤ちゃんが、何かを握ろうとする行動はよくあります。自分の髪の毛をつかんだり、握ったりしているときは、おもちゃを渡して気がそれるようにしてあげるといいですね。
赤ちゃんも少しずつ、自分の髪の毛を引っ張ると痛い、ということが分かって辞めるようになると思いますよ。
2歳頃になっても、自分の髪の毛を引っ張る行為が続く場合は、さみしさやストレスを抱えていることも考えられます。
そのときには、小児科や保育園などに相談しながら赤ちゃんの悩みの種を解消してあげられるといいですね。
脂漏性湿疹
脂漏性(しろうせい)湿疹とは、生後すぐ~4ヶ月頃におこる顔や髪の毛の生え際、頭などに湿疹ができることをいいます。
乳児湿疹のように、黄みがかったかさぶたができたり、カサカサになったり、かゆみが出ることもあります。
脂漏性湿疹によって髪の毛が抜けやすくなったり、悪化すると菌に感染したりすることもあるので、様子を見ても治らない場合は小児科を受診してケアしてあげるようにしてくださいね。
さいごに
赤ちゃんは髪の毛の生えかわりが激しい時期です。
たくさん抜ける分、また新しくしっかりとした毛が生えてきますので3歳頃までは特に多いから、少ないからといって気にしすぎる必要はありませんよ。
日常生活で特に気にしすぎることはありませんが、赤ちゃんの頭皮に優しいシャンプーを使用したり、強い摩擦を与えないようにしたりして過ごすといいですよ。
毛量や髪質もふくめ、可愛い子どもの個性を大切にしてあげてくださいね。