「うちの子、髪の毛が薄くなってきたけど大丈夫?」
赤ちゃんの髪の毛が抜けて、心配しているママ・パパも多いのではないでしょうか。
赤ちゃんは一時期、髪の毛が抜けたり、薄くなったりすることがありますので、布団やシーツに抜け毛がたくさんついたり、前頭部~後頭部の髪の毛が薄くなったりしておかあさんも心配になることがあるかもしれません。「はげてしまうのかな・・・」「ストレスを感じているのかな・・・」といった悩みについてお答えしていきますね。
実は、赤ちゃんの脱毛には、一時的なものと、皮膚トラブルが原因のものがありますので、この記事では、それぞれの原因と対策について詳しく解説します。
安心して赤ちゃんの成長を見守れるよう、ぜひ参考にしてくださいね♪
新生児の生理的脱毛と後頭部脱毛
赤ちゃんの脱毛は新生児生理的脱毛と新生児後頭部脱毛の二種類あります。
生理的脱毛:頭の前頭部から頭頂部に見られる脱毛。
後頭部脱毛:枕が当たる後頭部の部分脱毛。赤ちゃんが仰向けで寝ているとき、枕の摩擦でおこる。
どちらも髪の毛が抜け落ちて薄くなる状態ですが一時的なもの、生理的現象なので心配する必要はありませんよ。
見られる時期
赤ちゃんの髪の毛は生後6ヶ月までに生え変わるといわれています。
そのなかでも特に抜け毛が目立つのは2~3ヶ月のころです。
いつもと変わらずに生活していても急に髪の毛が抜けたり、減ったりしますが時期がきたら自然と生えてきます。
前頭部から後頭部にかけて髪の毛の休止期に入りますが生理的なものです。
特にケアする必要はないので、いつもと変わらない生活を送ってくださいね。
個人差がある
生後約6ヶ月までの間に髪の毛が生え変わるといわれていますが、抜け毛の量や細かな時期については個人差があります。
兄弟であっても、一人目と二人目で髪の毛の抜ける量が変わってくるかもしれません。また、髪質も個人差があるので1歳になったころの毛量も赤ちゃんによって違ってきます。
大人でも髪の量が多い、少ない、色素がうすい、濃い、色んな人がいるように赤ちゃんも髪の毛の生え方は様々です。個人差として受け止めて今後も成長を見守ってあげてくださいね。
皮膚トラブルよる抜け毛
新生児生理的脱毛と新生児後頭部脱毛以外にも、皮膚トラブルが原因で赤ちゃんの髪の毛が抜けたり薄くなったりすることもあります。
それは、脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)が原因かもしれません。
脂漏性湿疹とは、約3ヶ月頃までの赤ちゃんによくみられるものです。
赤ちゃんは皮脂の分泌が多く、それによって皮脂腺の多い部分(ひたいや頭皮など)に湿疹が出たり、クリーム色のかさぶたができたり、カサカサしたフケがでた状態になったりします。
3ヶ月ころになると皮脂の分泌が少なくなり、脂漏性湿疹も少しずつおさまり、それによって抜けていた髪の毛も自然とゆっくりはえてくるでしょう。
対策はできる?
脂漏性湿疹の場合、どのように対処したらいいのかについてお話しします。
基本的には、清潔・保湿を心がけるようにしましょう。
お風呂で赤ちゃん用のシャンプーでしっかり洗い、洗い残しがないように気をつけましょう。
洗剤の洗い残しは赤ちゃんの肌に悪く、肌トラブルを悪化する原因になるので綺麗に洗い流すようにしましょう。
また、強くこすると刺激をあたえてしまうので、優しくなでるように洗うようにしましょう。お風呂上がりには、ベビーローションやオイルなどで保湿してあげてくださいね。
脂漏性湿疹がひどい場合、気になる場合は一度病院を受診するのもいいでしょう。悪化すると、皮膚がぐちゅぐちゅしたり、湿疹が広がったりして、治療が必要な場合があります。医師の指示に従ってケアするようにしてくださいね。
さいごに
新生児生理的脱毛と新生児後頭部脱毛で赤ちゃんの髪の毛が一時的に抜けるのは生理的現象ですので、心配しすぎずに自然と生えてくるのを待ちましょう。髪質や毛量には個人差があるので人と比べずにお子様の個性を受け止めて見守ってあげてくださいね。