妊娠中の足のつりやこむら返り、つらいですよね。夜中に突然足がつって目が覚めたり、痛みで眠れなかったり...。
でも、安心してください。足のつりやこむら返りは、原因を知り、適切な対策をすることで予防・改善できます。
この記事では、妊娠中に足がつる原因、予防法、そしてつってしまった時の対処法まで詳しく解説します。
つらい症状を和らげ、快適なマタニティライフを送りましょう!
目次
妊娠中足がよくつります。
急な体重増加に注意して、足に疲れが溜まらないようにマッサージやストレッチをしてみましょう。足がつった時にはつった部分を伸ばすと良くなりますよ。
足がつる理由
妊娠中、特に中期から後期のお腹が大きくなる頃に足がつりやすくなったり、こむら返り(ふくらはぎの痙攣)が起こったりします。その理由として、
・お腹が大きくなることで(体重増加により)足に負担がかかる
・腰をかばう歩き方や骨盤の歪みから足に負担がかかる
・血液の循環が悪くなる(むくみ)
・カルシウムやマグネシウムなどの栄養不足
などがあります。
もとある体に6~10kgもの体重がどんどん増えてお腹が大きくなるので、必然的に支える足に負担がかかってきてしまいますよね。
しかし、その負担によって足がつったりこむらがえりをしたりすることは、怪我や痛み、ストレスにつながり生活にも悪い影響を与えてしまいます。
体の状態をよく理解して、予防・ケアを行い健康なマタニティライフを過ごしてほしいと思います。
足のつりの予防・ケアについて
運動(ストレッチ、マッサージ)をする
妊娠中はホルモンバランスや腹部の圧迫などによって血液の循環が悪くなってしまいます。
日頃から軽く体を動かしたり、ストレッチで筋や筋肉を伸ばしたり、リンパのマッサージをしたりして血液の流れをよくしましょう。マッサージする場合はクリームやオイルをつけて優しくマッサージしてあげてください。
また体を冷やさないよう、湯船につかったり衣服や食事にも気をつけてみてくださいね。
水分補給をしっかりする
妊娠中は水分不足になりやすく、足がつることにも影響してきます。
日中に限らず、夜寝ているときに足がつることも多いため寝る前の水分補給も大切です。
しっかりと栄養をとる
妊娠中は特にミネラルの栄養分が不足しやすくなっています。なかでもマグネシウムやカルシウムです。
バランスのとれた食生活をしてたっぷりと栄養をとってくださいね。
ミネラルを多く含む食材
マグネシウム | アーモンド、納豆、海藻類、枝豆、ほうれん草、バナナ、玄米など |
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カルシウム | 牛乳、チーズ、ヨーグルト、納豆、木綿豆腐、小松菜など |
カルシウムの吸収をよくするのにビタミンDも欠かせません。
(ビタミンDを多く含む食材・・・鮭、秋刀魚、鯖などの魚類、キノコ類など)
履きやすい靴を選ぶ
妊娠中はヒールや歩きにくいものは避け、歩きやすい靴を選びましょう。
足がつったときの対処法
十分に予防やケアをしていても足がつってしまうことはあります。一度おこると慢性化しやすいものです。
足がつったりこむら返りしたときは無理に動かさず、痛みが落ち着いたらゆっくりと伸ばしたりマッサージしたりしてあげてくださいね。そのときに少量の水分も一緒にとってください。
痛みがひどい、症状がおさまらず頻繁に起こるときには医師に相談してください。
湿布や薬は妊娠中は服用できないものがあるので医師に相談してから対処するようにしましょう。