育児・赤ちゃんについて

【産婦人科医監修】赤ちゃんの沐浴|温度・準備・湯冷め対策をしよう

2021年3月7日

  • 記事の監修者

丸尾 伸之 先生

レディーバードクリニック 院長

平成13年 大分医科大学卒業、神戸大学医学部附属病院で産婦人科勤務
平成20年 神戸大学大学院で医学博士取得、神戸赤十字病院で勤務
平成27年 淀川キリスト教病院 産婦人科部長
令和4年 大阪西天満でレディーバードクリニックを開業
監修者情報

初めて赤ちゃんの沐浴をするとき、お湯の温度や準備するものが分からず戸惑うママパパも多いのではないでしょうか?

この記事では、赤ちゃんの沐浴に必要な知識を網羅的に解説します。適切な温度設定から、湯冷めさせないためのコツまで、これを読めば沐浴の準備も安心して進められます。

沐浴は赤ちゃんとの大切なコミュニケーションの時間。正しい知識を身につけて、安心・安全な沐浴タイムを過ごしましょう。

赤ちゃんが沐浴する目的

わたしたち大人は、リラックスや、体をあたためるためにお風呂に入りますが、赤ちゃんは違います。

汗をかいたり、うんちやおしっこがついたりした体を洗ったりして“清潔を保つこと”がねらいです。毎日1回、沐浴して赤ちゃんの体をすっきりキレイにしてあげましょう。

またお風呂に入ることは、意外と体力を消耗します。また、お湯につかりすぎると、皮膚が乾燥しやすくなって肌があれたり、のぼせたりするので1~3分程度で大丈夫だといわれています。

1~3分は結構早いものでスピードも大切なんですね。しかし、慌てる必要はありませんよ。少しずつ慣れていきましょう。

お湯の温度はどれくらい?

赤ちゃんの沐浴の温度は、夏場は38℃、冬場は39~40℃くらいのぬるま湯がちょうどいい温度です。

熱すぎたり、冷たすぎたりするとびっくりして泣いたり、肌に炎症を起こしたりすることもあるので、入る直前や沐浴の最中もお湯の温度を確かめながら気をつけてあげてくださいね。

また冬場は寒いからといってお湯の温度をあげるのではなく、室温で調節することで赤ちゃんの体をあたためてあげてくださいね。

浴槽にくらべて、ベビーバスはお湯も冷めやすくなっているため、温度調節が大切です。

沐浴の準備をしよう

  • ・ベビーバス
  • ・温度計
  • ・ベビーバス
  • ・ベビー石けん、ベビーシャンプー
  • ・ガーゼ
  • ・冷まし湯・上がり湯用の洗面器
  • ・タオル
  • ・肌着(風呂上がりに着る衣類)
  • ・保湿ケアグッズ

赤ちゃんの沐浴はスピードも大切なので、予め準備するものをチェックしておきましょう。

湯冷めしないために

赤ちゃんはまだ自分でうまく体温調節ができないので、のぼせたり湯冷めしたりしやすくなっています。いくつかの方法で湯冷めしないように気をつけてあげましょう。
■室温の調節をしましょう
赤ちゃんの体が冷えないように、お湯の温度をあげるのはよくありません。少し寒いな、冷えそうだな、と思ったときには室温を上げることで赤ちゃんの体をあたためてあげましょう。

■タオル・衣類を準備しておく
お風呂上がり、濡れている赤ちゃんの体はすぐに冷えてしまいます。赤ちゃんはまだ自分で体温調節することができないのでタオルですぐに拭いたり、くるんであげたり、肌着を着せてあげるようにしましょう。

■部屋をあたためておく
浴室の温度だけでなく、初めに部屋の温度もあたたかくしておいてからお風呂に入るようにしましょう。部屋があつすぎてしまうとのぼせてしまうこともあるため、適温で赤ちゃんの様子を見ながら調節するようにしましょう。

■水分補給する
お風呂上がりには水分補給も大切ですね。のぼせたり、脱水にならないよう、少量でも水分をとるようにしてくださいね。

ワンオペ育児の沐浴(入浴)の仕方とコツ→【助産師ママが紹介】

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  • この記事を書いた人

助産師ゆき

看護師免許
助産師免許
保健師免許

8年間助産師として勤務し、様々な妊産褥婦さんと関わり勉強させていただきました。
その後2020年に第1子を出産し、今までの経験を総動員して育児をしてみたものの上手くいかないことが多々あり、育児の難しさを身に染みて感じました。でもそれ以上に子供は可愛く大変さも吹き飛ぶ日々。現在は育休から復職し、育児の経験を踏まえ、専門的な知識だけではなく、生活で役に立つ情報を伝えられたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いします!
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