育児・赤ちゃんについて

【産婦人科医監修】おむつかぶれの原因と対策は?早く治す方法は?

2021年3月4日

  • 記事の監修者

丸尾 伸之 先生

レディーバードクリニック 院長

平成13年 大分医科大学卒業、神戸大学医学部附属病院で産婦人科勤務
平成20年 神戸大学大学院で医学博士取得、神戸赤十字病院で勤務
平成27年 淀川キリスト教病院 産婦人科部長
令和4年 大阪西天満でレディーバードクリニックを開業
監修者情報

赤ちゃんのおむつかぶれ、どうすればいいの?と悩んでいませんか?

おむつかぶれは、うんちやおしっこ、おむつのムレなど、さまざまな原因で引き起こされます。

この記事では、おむつかぶれの原因を詳しく解説し、効果的な対策方法を紹介します。

正しいケア方法を知り、赤ちゃんのお肌を健やかに保ちましょう。

おむつかぶれの原因?

おむつかぶれになる原因はいくつか考えられます。ひとつひとつ原因をとりのぞきながらケアしていきましょう。

うんちやおしっこの成分によるかぶれ

ひとつめはうんちやおしっこの成分によって赤ちゃんの肌が刺激をうけて、炎症をおこしてしまうことです。

うんちやおしっこの成分はアルカリ性で、デリケートな赤ちゃんの肌を傷つけやすくなっています。

おしりを拭くときにこすりすぎている

排泄時、おしりを拭いてあげるときに力を入れたり、何度もこすったりすると、摩擦で炎症を起こしてしまいます。

キレイに拭いてあげないと、とついつい拭きすぎてしまうことはあまりよくありません。

おむつの中でムレる

赤ちゃんは体温が高く、汗もかきやすくなっています。おむつの中でおしっこや汗によってむれたり、おしりが乾いていない状態でおむつを履いてむれたりすることがあります。

むれることで皮膚がふやけてバリア機能が低下し、炎症を起こしやすい状態になってしまいます。

おむつやおしり拭きが合っていない

おむつが濡れたらすぐに替えたり、いつも清潔にしたりしているのに、おしりがかぶれてしまう・・・。

そんなときはおむつやおしり拭きが肌に合っていないこともあります。どこのメーカーも赤ちゃん用に優しく作られていますが、アレルギー体質や敏感肌の赤ちゃんには合わない成分もあります。

おむつかぶれを引き起こさないために

赤ちゃんがおむつかぶれを引き起こさないために原因を知ってケアしていきましょう!

小さな刺激によっておむつかぶれを引き起こしたり、すぐに悪化したりしてしまうので早めの対策が大切です。

おむつ替えのときに、おしりまわりがうっすらと赤くなっていたり、かゆがってかいたり、痛がって泣いたときはおむつかぶれの初期症状かもしれません。

赤ちゃんからのサインをしっかり受け取ってあげてくださいね。

おむつを頻繁にかえる

赤ちゃんのおむつがおしっこで濡れたり、うんちが出たりしたときには、なるべく早く替えてあげるようにしましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんは特に、一回の量が少なく、気付きにくいこともありますが、その都度おむつを替えて、清潔にしてあげることが何より大切ですよ。

おしりを優しく拭く

おむつ替えでおしりを拭くときには、優しい力でこすらないように意識してあげてくださいね。

おしり拭きが乾いていると、赤ちゃんの刺激にもなってしまいますので、使った後は乾燥しないよう気をつけましょう。

排便時だけでなく、おしっこだけのときも拭いてあげるといいですよ。

沐浴する

排便時、おしり拭きだけではなかなか取り切れなかったり、広範囲を拭くことでかぶれやすくなったりしてしまいます。

毎回沐浴したり出先ですることは難しいですが、排便時のとき、おうちで余裕のあるときには軽く拭き取った後、沐浴してスッキリしましょう。

おしりを乾燥させる

排泄時やお風呂上がりにおしりがぬれた状態でおむつを履いていると湿気で蒸れておむつかぶれを起こしやすくなります。おむつを履くときには、おしりを乾燥させてあげましょう。

ガーゼやタオルで優しく拭き取ったり、うちわなどでパタパタと乾かしたりしておしりが乾いた状態でおむつを履かせてあげましょう。

肌に合ったおむつを選ぶ

いくらおむつをこまめに替えたり、清潔にしていてもおむつの成分が合っていないと、肌があれてしまいます。

赤ちゃん用の優しい素材であっても、赤ちゃんの肌はデリケートで赤ちゃんによってはかぶれてしまうこともありますよね。

どんなケアをしても治らない・・・そんなときには一度おむつを替えて様子を見てみるといいですよ。特に、敏感肌、アレルギーのある赤ちゃんは気をつけてみてあげてくださいね。

クリームやオイルで保湿する

おしりを清潔にした後に、赤ちゃん用のクリームやオイルを塗って保湿してあげましょう。治療効果は少ないかもしれませんが、外からの刺激から肌を保護したり、バリア機能を高めてくれる役割があります。赤ちゃんの肌に合う良いものを見つけてあげてくださいね。

さいごに

赤ちゃんによくあるおむつかぶれについて、原因や対策についてお話ししました。おしりを真っ赤にして泣く子どもを見るのは辛いですよね・・・。

おしりが赤いかも?!と思ったら、早いうちにおむつ替えをこまめにしながらケアしてあげてくださいね。

どうしても治らない、悪化してただれがひどくなる、水疱ができるなど、そんなときには受診することもおすすめします。おむつ替えは毎日何度もすることなので、赤ちゃんのおしりの状態をチェックするようにしてあげてくださいね。

PR 抱っこ紐のことならキューズベリーにおまかせ

抱っこ紐のことならキューズベリーにおまかせ

小柄な日本人の体形に合わせた抱っこ紐

4カ月~3歳まで。抱っこ紐NICO

新生児も自然な姿勢でしっかり安定

新生児から12ヶ月まで。抱っこ紐ZERO

  • この記事を書いた人

保育士とも

保育士資格
第二種幼稚園免許

昔から小さい子が大好きで、夢の保育士に!7年間、保育園で働いていました。
0歳児の担任をしたときに、赤ちゃんのコミュニケーション力や意志の強さに驚きました。子どものことについての発信がママさんのお役に立てると嬉しいです。世の中のママさんを心から尊敬しています。
著者情報

Instagram

-育児・赤ちゃんについて