生まれたばかりの赤ちゃんが、「う~」とうなるように声を出したり、顔を真っ赤にしていきんだりすることがよくあります。「苦しいのかな?」「便秘なのかな?」と心配になるおかあさんが多いのですが、珍しい現象ではないので心配しすぎる必要はありませんよ。
では赤ちゃんは、なぜうなったり、顔を真っ赤にしていきんだりするのか、何か対処できることはあるのかなどについて見ていきましょう。
赤ちゃんがいきむ理由
生理的現象のひとつ
生後1~2ヶ月に赤ちゃんは顔を真っ赤にしていきむ姿が見られます。これは赤ちゃんによく見られることです。特に体調が悪いところがなければ、気にしすぎる必要はありませんよ。
赤ちゃんが顔を真っ赤にしてうんうんうなるのは生理的現象ともいわれています。赤ちゃんはまだ腹筋が発達していないため、全身に力をいれていきむことがあるのです。
ミルクや母乳の飲み過ぎ
赤ちゃんはミルクや母乳を飲みすぎて、お腹が圧迫されて苦しかったり、ゲップを出そうとしてうなったりいきんだりすることも見られます。
授乳後、赤ちゃんが泣いているから「足りないのかな?」とついつい多くあげたくなってしまいますが、赤ちゃんが泣いてるからといってお腹がすいているとは限りません。
満腹中枢がまだ発達していないこともあるので、ミルクのあげすぎには注意してくださいね。そして授乳中は途中でゲップを出してあげながら、ミルクを飲ませてあげるようにしましょう。赤ちゃんのゲップの出し方について合わせて読んでみてくださいね。
ガスやうんちがたまっている
赤ちゃんはガスや空気がお腹にたまっていたり、それがお腹のなかで移動したりする時に反射的にいきむことがあります。
苦しい、しんどいからといって意識的に便を出そうとしているのではなく、無意識に勝手に体が反応しているといえます。
お腹を優しくマッサージしたり、仰向けの状態で両足を左右に優しく揺らしてあげたりしながらお腹の空気を抜いてあげたりしてあげましょう。
少しずつ成長とともに無意識的にいきんでいたものも、便を出そうとしていきむようにもなります。
成長とともに、月齢によって“いきみ”も変わってきますので、子どもの様子をその状況に応じて見てあげてくださいね。
便秘の時には
赤ちゃんはだんだんと便を出そうとしていきむようにもなります。しかし、まだ腹筋が発達していないため、うまくいきむことができず、全身に力を入れていきむことがあります。そのため、必要以上に力が入って顔が真っ赤になるんですね。
2~3日便が出ずに赤ちゃんのお腹が張っている、毎日便は出ているが少量で硬くなっているときは便秘になっています。赤ちゃんはまだ自分で便をうまく出すことができないので、便を出すお手伝いをしてあげましょう。
・お腹を優しくマッサージする
・仰向けの状態で両足をもって左右に優しく揺らす
・ミルクの量を見直す
・綿棒で綿棒でおしりのあなを刺激する
など優しく刺激しながら様子を見てあげましょう。
さいごに
生まれたばかりの赤ちゃんは顔を真っ赤にしていきむことがありますが、苦しいからといってしているわけではありません。
赤ちゃんは色んな刺激や体の循環に反射的に体が反応していることが多く、特に体調に変わりなければ、体を優しくさすったり、声を掛けてあげたりしながら安心させてあげてくださいね。
成長とともに、上手にいきむこともできるようになってきますよ。赤ちゃんの様子を観察しながらしっかりと受け止めてあげてくださいね。