
赤ちゃんは夏場だけでなく、年中汗をかきやすくなっています。ほかにもよだれや便、ミルクの吐き戻しなどで一日に着替えることが多くなります。(洗濯物いっぱい!!)
大人の分だけでなく、赤ちゃんの分のお洗濯も増えると、少し大変になってきますが、
- ・大人と赤ちゃんの衣類は分けて洗った方がいいの?
- ・いつから一緒に洗ってもいいの?
- ・洗濯方法や気をつけた方がいいこと
などについてお話ししていきましょう。
目次
大人と一緒に洗濯してもいい?
基本的には、生後1ヶ月を過ぎた頃からは赤ちゃんと、大人の衣類を一緒に洗濯してもいいでしょう。
洗剤も特に“赤ちゃん用”のものでなくても合成洗剤であれば基本的な違いはないようです。洗剤・柔軟剤も適量であれば、衣類に洗剤が残ったり過度なにおいがしたりすることもなく、赤ちゃんも心地良く衣類を身につけられるので、安心して一緒に使っていただけますよ。
「一緒に洗える」ことのメリットとしては、水道代や洗剤代が節約できることももちろんですが、それ以上に「洗濯の手間が増えない」という点が大きいでしょう。
ただでさえ子育てでママさんは時間をとられるわけですから、家事にかかる時間・手間は少しでも抑えたいところでしょう。(その通りです😂)
とはいえ、赤ちゃんの衣類を一緒に洗濯するとなると、洗剤の選び方には少なからず注意を払いたいところです。衣類の洗濯は、着る人の肌に対して少なからず影響がありますね。
赤ちゃんの肌に対してよくない洗剤は使いたくないでしょうし、赤ちゃんの衣類を洗濯するのに適した洗剤選びについては、後ほど解説しますね。
生後0~1ヶ月は洗濯を分けるのがベスト?!
大人と赤ちゃんの衣類は基本的に一緒に洗濯しても良いですが、生後0~1ヶ月の間だけは別々に洗濯した方がいいといわれています。
特に生後間もない赤ちゃんの肌はかなりデリケートで少しの刺激にも肌が敏感で荒れたり、乾燥したりしてしまいます。
大人の衣類についた化粧品や制汗剤などが赤ちゃんの衣類についてしまうと、肌荒れすることがあるので生後1ヶ月までは別々に洗うことをおすすめします。その際、赤ちゃんの洗濯洗剤は、大人と同じものでも大丈夫ですが、添加物の少ない物を選ぶようにしたり、洗剤や柔軟剤の使用量を守ったりしながら洗濯をしてくださいね。
生まれたての赤ちゃんの子育てには意識を集中させたいところですが、赤ちゃんの肌トラブルの原因を増やすことは避けたいところなので、1回分の洗濯機を回す手間が増えるとしても赤ちゃんの衣類だけはぜひ別にして洗いたいところです。
とくに、生まれたての新生児の場合だと衣類が汚れることは多いので、できるだけ替えの衣類を多めに用意しておくことをおすすめします。(慌てて洗濯せずに済むね♪)
衣類が乾きにくい梅雨の時期だと洗濯が間に合わなくなる可能性もありますので、できるだけ多くの着替えを用意できるようにしておきましょう。
洗剤を選ぶポイント
通常の合成洗剤であれば大人と同じ洗剤を使って大丈夫ですが、次の2つだけの成分には少し注意が必要です。選ぶときに、チェックしてみてくださいね。
蛍光増白剤が入っていないもの
蛍光増白剤とは、目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青白い光(蛍光)に変えるため、見た目の白さを増す効果をもつ洗剤のことです。
大人の使っている洗剤には蛍光増白剤が入っている物がよくあります。しかし、赤ちゃんの肌には刺激になり肌トラブルをおこしたり、衣類をなめてしまったりすることもあるため、この成分が入ってないものを選ぶようにしましょう。
界面活性剤が少ないもの
界面活性剤とは、本来混ざり合わない成分を溶けた状態で汚れを落とすはたらきがある成分のことです。
こちらも、洗剤によく入っている成分ですが、赤ちゃんの衣類の洗濯にはあまり必要なく、かえって刺激になって肌トラブルにつながることもあります。無添加のものを選ぶか、この成分量が少ないものを選ぶようにすると安心ですね。
赤ちゃん向けに洗剤を選ぶなら他に注目したいポイント
上記のほかにも、赤ちゃんの衣類を洗濯することを考慮すると、いくつか気にしたいポイントがあります。
溶け残りが気になるなら「液体タイプ」
洗剤の溶け残りを気にするのであれば「液体タイプ」の洗剤がおすすめです。
液状の洗剤は洗濯後に洗剤の溶け残りが少なく、赤ちゃんの衣類に洗剤が残りにくくなります。
衣類に残った洗剤は繊細な赤ちゃんの肌にとって大きな刺激になる可能性があるので、洗剤の溶け残りを割けたい場合は液体タイプの洗剤がおすすめです。また、液体タイプの洗剤はドラム式洗濯機でも使えますし、必要な洗剤の量を測りやすいという点も大きなメリットになります。
洗浄力を重視するなら「粉末タイプ」
洗濯時の洗浄力を重視したいのであれば「粉末タイプ」の洗剤がおすすめです。
生まれたての赤ちゃんの衣類は、食べこぼしや排泄物などにより汚れているため、これらの汚れを1回の洗濯でしっかりと落としたいのであれば、液体タイプよりも洗浄力に優れている粉末タイプを使用すると良いでしょう。
ただし、液体タイプの洗剤と比較すると洗濯後に洗剤が溶け残ってしまうリスクがありますので、たとえば「すすぎの回数を増やす」「洗剤をぬるま湯に溶かしてから洗濯機に入れる」などの工夫をすることをおすすめします。
手間を減らすなら「ジェルボール」
家事の手間を減らして赤ちゃんのための時間をしっかりと確保したいのであれば「ジェルボール」の洗剤がおすすめです。
最近よくCMをしているタイプの洗剤であり、洗濯時の洗剤の計量や詰め替えなどの手間をなくし、洗濯にかかる時間を短縮することで家事の時短につながります。ジェルボールタイプの洗剤を使った主婦の中には「もうほかのタイプの洗剤には戻れない」と評価する方も少なくありません。
ただし、ほかのタイプの洗剤と比較するとコストパフォーマンスが良くなかったり、赤ちゃん用の洗剤の選択肢が少ないといったデメリットがあるので注意が必要です。
「皮膚刺激テスト済み」や「アレルギーテスト済み」の表示がおすすめ
赤ちゃんの肌への刺激を考慮する目安としては「皮膚刺激テスト済み」や「アレルギーテスト済み」の表示がある洗剤を使用するのもおすすめです。
メーカー独自の基準ではありますが、メーカーでテストを行った洗剤なので、皮膚への刺激やアレルギーなどに配慮されており、非表示の洗剤と比較すると安心して使用することができるでしょう。
ただし、皮膚の刺激については個人差も大きいため、必ずしもすべての赤ちゃんに等しく無刺激で使用できるわけではない点に注意が必要です。そのため、最初は量を減らして使用するなど、お子さんにとって安心して使える洗剤であるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
コストパフォーマンスも気にしたいところ
ここまでは機能性について注目してきましたが、長く使うことを考慮すれば「コストパフォーマンス」にも目を向けたいところです。
機能性に優れた洗剤の中には、一般的な洗濯洗剤の数倍の値段で販売されているものも少なくありませんが、高額な洗剤を使い続けるとちょっとしんどいですよね。
子育ては長い期間で行うものですから、赤ちゃんの肌への影響については注意しつつ、あまり高額な洗剤ばかり使うことは避けることをおすすめ☝️
柔軟剤の役割
赤ちゃんの洗濯に柔軟剤を使ってもいいのかな、と不安に思ったり、控えめに考えたりする人も多いのですが、柔軟剤を使っても大丈夫です。
メリットとして、柔軟剤は衣類を柔らかくして、赤ちゃんの肌を刺激から守るはたらきがあります。ただし、使用量を守って入れすぎないようにしたり、においのきついものは控えるといいでしょう。
無添加、無臭、赤ちゃん用の柔軟剤など色々あるのでなるべく肌に優しいものを選ぶと安心ですね。是非試してみてくださいね。

衣服が汚れたときの洗濯の仕方
赤ちゃんは汗やよだれ、便などによって衣服が汚れることが多くあります。そんなとき、そのまま洗濯してしまうと、汚れが落ちにくかったり、他の衣類についてしまったりして綺麗に洗濯することができません。
汚れによって洗濯前に手洗いしたり、つけおきしたりして汚れを取っておくと、綺麗に洗濯できますよ。
【便がついたとき】
- 便を拭き取り、手洗いする
- バケツに洗剤をとかし、30分~1時間浸す
- 水洗い
- 洗濯する
便が衣類についたまま洗濯してしまうと、菌が増殖したり、他の衣類についてしまうことがあります。洗濯前にできる限り洗い流して、洗濯するようにしましょう。
【食事や飲み物をこぼしたとき】
- 水で洗い流す
- 汚れがひどい場合は、洗剤と漂白剤をうすめてつけおきする
- 水洗いする
- 洗濯する
生後間もない赤ちゃんの衣類に漂白剤を使うことはおすすめできませんが、ある程度成長してきたら、漂白剤をうすめて使用しても大丈夫ですよ。その際には、つけおきしたあと水洗いし、しっかり洗濯するようにしてくださいね。
【ミルクの吐き戻し】
- 1.部分的に手洗いする
- 2.洗濯する
さいごに
赤ちゃんと大人の洗剤についてお話ししました。生後1ヶ月を過ぎると、一緒に洗濯してもいいですが洗剤や柔軟剤の使い方には少し気をつけてみてくださいね。
筆者も生後1ヶ月をめやすに大人と同じように洗濯をしていました。その際、活躍したのが洗濯ネットです。
この時使用したのは目の粗い洗濯ネットです。一緒に洗濯しても大人の衣類と絡み合うことがなく赤ちゃんの衣類と区別できているような気持ちになれました。
メモ
【ママの体験談】
洗剤については生後の初めの時だけ肌にやさしい洗剤を使用していました。子が幼児になってから洗剤によっては体がかゆいということがあり、そんなときは肌にやさしい洗剤に変えてあげるとかゆみは治まりましたので、やさしい洗剤の効果は実感しています。
洗剤については生後の初めの時だけ肌にやさしい洗剤を使用していました。子が幼児になってから洗剤によっては体がかゆいということがあり、そんなときは肌にやさしい洗剤に変えてあげるとかゆみは治まりましたので、やさしい洗剤の効果は実感しています。
1歳ごろになると、赤ちゃんの肌も強くなってくるのであまり気にせず大人と洗濯することができます。洗濯がいっぱいで大変かもしれませんが約1年の間は、赤ちゃんの肌の状態などをみながら洗濯してあげてくださいね♪