育児・赤ちゃんについて

【保育士監修】新生児が寝ない!手足バタバタさせる原因と対処方法

2022年10月19日

新生児 寝ない 手足バタバタ

保育士とも
こんにちは♪保育士ともです。

新生児の間、赤ちゃんが急に手足をバタバタさせたり、突然両足をあげたりして手足をバタバタするような動きをすることがあります。

「なぜ手足バタバタさせているんだろう?」「どうしたら落ち着いて寝られるの?」と不安になるママさんも多いのではないでしょうか?

 

  • ・新生児が手足をバタバタさせる理由
  • ・動きすぎて寝ない時の対処方法

について解説します。

基本的には問題ない♪

赤ちゃん 手足 バタバタ

新生児の赤ちゃんが手足をバタバタさせるのには、無意識的なものが多く、基本的には気にする必要はありません

 

神経が未発達なために、体や手足が勝手に動いたり、無意識に体を動かすことで筋肉を鍛えたりしている時期です。

保育士とも
発達段階において自然なことなので、無理にやめさせたりせず、温かく見守るようにしましょう♪

 

モロー反射についての記事はこちら⬇︎

「モロー反射とは?いつまで続く?原因や激しい時の対処法を解説」

https://cuseberry.com/blog/wp-admin/post.php?post=1276&action=edit

 

しかし、手足をバタバタさせながらも、期限が悪かったり、ぐずっているときには何かの不快なサインの可能性も。

考えられる原因について見ていきましょう!

新生児が寝ないで手足バタバタさせる理由

赤ちゃんの「手足バタバタ」する行動の原因について次のようなことが考えられます。

室温が気に入らない

赤ちゃんがいる部屋が暑すぎたり寒すぎたりすると、赤ちゃんは不快感を覚えてしまいます。

室温の不快感が原因であれば、暑すぎる場合には赤ちゃんが汗をかいていることもあるので、確認してみて

おむつに対する不快感

赤ちゃんがおしっこやうんちをしていないかを確認して、必要に応じておむつを交換してあげてくださいね。

また暑すぎて、おむつ内が蒸れていることもあるので合わせて確認してあげましょう♪

便秘気味

赤ちゃんも便秘になることがあります。

生後間もない赤ちゃんは頻繁にうんちをしますが、中にはなかなかうんちが出ずに便秘状態になっていることもあります。

なかなかうんちが出ないからと言って必ずしも便秘状態であるとは判断できませんが、赤ちゃんが苦しそうにしているのであれば便秘の可能性も

 

前回のうんちから時間が経過していて、寝ないで手足バタバタさせているのであれば、うんちがなかなか出ないことに対して不快感を感じている可能性があります。

便秘の時には綿棒やオイルなどを使用して肛門を刺激してあげると、うんちがでることもあるので試してみて

空腹

たとえば、日中にあまりミルクや母乳を飲まなかったり、吐き出してしまった場合には、お腹が空いていることで寝付けないということも考えられます。

赤ちゃんのミルクとしてあげているのが母乳であれば、授乳の間隔はあまり気にしなくても良いので、お腹が空いているのであればすぐにでもあげて問題ありませんよ。

人工ミルクに関しては、前回あげた時間からある程度時間がたっているのであれば通常の量を、まだあまり時間が経過していないのであればあげる量を減らすなどしてみてください。

げっぷが出ずに気持ち悪い

授乳中に飲み込んでしまった空気が溜まっている可能性も…。

授乳後ゲップが出ていない場合には、しばらく縦抱きにして、げっぷが出やすい体勢をとるようにしてあげてください。

それでもげっぷが出ない場合は、背中に丸めたタオルを当てて横向きにして寝かせてあげます。

吐いてしまった場合でも詰まってしまうことのないような体勢で寝かせるようにしましょう。

体調不良を訴えている可能性も

赤ちゃんはしんどくても、訳もわからずただ泣くしかできません…。

上記までに説明した原因ではなさそうであれば、赤ちゃんの全身を一度チェックして、赤くなっているところなど異常がないかどうかも確認してみて。

もし、病気などの原因となっているような症状が見られたら、早めに小児科を受診して医師の診察を受けてくださいね。

ただ単に抱っこしてほしいとアピールしている

「ママ・パパに抱っこしてほしい!」と甘えているケースもよくあります

無理のない範囲で、赤ちゃんを抱っこしてあげてくださいね。

保育士とも
少し抱っこされることで赤ちゃんも落ち着いて入眠することがありますよ♪

寝ずに”手足バタバタ"させている赤ちゃんを寝かせるコツ

寝ないで手足バタバタさせているのには、無意識的なものであったり、不快なことを知らせるサインであったりしますが、その原因を解消してからも、なかなか寝付いてくれないこともありますよね。

保育士とも
寝付きにくい赤ちゃんを寝付かせるコツをいくつか紹介します♪

 

部屋を暗く静かにする

部屋を暗くして静かな環境を整えることです。

赤ちゃんは光に敏感なので、部屋の中が明るいとなかなか寝付けないこともあります。

 

部屋を暗くすることで「部屋が暗いから寝る時間なんだ」と徐々に認識できるよう、環境づくりをしていきます。

 

また、音にも敏感ということもあります。可能な限り静かな空間でゆっくりと寝られる環境を整えてあげてくださいね。

おくるみで包んであげる

おくるみやブランケットで赤ちゃんの身体を包んであげてください。寒い時期はもちろん、そうでない時期でもママさんのお腹のなかにいた時のような安心感を体感することによって、心地よく眠ることができます。

保育士とも
新生児〜生後3ヶ月頃まではとても効果がありました!

赤ちゃんは手足が勝手に動いてしまうので、優しく包んで身体の動きを止めてあげると、落ち着いて入眠することができますよ☺️

(声かけしながら)添い寝する

赤ちゃんは、ママさんが一緒だと安心できます

機嫌が悪いようなら声かけしてまずは落ち着かせてあげましょう。

落ち着いたら声かけはやめて添い寝してあげると赤ちゃんも安心して入眠できることがあります♪

 

ママも夜泣きや授乳で寝不足になっているはず。

赤ちゃんと一緒に横になる時間を作って積極的に休む時間を大切にしてくださいね

リラックスできる音楽を流す

赤ちゃんは基本的に音に対して敏感なんですが、オルゴールの音などはリラックスできるため、睡眠の時にはおすすめです。

もちろん、大きすぎる音で聞かせてしまうと赤ちゃんが覚醒してしまう可能性があります。

赤ちゃんに十分聞こえる程度の小さな音で聞かせてあげると、心地よい睡眠にいざなわれて寝つきが良くなる可能性があるんです。(保育園でもオルゴールは毎日流していましたよ♪)

 

YOUTUBEで"ホワイトノイズ"といって、胎動の中にいたときと同じ音を聞けるものがありますのでそちらも試してみるといいかも!

15分〜30分後に再度寝かしつけを

機嫌が良くて、なかなか寝ない場合はまだ眠くないこともあります。

一生懸命寝かせようとするとママさんも疲れたりストレスが溜まったりしてしまいます

 

一度時間を置いて、寝かしつけしてみるとすっと寝ることもありますよ。

新生児特有の「手足バタバタ」の理由

新生児特有の「手足バタバタ」の理由

さまざまな「手足バタバタの原因」についてお話ししましたが、新生児の場合には、実はそこまで気にする必要はないので安心してください。(よくあることなんですね!)

中枢神経が未発達であるため

1つ目の理由は「中枢神経の未発達」です。

新生児は、中枢神経がまだ十分に発達しきっていないため、自分の意志とは無関係に体が動いてしまうこともあります。反射行動もその一つです。

そのため、両足を上げ下げして布団を蹴ったり、片足だけピョコピョコと動かしたりするなど、不規則で予測できない動きをすると考えられているんです。

身体を動かすトレーニングのため

2つ目の理由は「身体を動かすトレーニングのため」です。

新生児は本能的に、これからはじまる「寝返り」や「ハイハイ」「つかまり立ち」などのアクションに向けて、トレーニングとして手足を動かしていることがあります。機嫌が良く、寝る時間でもないのであれば、赤ちゃんの気が済むまで手足バタバタを続けさせてあげましょう。

新生児の手足バタバタの注意点

首がすわったかどうかを確認する方法

新生児はさまざまな理由で手足バタバタを繰り返します。基本的にそれは発達の証拠なので安心できますが、手足バタバタに関してはいくつか注意するべきポイントがあります。

顔の近くにタオルなどを置かない

赤ちゃんは急に手足をバタバタさせたり、動いたりするので、赤ちゃんの顔の近くにタオルや布団、ぬいぐるみなど物を置かないこと。

布団などが顔にかぶさって赤ちゃんが窒息することがあります。新生児はまだ自分の顔にかかった布を自分ではがせないので、手足バタバタが始まったら付近の布類を遠ざけておきましょうね。

手足バタバタの際には様子を見る

新生児が手足バタバタを始めたら、可能な限りママさんたちが近くで見守ってあげてください。

新生児の手足バタバタは過剰な心配はいらない行動とはいえ、手足バタバタは、何らかの不調などを訴えているサインである可能性もあります。手足バタバタを始めたら、赤ちゃんの顔色や様子もチェックしてあげましょう。

筆者の体験談

保育士とも
元保育士で1児のママです!

「新生児はミルク飲んだら勝手にすぐ寝る」という思い込みがママさんを戸惑わせます(笑)

もちろん日中のほとんどを寝て過ごすと言われたり、ミルクの途中で寝てしまったり、よくあることなのですが、「もちろん、寝ないこともある」のです!

この当たり前のことが認められないことで、少しの間、苦しんだ気がします

 

保育士時代の知識も活かし、いろいろ試してみて効果があった寝かしつけはこちら!

  • ・おくるみで体を優しく包む
  • ・ミルク後に寝かしつけをすると眠りやすい
  • ・メリーなど仰向けの状態で動くおもちゃなどを用意する
  • ・活動時間が長すぎると興奮しちゃうので、こまめに睡眠を取れるようにする

 

また、ママがしんどくならないように

  • ・多少泣いても大丈夫と思おう!(そばには居てあげてね)
  • ・赤ちゃんの横で本を読んだり、ネットフリックス見たりしてこまめに気分転換をしよう!(積極的に!)

まだ産まれたばかりで、うまく寝られないことも当たり前

ゆっくりと寝る練習をしていくイメージで焦らず関わってあげてくださいね☺️

 

まとめ

赤ちゃんがご機嫌なとき、はりきって手足バタバタをします。(めっちゃ可愛いですよね♡)

手足バタバタが気になった時には、赤ちゃんの様子を確認し、不安な時は小児科で診てもらうこともできるので、一度確認してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

保育士とも

保育士資格
第二種幼稚園免許

昔から小さい子が大好きで、夢の保育士に!7年間、保育園で働いていました。
0歳児の担任をしたときに、赤ちゃんのコミュニケーション力や意志の強さに驚きました。子どものことについての発信がママさんのお役に立てると嬉しいです。世の中のママさんを心から尊敬しています。
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