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妊娠中の検査って何をするの?検査の種類や分かること

2021年5月27日

妊娠中の検査は何をするのか

妊娠してから出産まで、何回も検査されますよね。血液検査、おりもの検査やエコーなど・・・
病院によっては検査の時期や項目については少々変わってきますが、一般的には同じです。どんな検査があるの?何のためにその検査をしているの?そう思いながらも何となく検査を受けているおかあさんも少なくありませんよね。少し詳しくみていきましょう。

妊娠中の検査が何回もあるのはなぜ?

そもそも、妊娠中に何度も検査をするのはなぜでしょうか?

妊娠中は様々な身体の変化が起こります。妊娠経過が正常か、妊娠前からある身体の異常がないか、赤ちゃんに影響する感染症がないかなどを調べます。
血液検査は妊娠初期・中期・後期のタイミングですることが多いです。妊娠中にされる主な検査項目は決まっていますが、病院により時期が違ったり、項目が違ったりします。

検査は大きく分けて二つ

妊娠中の検査は大きく分けてふたつあります。

〇血液検査(血液型、感染症、貧血検査など)

〇その他の検査(子宮頸がん検診、クラミジアなど)

それぞれどのような検査か詳しく見ていきましょう。

血液検査について

血液型検査

血液型の種類はたくさんありますが、妊娠中に調べる血液型は主にABO式とRh式、不規則抗体です。
血液型を検査する理由は、お産の時にはどんな方も大出血の危険があり、輸血の可能性があります。緊急で輸血となった場合に血液型の情報が必要なため実施します。
また、母体と赤ちゃんの間に「血液型不適合」というトラブルがないかどうかを調べるために検査します。

血液型の情報の正確な把握はとても重要なため、里帰りなど妊娠初期に検査した病院と違う病院で出産する場合は、里帰り先でも採血をすることが多いです。

感染症検査

妊娠中、おかあさんはウイルス、感染症にかからないように十分に注意する必要があります。万が一、妊娠中に、風疹やはしか、HTLV-1などの感染症にかかってしまった場合、お腹の赤ちゃんにも影響してきます。難聴や心臓疾患、発達障害などにつながることもあるため、感染症にかからないように対策したり、家族からうつらないように家族も抗体を調べたりしながら対策をとっていきましょう。

その他(血糖値や貧血検査)

妊娠中はホルモンバランスの影響によって、血糖値が上がりやすくなったり(妊娠糖尿病)、貧血になりやすかったりします。この場合、日常生活も疲れやすかったり、体が重く感じるだけでなく、早産や合併症を起こしてしまったり、重度の場合は赤ちゃんにも低血糖や多血症、先天奇形などを招くことがあります。

妊娠検査を通して、予防したり、対策をとったりすることが大切です。

その他の検査について

血液検査のほかには、以下のような検査があります。

・子宮頸がん検診
・クラミジア
・B型溶血性連鎖球菌

これらの検査は、おかあさんとお腹のなかの赤ちゃんが出産までに、健康で安全な生活をおくるサポートをしてくれるひとつになるんですね。妊娠検査で異常がないのが一番ですが、もし何かあった場合は早めの治療、対処ができるように必ず受診するようにしてくださいね。

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  • この記事を書いた人

助産師ゆき

看護師免許
助産師免許
保健師免許

8年間助産師として勤務し、様々な妊産褥婦さんと関わり勉強させていただきました。
その後2020年に第1子を出産し、今までの経験を総動員して育児をしてみたものの上手くいかないことが多々あり、育児の難しさを身に染みて感じました。でもそれ以上に子供は可愛く大変さも吹き飛ぶ日々。現在は育休から復職し、育児の経験を踏まえ、専門的な知識だけではなく、生活で役に立つ情報を伝えられたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いします!
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