出産について 産後のママの悩み

産褥(さんじょく)シーツとは?必要性や種類について

2020年12月12日

産褥(さんじょく)シーツはなぜ必要なのでしょうか?

おしものところが前から開くため、ショーツを履いたままでも診察やナプキンの交換ができる便利なものです。産院によってはお産セットに入っている場合があるため、購入前に病院に必要枚数を確認することをおすすめします。
汚れたとき用に数枚あると便利です。

産褥シーツの必要性

出産後、悪露(胎盤や産道からの分泌物が血と混じって一緒に出てくるもの)が1ヶ月以上続きます。
個人差がありますが、生理よりも出血が多いことから、サニタリーパンツよりも産褥シーツの方がおすすめです。クロッチ部分からあけられるため、産後、寝た状態でパッドをかえたり、医師や助産師さんに診察や確認をしてもらったりするときに使いやすいですね。
産後は思った以上に動くことがしんどいこともあります。出産を経験したおかあさんのほとんどが産褥シーツを用意していて良かった、と感じているようです。

産褥シーツの種類

産褥シーツの種類はクロッチ部分が開閉できる『スタンダード(通常)タイプ』と、お腹の部分が開閉できる『全開タイプ』があります。ほとんどの産褥シーツがマジックテープで開閉できるようになっています。

スタンダードタイプ
・開閉部分が1カ所であるため比較的履き心地が良い
・普通分娩のときにおすすめ

全開タイプ
・帝王切開分娩後の処置のときに便利
・開閉部分が2カ所でごわつきを感じることがある

特にどちらかでないといけない、というものではありませんが、分娩方法によっては医師から全開タイプをすすめられることもあるかもしれません。基本的にはどんなタイプでも大丈夫ですので、ご自身の好みや履き心地がいいと感じられるものを選んでくださいね。

何枚用意するといい?

産褥シーツは何枚か用意しておくといいでしょう。洗濯できる環境や状態にもよりますが2~3枚は準備しておくと洗い替えをあまりしなくて良いので安心です。産院によると、準備してくれるところもあるのであらかじめ聞いて、不足分だけ準備してくださいね。

さいごに

入院前の準備するものをまとめていますので合わせてこちらも参考にしてください。

先輩ママに聞く!入院時に必要な(おすすめの)持ち物を紹介

お腹が大きくなってくると、準備や買い出しも大変になり、気持ちも焦ってしまいがちです。気持ちてきにも余裕をもって出産にそなえるようにしてくださいね。

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  • この記事を書いた人

助産師ゆき

看護師免許
助産師免許
保健師免許

8年間助産師として勤務し、様々な妊産褥婦さんと関わり勉強させていただきました。
その後2020年に第1子を出産し、今までの経験を総動員して育児をしてみたものの上手くいかないことが多々あり、育児の難しさを身に染みて感じました。でもそれ以上に子供は可愛く大変さも吹き飛ぶ日々。現在は育休から復職し、育児の経験を踏まえ、専門的な知識だけではなく、生活で役に立つ情報を伝えられたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いします!
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