出産について 妊娠後期

出産準備はいつから始める?出産前にしておくこと|スケジュールをチェック!

2022年3月31日

出産準備はいつから始める?

出産準備はいつ頃から始めればいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。つわりもおさまってくれば気持ちの面でも余裕が出てきますし、「そろそろ…」と考える方もいらっしゃるでしょう。

購入まではいかなくても、雑誌やネットで赤ちゃんグッズなどを見ていると、いろいろなものが欲しくなってなんだかわくわくしてきますよね。

この記事では、出産準備はいつから始めるのがいいのか解説し、妊娠中・出産前に何が必要か挙げていきます。また、出産前にしておくことについても紹介していくのでぜひご参考になさってください。

出産準備はいつから?

出産準備はいつから?

出産準備は安定期に入った頃から始めるのが安心です。妊娠が分かると、不安な気持ちももちろんありますが、楽しみだなという気持ちもありますよね。

ついつい雑誌を買って赤ちゃんグッズを見るといったこともあるかと思います。見るだけであれば大丈夫ですが、安定期に入るまでは買うのは待った方がいいでしょう。

体調が安定していない頃はあまり無理をせず、まずはゆっくり過ごすことです。また、赤ちゃんの性別が分かってからの方が揃えやすいと思うので、大体妊娠78カ月頃から準備を始めるといいでしょう。2人目以降のお子さまの場合は、なんとなく段取りがわかるかもしれませんが、第一子のときは特に余裕をもってゆっくり準備を進めていきましょう。

実物を見て買いたいという方も多いかと思いますが、今は通販で簡単に購入することもできます。また、サブスクの利用も増えているので、必ずしもすべて購入するというわけではなく、さまざまな方面から考えてみるのもおすすめ。

1つの意見や情報をうのみにするのではなく、ママ友や子どものいる家族などにも話を聞いてみてくださいね。

妊娠が分かったらやること

妊娠が分かったらやること

妊娠が分かったら、やることは意外とあります。例えば妊娠中に必要なものをそろえたり、必要書類を提出したり、母子手帳をもらったりとさまざま。ここでは、妊娠が分かったら何をやればいいのか紹介していきます。

妊娠中に必要なものを購入

妊娠中に必要なものというと以下のようなものがあります。

・お腹を締め付けないゆとりのある服

・脱ぎ履きしやすい靴

・マタニティパジャマ

・マタニティ下着

・腹帯

・葉酸サプリ

・ボディケアクリーム

・母子手帳

とにかく大事なのは、体を締め付けるようなものは避けることです。特に胸やおなか周りはどんどん大きくなっていくので、なるべく早めにマタニティの服や下着を買うのがいいでしょう。

葉酸サプリや妊娠線予防のボディケアクリームも早いうちから使用しておく方がいいので、早めの準備が必要です。

母子手帳をもらう

母子手帳は、1回目の検診ですぐにもらえるというものではありません。大体は、赤ちゃんの心音が確認できてから医師の指示に従って、地域の保健センターなどに行ってもらいます。同時に、妊婦検診で使える補助券ももらえるので、セットで持っておきましょう。

母子手帳はいつもらえる?手続きや使うタイミングについて

会社に報告

働いている方は妊娠が分かったら会社への報告をする必要があります。しかしどのタイミングで言えばいいかわからないと、悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

妊娠初期は、つわりなどで体調が悪くなることも多いので、直属の上司には早めに報告しておくのがいいでしょう。

「仕事のことで相談があります」と事前に時間を取ってもらうと話しやすくなります。会社の同僚には、上司の方と相談して時期を決め、報告しましょう。

出産前に準備しておくもの

出産前には準備しておくものがたくさんあります。赤ちゃんに必要なものはもちろん、自分の入院グッズも一つにまとめておかなければなりません。大きなものから細かいものまでさまざまなので買い忘れがあることも。

ここでは赤ちゃんに必要なものや入院に必要なものをリストにして紹介していくので参考にしていただけると幸いです。

赤ちゃんに必要なもの

衣類

短肌着コンビ肌着
長肌着汗取りパット
ガーゼスタイ
コンビドレスセレモニードレス
おくるみ

授乳

哺乳瓶哺乳瓶の乳首
搾乳器消毒液
授乳クッション粉ミルク

ケア用品

おむつおしりふき
綿棒爪切り
体温計

入浴用

ベビーバスベビーソープ
沐浴ガーゼバスタオル
湯温計保湿剤

その他

布団(ベビーベッド)抱っこひも
ハイローチェアバウンサー
チャイルドシートベビーカー

まず必要なものは、赤ちゃんの着る肌着や、ガーゼなどの衣類でしょう。赤ちゃんの生まれる季節や住んでいる地域によって枚数も変わってきますが、洗い替え用に平均で35枚ずつ用意しておくといいでしょう。冬生まれだとあたたかい服装も必要になってくるでしょう。

赤ちゃんは、はじめうまくミルクを飲めない子も多いので、吐き戻しも結構な頻度で起こります。その都度着替えが必要になるので、1日で34回着替えるなんてことも。

肌着やガーゼは薄いので、その日のうちに洗って干してもすぐ乾きますが、吐き戻しが多いと持っている枚数では足りないということも考えられます。

しかし、授乳してみなければわからないので、はじめは必要最低限の数を用意しておいて、あとで買い足すか、スタイなどをうまく活用してみるといいですね。

その他にもおむつや授乳グッズ、入浴に必要なものなどさまざまあります。ジャンルごとや重要度順にリストを作って計画的に購入するのがおすすめです。

入院に必要なもの

出産予定日までまだ余裕があっても、妊娠中はいつ何が起こるか分かりませんよね。急に陣痛や破水があってもすぐに病院へ行けるように早めに入院準備をしておくと安心でしょう。入院の際に基本的に必要なものは以下のとおりです。

母子手帳ケース

診察券保険証
母子手帳

着替え

マタニティパジャマ授乳用ブラ
産褥ショーツ産褥ニッパー
着圧ソックス

衛生用品

お産用パッド母乳パッド

洗面・お風呂

歯ブラシ歯磨き粉
洗顔料シャンプー類
バスタオルタオル

スキン・ヘアケア

メイク道具スキンケア用品
ドライヤー

その他

授乳クッション円座クッション
携帯の充電器筆記用具
現金

出産前にしておくこと

出産前にしておくこと

安定期に入ってからは、比較的動くのが楽になるので、出産までにできることはしておきたいですよね。ここでは、出産前にしておきたいことをいくつか挙げていくので参考にしていただけると幸いです。

安産祈願

カレンダーの日付に干支が書かれているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本では「戌の日」というものがあり、妊娠5カ月目の最初の戌の日にお腹に腹帯を巻いて安産祈願を行うという風習が昔からあります。

なぜ犬なのかというと、犬は一度にたくさん子犬を産むことから安産の守り神とされているのです。「最初の」戌の日といいましたが、現在では、妊婦さんの体調や都合に合わせて、行けるときに行きましょうという風に変わってきています。

もしご本人の体調が良くない場合は、パートナーやご家族に行ってもらうことも可能なので、ご家族とよく話し合ってお参りに行きましょう。

適度な運動

妊娠初期はつわりなどが原因であまり食べられなかったり、動けなかったりします。しかし、安定期に入ると体調も安定し、食欲が今まで以上に増す方も少なくありません。

安定期に一番体重が増えてしまい、糖尿病や高血圧を発症しやすくなりますので、無理のないように運動することによって、予防することも可能です。安全に出産を終えられるためにも、しっかり体力をつけておきましょう。

両親学級

安定期に入って体調が落ち着いたころに、両親学級や母親(父親)学級の案内があると思います。こちらは同じころに出産を控えた妊婦さんやパートナーが参加できるもので、出産に向けての心構えや出産後の赤ちゃんとの接し方など丁寧に教えてくれます。

妊婦検診にいくと同じような妊婦さんたちが周りにいますが、なかなかそこからお友だちを作るというのはハードルが高いですよね。

両親学級や母親学級は、集まって話を聞けて、ちょっとしたことを相談できる場でもあるので、出産に対して不安がある方も積極的に参加してみるのがおすすめです。

出産前後の休暇申請

働いている方は、出産前の産休と出産後の育休申請を会社に提出してください。出産予定日の6週間前から休暇が取れるので、会社ともよく相談して、忘れないようにしっかり申請しておきましょう。妊娠中もしばらく働くという方は、くれぐれも無理のないようにしてくださいね。

虫歯の治療

できれば、妊娠前から歯が痛いなと感じていた方は、先に治療していた方がいいですが、できなかった方は安定期に入ったら治療をすることをおすすめします。

妊娠初期は、つわりでなかなか治療に行けなかったり、妊娠前は虫歯がなかったのにつわりで歯磨きが十分にできず、虫歯ができてしまったりといったことも。

赤ちゃんが生まれてからは子育てにおわれてなかなか歯医者に行ける時間が取れないので、悪化してしまう可能性もあります。

今現在、何の症状も出ていない方でも、妊婦検診のひとつとして歯科検診の補助券もついているので、ぜひ一度歯科検診に行ってみるといいでしょう。

出産場所を決める

どこで出産するのか、ということもあらかじめ決めておく必要があります。このまま通院している病院で出産をするのか、里帰り出産を希望するのか、病院側にも伝えておく必要があります。

パートナーや家族とよく話し合い、妊婦さんの負担や産後のことも考えてどの選択が一番いいのか決めておきましょう。

ストレスを溜めない

上記の他にも、美容院へ行ったり、あまり遠出にならない程度の旅行へ行ったり、部屋の片づけをしたり。気持ちがリフレッシュできるようなことをするのもおすすめです。

出産後はなかなかパートナーとの時間も取りづらいでしょうから、2人の時間を大事にしたり、1人でゆっくりできる時間を作ったりして、ゆっくりしてくださいね。

まとめ

出産準備を始める時期

妊娠中の方は、ご自分や赤ちゃんの体を気にしながらも、さまざまな準備が待っています。「どんなものをそろえようかな」とわくわくした気持ちで考える方もいらっしゃるでしょうし、「意外とそろえるものが多いな」と驚く方もいらっしゃるでしょう。

まずはご自分の体調を優先し、落ち着いてきたらパートナーや家族と一緒に考える時間を作るといいですね。

特に出産準備の始まりは決まっていないので、あくまで目安として、安定期に入った頃から始めると余裕を持ってそろえることができます。

準備にバタバタしてしまうこともあるかもしれませんが、かわいい赤ちゃんを迎えるためしっかり準備をしていきましょう。

 

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  • この記事を書いた人

助産師ゆき

看護師免許
助産師免許
保健師免許

8年間助産師として勤務し、様々な妊産褥婦さんと関わり勉強させていただきました。
その後2020年に第1子を出産し、今までの経験を総動員して育児をしてみたものの上手くいかないことが多々あり、育児の難しさを身に染みて感じました。でもそれ以上に子供は可愛く大変さも吹き飛ぶ日々。現在は育休から復職し、育児の経験を踏まえ、専門的な知識だけではなく、生活で役に立つ情報を伝えられたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いします!
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