お腹の中の赤ちゃんは、いつから音が聞こえるようになるのでしょうか?
ママの声は聞こえている?パパの声は?外の世界の音は?
赤ちゃんの耳の発達と、聞こえる音の世界について詳しく解説します。
胎動を感じると同時に、お腹の中の赤ちゃんと音を通じてコミュニケーションを取れるようになる時期やその方法を知り、妊娠期間をより豊かに過ごしましょう。
目次
お腹の中の赤ちゃんの耳はいつから聞こえるの?
お腹のなかにいる赤ちゃんは外の音や声がどのくらい聞こえているのでしょうか?
おかあさんやおとうさんの声は赤ちゃんにはどのように届いているのでしょうか?
お腹の中の赤ちゃんの耳の成長や発達についてみていきましょう。
いつから聞こえるようになる?
お腹のなかにいる赤ちゃんは妊娠約10週までのときに、目や口、耳などの器官が発達して形になります。エコー写真でも少しずつ見られるようになってくると嬉しいですね。
耳の形はできていきますが、機能としてはたらくのはもう少し後です。
母体の内側の音が聞こえる時期
そして妊娠24週頃からお腹の中の赤ちゃんは、ママの心臓の音や血液が流れる音を聞くことができるようになります。
しかし、赤ちゃんは羊水に包まれているため、赤ちゃんに聞こえる音は私たちが想像するよりも小さく、かなりこもっているような音でしょう。
細かい音はあまり届かず、おおまかな音やメロディが赤ちゃんに届いています。
また同時に、赤ちゃんのいろいろな器官の神経が少しずつ脳と結ばれる時期でもあります。
母体の外からの音が聞こえる時期
妊娠8ヶ月頃にはお腹の外の音も聞こえるようになります。外の音も聞き分けられるようになり、おとうさん、おかあさんが話しかけるとまた違った反応をするとも言われているので楽しみですね。
しかし、外の音を聞くときには羊水だけでなく、母体の体が壁となっているため、音として聞こえるのにはとても小さいようです。
おかあさんの声だけは体の振動や骨を伝わって聞こえるので、他の人とは違う特別なものになりますね。普段話しているときから、赤ちゃんはお腹の中でおかあさんの声を聞いて安心しているんですね。
お腹の赤ちゃんに声をかける効果
お腹のなかにいる赤ちゃんに話しかけることには赤ちゃんだけでなく、おかあさんにとっても良い効果があります。
赤ちゃんの脳を刺激することができる
おかあさんの声を聞くことで赤ちゃんはおかあさんの声を記憶します。たくさん話しかけてあげることで脳によい刺激を与えたり、安心感を覚えたりします。ぜひ、お腹にいるときから赤ちゃんとのコミュニケーションを大切にしてみてくださいね。
おかあさんがリラックスできる
お腹のなかの赤ちゃんとコミュニケーションをとることは赤ちゃんだけでなく、おかあさんにとっても良い効果があると考えられています。
声をかけて赤ちゃんが反応することによって、喜びを感じたり、母親としての実感がわいたり、落ち着いた気持ちを味わったりすることができます。
精神的な安定は赤ちゃんにも大きく影響してくるので、リラックスした気持ちでコミュニケーションをとることが大切ですよ。
体調が悪かったり、イライラしてしまったりおかあさんの負担になる場合は、無理しなくて大丈夫ですよ。まずはおかあさん自身のケアをして、落ち着いた気持ちを取り戻しましょう。
声かけ以外にできること
- ・優しい音楽をかける
- ・絵本の読み聞かせをする
- ・おかあさんの好きな歌をかける
声かけ以外にも、音楽を聴いたり、絵本の読み聞かせをしたりすることで赤ちゃんもリラックスしたり、脳を刺激したりする効果があります。
あまり大きな音や声ではなく、優しい、心地よい音量がいいですね。また、コミュニケーションをとるのと同じようにおかあさん自身のリラックス効果にもつながります。
赤ちゃんにとってもですが、おかあさんがリラックスできるものを選んで無理なく聞かせてあげるようにしてくださいね。
さいごに
お腹のなかの赤ちゃんは成長するにつれて、おかあさんの体内の音や声、周りの音を少しずつ聞き取れるようになってきます。
一番聞こえるのは大好きなおかあさんの声です。声をかけたり、音楽を聴いたり、赤ちゃんの反応を楽しんだりしながらコミュニケーションをとることをぜひ楽しんでくださいね。