12月に入り冷え込む季節になってきましたね。あたたかい秋が終わって急に寒くなり、赤ちゃんの衣服や寒さ対策に悩むママさんも多いのではないでしょうか。赤ちゃんが小さいうちは体温調節がまだうまくできないために、大人が調節してあげることが大切です。その方法やポイントについて解説します。
目次
赤ちゃんの体温調節はいつからできる?
産まれたばかりの赤ちゃんは、体温調節をうまくすることができず、気温と一緒に体温が上がったり下がったりしてしまいます。大人よりも気温に敏感で、外部の影響によって左右されてしまいます。
大体生後8ヶ月ころから体温調節が整ってくると言われていますが、まだ成長段階ですので、2歳ころまでは、大人が体温調節をしてあげることが大切です。赤ちゃんは「寒い」「暑い」ことを多少感じていても、まだ大人にうまく伝えることができないのもひとつの理由です。
赤ちゃんの体温状態をチェックしよう
体温調節がうまくできない、「寒い」「暑い」を伝えられない赤ちゃんの体温をどうやってチェックしたらいいのか、についてお話ししていきます。
暑いときのサイン
・背中やお腹周りが汗ばんでいる
・顔がほてっている
赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすくなっています。汗をかきやすい部分である、背中・お腹周りを触ってチェックしてみましょう!
背中・お腹周りが汗ばんだり、顔がほてっている場合は、赤ちゃんが暑いサインかもしれません。衣服や気温の調節をしてあげましょう。
寒いときのサイン
・背中やお腹周りが冷たい
(・手足が冷たい)
背中・お腹周りが冷たいときは赤ちゃんが冷えている可能性が高いです。衣服や気温の調節をするようにしましょう。
手足が冷たいときもひとつのサインにはなりますが、赤ちゃんの手足は気温によってあたたかくなったり、冷たくなったりしやすいのが特徴的です。そのため、手足が冷たいからといって、必ずしも体が冷えているとは限りませんが、手が冷えているときには、ママの手で優しくあたためてあげてくださいね。
赤ちゃんの体温調節をしよう
次に、赤ちゃんの体温調節の仕方についてお話ししていきます。赤ちゃんは体温調節が未熟で気温の影響を受けやすいため、気温の変化が大きいと負担が大きくなってきてしまいます。ストレスをためないように、色んな方法で体温調節をおこなっていきましょう♪
衣服の調節
赤ちゃんの衣服で体温調節をしていきましょう。
・夏と冬で、下着の素材を変える
・靴下で足をあたためる
・簡単に着脱できる上着を持ち歩く
・汗をかいたらこまめに着替える
赤ちゃんは大人より体温が高い?
この言葉を耳にしたことはありませんか?この言葉の通り、基本的には大人より体温が高くなります。熱がこもりやすかったり、汗をかきやすいことも特徴です。しかし、月齢や赤ちゃんによって異なってくることもあるので、お子さまの状態をチェックするようにしてみましょう。
気温の調節
室内で過ごすときには、エアコンの温度を調節して、赤ちゃんが過ごしやすい環境にしていきましょう。
夏場は、26~28℃、冬場は20~22℃くらいを目安に温度設定をすることをおすすめします。目安ですので、赤ちゃんの様子を見ながら調整してあげてくださいね。また、冬場は乾燥しますので、加湿も忘れないでくださいね。
衣服の着せすぎ注意
赤ちゃんが冷えているからといって、衣服を着せすぎるのには注意したいところです。汗をかきやすく、熱もこもりやすいために、あせもになるなどの皮膚トラブルが生じたり、手足がうまく動かせずに窮屈になったりします。また、睡眠時は衣服を着せすぎることで、衣服にうもれて、乳幼児突然死症候群にもなりかねません。衣服や気温、バランス良く調節していきましょう。