「うちの新生児、全然寝てくれない…」 「夜泣きがひどくて、私も寝不足…」
新生児の赤ちゃんは1日をほとんど寝て過ごすと聞いたのに・・「赤ちゃんが寝ない!」と戸惑ったり苦労しているパパ、ママは多いのではないでしょうか?
(私も一人目の時は、もうどうしたらいいのか分からず頭を抱えていました・・)
新生児は、1日に15〜20時間眠ると言われていますが、実際には個人差が大きく、まとまって寝てくれないことも。
そんな新生児の睡眠時間や寝かしつけのコツ、夜泣き対策について、6児のママである私の経験も交えながら詳しく解説します。
新生児の赤ちゃんが寝ないと困っている方、ぜひ参考にしてくださいね😊
この記事を読めば、新生児の睡眠について理解が深まり、安心して育児に取り組めるようになるはずです!
目次
新生児の睡眠時間
そもそも新生児は1日で何時間寝るのが平均的なのでしょうか。新生児の睡眠時間の基本について解説します。
新生児の平均的な睡眠時間
新生児は、1日あたり平均で15~20時間ほど寝るのが一般的です。
新生児は起きているときと寝ているときの周期が短く、なおかつ不規則に寝ます。3~4時間おきに浅い睡眠を繰り返しているため、眠っている赤ちゃんは少しの物音や刺激でも起きてしまいますよね。(起きないでと思えば思うほどすぐに起きてしまう不思議笑)
生まれたばかりの頃は昼と夜の区別が全くついていませんが、月齢が進むにつれて昼夜の区別がつくようになり、生後4ヶ月ぐらいにもなれば、夜に8~10時間ほどしっかりと眠れるようになるでしょう。
さらに、生後8ヶ月にさしかかると、大人と同じようにレム睡眠・ノンレム睡眠を繰り返す睡眠リズムが整うこともあります。
とは言っても、新生児の睡眠時間には個人差が大きいです。
もともとあまり寝ない赤ちゃんもいるので、明確に「1日○時間眠れば問題ない」というように決まっているわけではありません。
新生児の寝不足の問題
新生児の睡眠時間には個人差がありますが、それでも赤ちゃんが「寝不足」になってしまうケースもあります。
1日あたりだけでなく、1回あたり何時間ほど寝るのかも個人差がありますので、中には寝不足で日中に不機嫌になったり、夜泣きを繰り返すこともあるでしょう。
とはいえ、前述のとおり新生児の睡眠時間は個人差が大きく、「ウチの子は十分に寝ない・・!」と思っていても、赤ちゃんとしては十分な睡眠をとっているケースもあります。
新生児の睡眠不足の判断基準としては、目をこすっていたり、原因不明で不機嫌になっているなどのサインがあります。
ママさんの寝不足の問題
もちろん、ママさんの睡眠不足も大きな問題です。子育てする立場の人が睡眠不足になってしまうと、ストレスで物事がうまくいかずイライラしたり、精神バランスが崩れてしまうこともあります
新生児の子育て中の寝不足の原因の多くは、夜泣きが多いでしょうから、この記事にある寝かしつけのテクニックをマスターして、少しでもゆっくりと眠れるようにしてくださいね。
新生児の赤ちゃんが寝ない原因は?
新生児の赤ちゃんが寝ない原因について、まず赤ちゃんの睡眠の特徴を知って理解することで、「そういうことか」と納得出来る部分が多いです☝️
「なぜ寝ないの」「何がダメなの・・」と困っているママさんは特に、赤ちゃんの睡眠の特徴を知っていただけたらなと思います。
新生児の睡眠の特徴をまず理解しよう!
新生児期(生後0~1ヵ月)の赤ちゃんは1日に約15~20時間を寝て過ごします。
1日のほとんどを寝て過ごしますが、次のような特徴があります。
- ・昼夜の区別がついていない
- ・眠りが浅いためすぐに目が覚める
- ・まとまった睡眠ができず、2~3時間ほどで目が覚める
そのため、赤ちゃんは昼も夜も関係なく、2~3時間で目が覚めることがあります。
成長とともに、まとまって眠れる時間も長くなってきます。大体、生後4~5ヵ月で大人と同じように、8時間ほどまとまって眠れるようになるといわれています。
お腹がすいている
新生児の赤ちゃんは、2~3時間おきに目を覚まします。その際、お腹がすいていることが多いです。
小さな赤ちゃんは1回の授乳で、少ししかミルクを吸うことができないためにすぐにお腹がすいてしまいます。泣いていて、授乳から2~3時間経過している場合はお腹がすいている可能性が高いので授乳をしましょう。
生後2~3ヵ月ころになると、1回の授乳でもしっかり飲めるようになり、少しずつ授乳間隔も延びていきます。
何らかの不快感がある
赤ちゃんは眠りが浅いうえに、とても敏感なために、何か不快感があると眠れないことがあります。
- ・ゲップが出ない
- ・便秘でお腹が張っている
- ・オムツが濡れている
- ・寒い、または暑い
- ・電気が明るい、騒音がある、など
赤ちゃんが泣いて、お腹もいっぱいのときは、例にあげた不快感を取り除いてあげたいものです。おむつをチェックしたり、気温や衣服の調節をしてあげるようにしましょう。
日中にたくさんの刺激をうけたとき
赤ちゃんは日中、たくさんの光や音の刺激を受けたり、人と関わったり、環境の変化があったりすると、脳が興奮状態になります
それが寝付くのに時間がかかったり、夜泣きとしてあらわれることは多々あります。
体調が優れないとき
赤ちゃんが眠れない原因は体調不良が原因のこともあります。赤ちゃんの体調は、急変しやすいです。様子がおかしいときは、こまめに検温したり適度な水分補給をするようにし、早めに病院を受診するようにしましょう。
原因がないこともある!?
赤ちゃんが寝ないのに、特に理由がないこともあります。ただ眠くない、遊んでいる、ママに甘えたい、こんなこともありますよね。
そんなときは無理に寝かせようとせず見守るのが1番。夜中、ママもずっと遊んであげないと、と思う必要はありません。
機嫌がよければ、おなじ部屋にいながらママは目をつむってゆっくり休みましょう!赤ちゃんは安全な場所で寝かせるようにしてあげてくださいね。
新生児の寝かしつけのコツは?
赤ちゃんが寝ないときには、次のような対策をとってみましょう。
不快感を取り除いてあげよう
赤ちゃんが寝ないのは、何かに不快感を感じているからかも?!
- ・オムツが濡れていたら替える
- ・汗をかいたり冷えていたら衣服、気温の調節をする
- ・授乳時間をチェックする
など、思い当たるものがあれば、その不快感を取り除いてスッキリさせてあげましょう♪
睡眠の環境を整えよう
赤ちゃんは敏感で、眠る環境はとても大切です。まず転倒したり、物が落ちてきたりしない安全な場所で眠る環境を確保するようにしましょう。
そのほかにも
- ・テレビや外からの騒音がないか
- ・気温の調節はできているか (夏場は26~28度、冬場は20~22度くらい)
- ・寝る場所は適切なかたさかどうか
- ・首元は衣服で締め付けられていないか
などチェックしてみてくださいね。
スキンシップをとろう
赤ちゃんとのスキンシップはとても大切。安心感がないと、赤ちゃんは眠ることができません。ママの言葉がけや、肌のぬくもりを感じて赤ちゃんはスヤスヤ気持ちよく眠れるようになります。
なぜ泣いているの・・困ったときには、抱っこして優しい言葉をかけてあげてくださいね。
生活リズム、ルーティンをつくろう
赤ちゃんは産まれてすぐの頃は、2~3時間ごとに寝て起きるサイクルを繰り返したり、昼夜の区別がつかずに夜中に目を覚ましたりします。それが成長に伴い、起きる時間が長くなったり、一定時間眠れるようになってきたりします。
そうなってきたときに、生活リズムを整えていくことがとても大切です。
朝には、カーテンを開けたり日光浴をして太陽を浴びることで赤ちゃんの体内時計も働いてくるようになります。直射日光は避けて、適度に外の風や太陽を浴びるようにしましょう。
夜は、寝る時間が近づいてきたらテレビや電気を消して、寝る体勢を整えていきます。これを毎日繰り返すことで、赤ちゃんの生活リズムが整っていきます。
また寝る前のルーティンを整えるのもひとつです。ひとつの例として、
沐浴→遊ぶ→着替え→授乳→寝る
このように睡眠の前の一連の流れを毎日おなじにすることで、赤ちゃんも寝る体勢を整えることができますよ。
どうしても寝ない!!そんなときは諦めも肝心
授乳もした、オムツも替えた、体調や環境もチェックした。なのにうちの子が、寝ない!!
こんなことも結構あって多くのママさんは苦労しちゃいますよね。でもこれ珍しくないことなんですよね。本当に良くあります。
結論から言うと、こんなときは諦めることも肝心です。赤ちゃんは眠気がなく、遊んでいることもあり、寝かせようといくら頑張っても寝ないときは寝ないのです。(ガーン・・)
お腹もいっぱいで、オムツも綺麗で機嫌がいいときは、そのまま見守るように、ママも横でゆっくり休みましょう。
ぐずっているときも、無理に寝かせようとすると、ママもイライラ・・赤ちゃんにもその緊張は伝わりさらに寝付きが悪くなったり、ぐずったりすることがあります。
30分後にまた寝かせようと一旦様子を見たり、お部屋を抱っこして散歩したりしながらゆったりと過ごすようにしましょう。
寝言のときは起こさないように注意しよう
寝ている赤ちゃんが「ふぇぇ~」と声をあげること、ありますよね。この時にすぐ抱っこするのはNGです。
寝ぼけたり、寝言の可能性が高く、体を優しくトントンしてあげると再び眠ります。この時に泣いていると思って抱き上げることによって目が覚めてしまうことがよくあるので、すぐ抱っこはせずに一旦様子を伺ってみてくださいね。
寝ない新生児に疲れたママさんのおすすめ対処法
寝ない新生児に、子育ての中心的存在のママさん、疲れてはいませんか?そんなママさんに、気分をリフレッシュする方法についてアドバイスします。
赤ちゃんに意識を向けすぎない
まずは、「なんで寝ないの?」とあまり赤ちゃんにばかり意識を向けすぎないことです。寝ないからといって寝るまでつきっきりになってしまうとママの疲労は溜まっちゃいます。
一旦ママも自分の気持ちを解放させてあげましょう♪
新生児はさまざまな危険と隣り合わせですから、常に赤ちゃんの様子を確認できる場所にはながら、そのうえで、気分転換にティータイムを楽しんだり、パパさんと子育てについて話し合う時間を設けるなどの対処法を実践してみてください。
音楽や動画で気分リフレッシュ
気分をリフレッシュする方法としては、「音楽」や「動画」を利用するのもおすすめです。最近では無料で視聴できる音楽や動画コンテンツも多いですし、定額制でさまざまな音楽や映画を楽しめるサービスもあります。
赤ちゃんをあやしながらでも、音楽や動画を視聴することはできます。あまり集中しすぎるのも良くはありませんが、音楽や動画で気分転換することは悪いことではありません!
むしろ大切にすることで、また気持ちに余裕ができてお子様と向き合えることもありますよ☺️
SNSで仲間の意見を聞いてみよう
パパさんが仕事中で一人で赤ちゃんと向き合うのは、なかなかつらいものがあります。孤独だな。。なんて感じてしまうことも実はあったりしますよね
そんなママさんにおすすめなのが「SNS」です。SNS上では、同じ歳の赤ちゃんがいるママさんも多いので、愚痴を言いあったり、子育てのアドバイスをもらえたりするかもしれません。
ただ、「SNS疲れ」と言ってやりすぎてかえって疲れることもあるのでそんな時はお休みするのもいいですよ。
寝れるときにはきちんと寝る
子育てで問題になりやすいのが「親の寝不足」です。夜泣きで起こされることも多いでしょうから、とくに新生児の頃には寝不足になってしまうことも少なくありません。
ですが、寝不足は体も心もしんどくなってしまうので、少しでも寝不足対策をしたいところです。
新生児の場合、日中にお昼寝することも多いでしょう。赤ちゃんが寝ているタイミングで、ご自身も昼寝して睡眠時間を確保してはいかがでしょうか。赤ちゃんの寝方によっては、まとまった睡眠時間を確保できるかもしれません。
まとめ
赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごすと言われていますが、2~3時間ごとに目は覚め、また寝る、ということを繰り返しています。
赤ちゃんを寝かせようと一生懸命になりすぎるとママもかえってストレスになってしまうことも・・。
目が覚めたときには、お腹の空きやオムツをチェックしたりして機嫌が良いときには、遊ぶ様子を見守りママもゆっくり休むようにしてくださいね。成長とともに睡眠時間も増えてきます。安心して眠れる環境作りをしてあげてくださいね。