「赤ちゃんにとって快適な室温って何度?」
「エアコンはいつから使っていいの?」
初めての育児では、赤ちゃんの室温管理に悩むママ・パパも多いのではないでしょうか。
また、室温だけでなく、空気が乾燥していないか。(空気が乾燥しているとウイルスが繁殖しやすくなったりするので、湿度も大切です。)
この記事では、
- ・季節ごとの赤ちゃんが快適に感じる室温・湿度の目安
- ・暑さ・寒さ対策
- ・エアコンの使い方
などを詳しく解説します。
目次
赤ちゃんの快適な室温は?
赤ちゃんの快適な室温は夏は25〜28℃、冬は19〜23℃程度が適温とされています。
クーラーの温度設定で合わせるのではなく、温・湿度計で室内の温度を確認するようにしましょう。
また、室温は適温であっても、直射日光や風当たりによっては感じ方が変わることもありますよね。
なぜ室温管理が重要なのか?
赤ちゃんにとって快適な室温を維持することは、赤ちゃんにとって「眠りやすい環境」を整えることにつながります。
大人でも、暑すぎたり寒すぎたりすれば、ぐっすり眠れないですよね。
それは赤ちゃんにとっても同じで、赤ちゃんにとって快適じゃなければ、なかなか寝付いてくれなかったり、短時間ですぐに起きてしまうことにもなります😢
赤ちゃんにとっての快適さは「大人の快適さ」とは異なる
なぜなら、大人にとって快適だと感じる室温には個人差が大きいので、赤ちゃんが快適だと感じている室温に対して、親の室温の好みがずれていることもしばしば・・。
そのため、前述の室温を参考にして、あくまでも「赤ちゃんにとって快適な室温」を維持できるようにしてあげてくださいね。
赤ちゃんの寒い・暑いのサイン
赤ちゃんは自分で体温調節をしたり、「寒い」「暑い」と伝えたりすることができませんよね。
温・湿度計よりも赤ちゃんの様子を一番に受け取り、温度調節をしていきましょう。
赤ちゃんが寒い・暑いときには泣いておかあさんに伝えますがどうしたら分かってあげられるのか・・・
戸惑うおかあさんも多いかもしれませんね。気付くポイントについてみていきましょう😊
赤ちゃんが寒いときのサイン
赤ちゃんは手足が冷たいからといって寒がっているとは限りません。
ここでチェックしてほしいのは、体幹が冷えていないかどうかです。
体幹とは、お腹や背中、太ももの部分で、触ってみてひんやりしているときには赤ちゃんの体が冷えているサインです。
エアコンの調節をしたり、カーディガンやタオルケットなどの衣類で調節したり、エアコンの風が直接肌に当たらないように、風向きもみてあげてくださいね。
赤ちゃんが暑いときのサイン
寒いよりも暑いときの方が分かりやすいかもしれません。
- ・体幹部分が熱い
- ・体の一部分が汗ばんでいる
- ・ぐずったりしているとき
赤ちゃんは暑いことをおかあさんに伝えているかもしれません。赤ちゃんは思っている以上に体温も高いので、あまり厚着させる必要はありません。
- ・カーディガンなどの羽織などで衣類の調節がしやすい服装がおすすめ
- ・暑いときにはのぼせることもあるため、水分補給することや風当たりのいいところにいくことも大切
赤ちゃんの睡眠中、エアコンはつけて大丈夫?
睡眠中、エアコンをつけても赤ちゃんに影響はないの?最近は夏は暑い日が続き、大人でも暑くて目が覚めてしまうこともありますよね。
赤ちゃんも同じで、暑すぎると寝苦しかったり、熱中症になったりする可能性があります。
室温が26~28℃が適温なので、それを目安にエアコンをつけるようにし、赤ちゃんの体感温度などもチェックするようにしてみてくださいね。
睡眠中は体温が下がるため、夜はエアコンを28℃くらい高めに設定するようにしてくださいね。
冬も同じで、体が冷えすぎるとなかなか寝付けない、目が覚めてしまうこともあります。室温が20~23℃になるように設定し、あたたかい布団などで調節しながら眠れるように環境を整えてあげましょう。
冬場は特に乾燥にも注意です。加湿器を使い、部屋の湿度を50~60%に保つようにしてくださいね。
タイマーをかける
夏場も冬場もタイマーをセットして、あまり長時間付けっぱなしにしないようにするといいですね。赤ちゃんだけでなく、大人もずっとエアコンが効いたなかで睡眠をとると、かえって体がしんどくなることがありますよね。
もちろん、季節や家(部屋)によって、室温も変わってくるため、その都度調節するようにしましょう。
エアコンの風が直接当たらないようにする
エアコンで室温を調整するにあたって注意したいポイントの1つは「エアコンの風」です。
エアコンとベビーベッドの位置によっては、エアコンの風が赤ちゃんに直接当たって赤ちゃんが風邪をひいてしまう可能性があります。
冬場も同様に、熱い風がダイレクトに当たってしまうと赤ちゃんは暑がってしまうでしょう。
エアコンの風が直接当たるような位置関係である場合は、ベビーベッドを動かしてエアコンの風が赤ちゃんに直接当たらないようにしてあげてくださいね。
赤ちゃんの最適な湿度は?
赤ちゃんとって1年を通して最適な湿度は、50~60%といわれています。
空気が乾燥していると、ウイルスが繁殖しやすく感染症の危険があります。また、赤ちゃんの肌はデリケートで乾燥しやすいため、加湿が大切です。
水蒸気で出る加湿器がオススメ!
湿度をあげるために加湿器を使用することがほとんどですが、加湿器にも種類がたくさんあります。
水蒸気タイプのものがおすすめです。また、室内に洗濯物を干すと、湿度も少しあがりますよ。
熱い蒸気の出るものや、赤ちゃんが触って簡単に倒れてしまうものなどには赤ちゃんの手の届かないところに置くようにして、十分気をつけてくださいね。
定期的に換気して湿度を上げすぎない
赤ちゃんにとって快適さや健康のために湿度を調整することは重要なのですが、加湿器を使って湿度を上げる際には「上げすぎないように注意する」ことが重要です。
加湿器を使うと過剰に湿度を高めてしまう可能性がありますが、室内の湿度が上がりすぎると窓が結露して、カビやダニが増殖する原因になりかねません。
上がりすぎた湿度を適度に下げるためには「換気」が必要になります。
温度・湿度計を置こう
温度、湿度を常にチェックできるよう、温度・湿度計を置くようにしましょう。
温度や、湿度をはかるときのポイントですが、赤ちゃんのそばに置くことが大切です。
棚の上や部屋の隅っこ、窓際などと赤ちゃんのいる空間は同じでも高さや位置によって、温度や湿度はかわってきます。赤ちゃんが過ごしやすい環境をつくるためにも、これを忘れないでくださいね。
そして、温度、湿度が適温であっても、赤ちゃんの様子によって調節してあげてくださいね。
エアコンを使わない「春」と「秋」の室温管理
気温が高すぎる夏場や気温が低すぎる冬場は、エアコンを使用して室温を調整するご家庭が多いでしょう。
では、エアコンをあまり使わない「春」や「秋」は、赤ちゃんのための室温管理は不要なのかというと、そうではありません。
この時期の気温については地域性もありますが、春といっても夏場なみに暑い日があったり、秋といっても冬場並みに寒くなる日もあります。
また、1日のうちで気温の変化が大きい時期でもあり、1日で10度以上の気温の変化が発生して、昼間は暑いくらいだったのに夜になると寒さを感じる時期でもあります。
大人であれば我慢できる程度の気温の違いでも、体温調節ができない赤ちゃんにとっては大きな問題です。気温がわかりにくい時期であるからこそ、むしろ赤ちゃんのための室温管理は重要です。
春と秋も、温度計を設置しておき、赤ちゃんの周囲の温度をきちんとチェックしておきましょう。そのうえで、快適な室温から少しずれている場合は、ベビー服で調節してあげると良いでしょう。
もし、気温が極端に上下する日があれば、時期外れであってもエアコンを使用して室温を調整することをおすすめします。
さいごに
赤ちゃんにとって快適な室温・湿度は、大人が快適と感じる数値とは異なる可能性があります。
そのため、温度計・湿度計を赤ちゃんの近くに設置しておき、常に赤ちゃんにとって快適な室温・湿度を、エアコンや加湿器を使って調整してあげてくださいね。
温度計・湿度計がないときは
筆者の経験ですがそんなときは、実際に赤ちゃんの近くで過ごしてみるようにしました。
暖かい空気は上にたまりやすく冷気は床にたまりやすので赤ちゃんが過ごす高さで温度を感じてみてくださいね!
室温の管理がわかりにくい春と秋は、基本的にベビー服で調整してあげて、赤ちゃんが出す暑い・寒いのサインを見逃さずに、必要に応じてエアコンを使って室温を調整してあげましょう♪