取っ手付きのかわいらしいかごでスヤスヤと寝ている赤ちゃん、かわいいですよね(*^^*)寝かせたまま移動できて使いやすいと人気があるのがこのクーハンです。狭いところでも赤ちゃんのスペースを確保できますし、さらに外出先でも安全に過ごすことができて便利に使えます。しかし、バスケット型・バッグ型などタイプの違いもありますし、中にはそもそも「クーハンって何?」という人もいるでしょう。
そこで今回は、クーハンの使用可能時期、クーハンがいつまで使えるのか、使うメリット、使う時の注意点、さらに代用品を紹介していきます!
クーハンって何?
クーハンとは、赤ちゃんを寝かせて持ち運びができる簡易ベビーかごベッドのこと。見た目は「取っ手の付きの大きなカゴ」です。
元々中世フランスの農民らが農作業中に目の届く場所に乳児を置くために利用していたもので、クーハンはフランス語でかご「Couffin」のこと。「Couffin bébé」で検索するといろんな種類のクーハンが出てきますよ。
商品によってはフランス語風に「クーファン」、「ベビーバスケット」と呼ばれているものもあります。
クーハンの種類<2つ>
クーハンは①かご型のバスケットタイプと②布製のバッグタイプの2つに分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
バスケットタイプ
バスケットタイプは籐やとうもろこし皮などの天然素材で編んだもの。中でもとうもろこし皮はメイズと呼ばれていて、柔らかく、クーハンに最適な素材と言われています。通気性も良く、赤ちゃんにとっても安心・安全。見た目もナチュラルで和室や洋室に置いてもまったく違和感はありません。
作りが丈夫なので使わなくなった後は、ベビーグッズ入れやおもちゃ入れとしても使えますよ。
バッグタイプ
軽量で柔らかい布でできているバッグタイプは、持ち運びがしやすく、利用しない時は小さく折りたたむことができます。簡単に持ち運びができるので外出時にも便利です。さらに、広げればおむつ替え、プレイマット、お昼寝布団などにも使えるのが魅力です。
また、汚れてしまっても丸洗いができるものが多く、いつも清潔に使えるのもママさんにとっては安心です。
クーハンはいつまで使える?
クーハンの使用期間は商品によって前後しますが、4カ月~6カ月頃の寝返りを打つ頃までとなります。寝返りが打てるようになるとクーハンごと落ちてしまう可能性があるので、大変危険です。購入前に必ず使用期間を確認してくださいね。
クーハンの5つのメリットを解説
赤ちゃんを寝かせたままそっと移動させることができる、カゴタイプの育児アイテム・クーハン。一度使ったら便利と言われてるクーハンのメリットを紹介します。
メリット1:移動に便利なこと
クーハンには取っ手が付いているので、赤ちゃんに負担をかけることなく簡単に移動することができます。もちろん、キャスター付きのベビーベッドでも移動はできますが、2階から1階、友達の家などに運ぶのは難しいですよね。
でも、クーハンなら安全に気軽に移動できるので、実家でも外食する時でもさっと持って行くことができて便利です。底もフラットで安定感があるので、どこにでも置けます。
その他にも、ママさんがお風呂へ入るときにも便利です。目の届く脱衣所に置けるので、安心してお風呂に浸かることができますね。
メリット2:狭くても使えること
ベビーベッドは大きくて場所を取るものです。家が狭くてこれ以上ベビーベッドなんてとてもムリ! という人にとってクーハンは便利に使えるアイテムです。
クーハンなら赤ちゃんの体程度の大きさに作られているので、かさばることもありません。さらに、布製のバッグタイプなら添い寝用のベビーベッドとしてベッドの上でも使うことができますよ。
メリット3:お昼寝やおむつ交換スペースとして
クーハンがあれば、外出先でのおむつ交換やお昼寝スペースとしても使えます。外出先でおむつ交換台を使うのは清潔面での心配がある人も多いのではないでしょうか。そんな時、クーハンあれば、衛生面のリスクを軽減することができます。
そのほか、兄姉のいるご家庭など、間違って小さな子供に踏まれる心配もなく、お昼寝スペースの確保も簡単です。
メリット4:再利用が可能なこと
最初にもお伝えしたように、赤ちゃんが寝返りができるようになってクーハンを卒業したら、ベビーグッズ入れやおもちゃ入れとして利用が可能です。バスケットはインテリアとしても可愛いのでおすすめです♪
メリット5:洗濯機で丸洗いできること
クーハンなどのベビーグッズは、汗だけでなくヨダレ、ミルク、おしっこなど赤ちゃんのシートは汚れがちですよね。でも、布製のバッグタイプのものなら、丸洗いができるのでいつでも清潔に使えます。
バスケットはカゴは丸洗いできないので、シーツなどを敷いて、それを定期的に洗うようにすると良いですよ。
クーハンを使う時の注意点
移動中のずり落ちに注意すること
赤ちゃんを移動させるとき、持ち手の部分はしっかりと持つこと。できれば底部分に手を添えた方が安全です。実はクーハンからの転落事故は意外と多いものです。
- 「生後15日目でクーハンの持ち手がはずれて転落した」
- 「生後3か月でテーブルから籠ごと転落」
- 「運んでいる途中、持ち手を替えようとしてバランスを崩し、クーハンが傾いて乳児が転落」
というように『1999年の国民生活センターによると7年間に44件の事故のうち頭蓋骨骨折が7件』と報告されています。
安全性を確認すること
クーハンを選ぶ際には「SGマーク」や「検針済」といった安全基準を満たしている証明があるものを選ぶことが大切です。荷物なら落としてもたいしたことはありませんが、赤ちゃんを落としてしまったら単なるケガでは済まないかもしれません。
持ち手の部分が外れてしまった、底の部分が破けてしまったということもあるので、手作りする場合には安全性にもよく配慮することが大切です。
高いところに置かないこと
いすやソファといった高い場所、安定していない場所にはクーハンを置かないこと。万が一のことを考えて、落ちる可能性があるところには置かないようにしましょう。
よく動く赤ちゃんは注意すること
よく動く赤ちゃんはクーハンから落下してしまう恐れがあります。また、寝返りを始めるようになったらクーハンで寝かせるのは避けるようにしましょう。
クーハンの代用品5選
クーハンの代用品として使える育児用品は以下の5つです。
- ・段ボール製ベビーベッド
- ・衣装ケース
- ・バウンサー
- ・ハイローチェア
- ・トラベルシステム
それぞれについて、説明していきますね。
段ボール製ベビーベッド
段ボール製というとちょっと心配してしまうママさんもいるかもしれませんが、フィンランドでは妊娠の届け出をするとフィニッシュベイビーボックスが政府から支給されます。その中に段ボール製のベビーベッドも含まれているのです。
フィンランドといえば美人のマリン首相の顔が浮かびますよね。パーティで、タンクトップ姿で踊る動画が流出して騒がれていた姿までが目に浮かんでしまいますが…。2013年のBBCニュースでも取り上げられていました。
https://www.bbc.com/news/av/world-europe-22781684
段ボールですから、通気性も良く、処分も簡単です。ちなみに段ボール製ベビーベッド「ゆりかご」という商品が人気で、値段は8千円ぐらいです。
衣装ケース
衣装ケースにふかふかのタオルなどを敷いてちょっと置いておくというのはありかもしれませんが、そもそも通気性が悪いし、お姑さんに見られたら何と言われるかが心配ですが…。
バウンサー
バウンサーはゆりかごのように揺れて赤ちゃんをあやしてくれるアイテムです。手動のものと電動のものとがありますが、どちらも背もたれの角度の調節ができます。少々重さもありますが、持ち運びに便利で、移動もラクです。
生後3週間から2歳ごろまでのものが主流となっていますが、中には新生児から使えるものもあります。動かないクーハンと違って揺れてくれます。
ハイローチェア
クーハンのように場所の移動が可能なのがハイローチェアです。新生児~4歳頃まで育児をサポートしてくれる便利なアイテム。やさしく揺れるスイング機能付きなので、寝かしつけにも便利ですし、簡易ベッドとしても使えます。
トラベルシステム
トラベルシステムは、ベビーカー、チャイルドシート、ベビーチェア、ロッキングチェア、ベビーキャリーと1つで5つの役をこなしてくれる便利なアイテムです。
欧米の育児では定番となっていますが、日本ではまだまだ知られていないのが現状。新生児から1歳頃まで使えるので、普段車での移動が多い人にはクーハンよりもおすすめです。
おすすめのクーハン
ここからは、数あるクーハンの中からおすすめのものをご紹介してきますので、ぜひ参考にしてください。
プッパプーポ クーハン
(楽天市場よりhttps://item.rakuten.co.jp/ponopono/200397/)
サイズ | 約幅50×奥行82×高さ28cm |
使用期間 | 0カ月~4カ月頃まで |
セット内容 | クーハン本体・クーハンカバー・敷ふとん・ケット |
別売りのクーハンスタンドをつけるとゆりかごにもなります。敷ふとんは手洗い、クーハンカバーとケットは洗濯機で洗えます。
スヌーピー 4WAYクーハン(クーハン)
(楽天市場よりhttps://item.rakuten.co.jp/hanasunbaby/mv1398p/)
サイズ | 約幅40×奥行68×高さ20cm |
使用期間 | 0カ月~4カ月頃まで |
セット内容 | 掛け布団・敷き布団・クーハン本体・ヘッドパット・まくら |
クーハンを開くと約105×87センチになり、お昼寝、おむつ替え、プレイマットとしても使えます。本体は中芯を取り外してから手洗い、敷ふとんは洗濯不可、シーツのみ洗濯が可能です。
プッパプーポ クーハン
(楽天市場より https://item.rakuten.co.jp/ponopono/102110/)
サイズ | 約幅55×奥行82×高さ32cm |
使用期間 | 0カ月~4カ月頃まで |
セット内容 | クーハン本体・ホロ・フリル・敷ふとん(抱っこふとん)・ガーゼケット |
天然のコーン(とうもろこしの皮)を職人が1つ1つ手作りで編んだものを輸入。赤ちゃんに触れる部分はオーガニックコットン100%で安心安全です。エアコンの直接の風やホコリから守ってくれるホロ付き。
ベビークーハン
(楽天市場より https://item.rakuten.co.jp/shop-izumi/xw0000020/)
サイズ | 約幅33×奥行67×高さ24cm |
使用期間 | 0カ月~8カ月頃まで |
セット内容 | クーハン本体 |
日差しや風などから赤ちゃんを守ってくれる日よけ付き。外側は丈夫なオックスフォード布、内側はやわらかく通気性の良いポリエステル綿を使用しています。
プッパプーポ クーハン
(楽天市場より https://item.rakuten.co.jp/ponopono/601606/)
サイズ | 約幅48×奥行80×高さ28cm |
使用期間 | 0カ月~4カ月頃まで |
セット内容 | クーハンかご、抱っこ布団、クッション |
別売りのクーハンスタンドを付けるとゆりかごにもなります。クッションは手洗い、カバーは洗濯機で洗えます。
また、スタームーン×アイボリー、スタームーン×グレー、チェリー×ベージュ、チェリー×ピンクの4種からチョイスできます。
まとめ
クーハンは、持ち運びができる便利なアイテムです。
しかしながら、使用期間が短いため、価格だけにとらわれず、まずはしっかりとどんなシーンで使えるかをイメージして利用するか決めていきましょう。家事をする時、入浴時などちょっとした時に使えるアイテムはたくさんあるので、どれがわが家に向いているのか、本当に必要なのかを検証しましょう。そうすることがムダなく使えるコツとなるのです。また、商品ごとに注意事項は違います。しっかりと読んで安全な使い方を心がけながら、お気に入りのクーハンを探してみましょう。