妊娠中のお風呂、リラックスタイムになりますよね。
でも、切迫早産で子宮頸管が短いと言われ、妊娠中のお風呂を控えている方もいるかもしれません。
「子宮頸管が短いと入浴はNGなの?」「どんなことに気をつければいいの?」
そんな疑問にお答えします!
この記事では、子宮頸管と入浴の関係、妊娠中の入浴で注意すべきこと、そして安心して入浴を楽しむためのポイントを詳しく解説します。
安心して妊娠期間を過ごすためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
目次
子宮頸管が短いと、あまり湯船には浸からない方がいいですか?
長時間の入浴は疲れやすく、疲労が溜まるとお腹も張りやすいためおすすめしません。
子宮頸管とは?
子宮頸管とは子宮の一部で赤ちゃんがいる子宮から膣につながっている管の部分のことを言います。
子宮頸管は菌が入るのを防いだり、妊娠するときに様々な大切な役割を果たしたりしています。この長さは、個人差があり、もともと長い人も短い人もいます。
そしてこの子宮頸管はお産の時期が近づいてくるにつれて短く、やわらかくなる特徴があります。おかあさんの身体が出産の準備をしているんですね。
妊娠中の入浴に気をつけたいこと
子宮頸管の長さにかかわらず、妊娠中の入浴には少し気をつけてほしいことがあります。妊娠前の身体とはちがい、疲れやすかったり、のぼせやすかったりすることがあり、おかあさんの身体に負担をかけないことが大切です。
長時間の入浴は避ける
半身浴、全身浴にかかわらず長時間お風呂に浸かることは控えましょう。
妊娠中の長時間の入浴は身体を疲れやすくしたり、血液がかたまりやすかったり、骨盤を温めすぎたりするため、よくありません。40℃くらいの温度で10分くらいを目安に、身体全身があたたまったらお風呂から出るようにしましょう。身体がしんどいな、だるいな、お腹が張っているなと感じたら簡単にシャワーなどで済ませるのもいいですよ。
水分補給をしっかりとる
妊娠中は血の巡りがよく、体温も比較的高いため、汗もかきやすくなっています。脱水症状にならないように、お風呂の前後にしっかり水分をとるようにしてくださいね。
足下には十分気をつける
妊娠してお腹が大きくなることでバランスを崩したり、足下が見えにくくなったりしています。風呂場や脱衣所は滑りやすいため、十分に気をつけましょう。障害になるものは置かないようにして、念のために滑り止めなどを使用するのもいいですね。
入浴を避けた方が良い時期は?
一般的に、おかあさんの体調が不安定であったり、流産のリスクが高いといわれている妊娠初期や、お腹が大きくて身体がしんどくなりやすい妊娠後期は入浴の仕方について気をつけた方がいいこともあります。
しかし必ずしも入浴を避けた方が良い時期、安心できる時期というのははっきりとはしていません。
それもご自身の体調や状態などが関係してくるため、まずは医師に相談しておかあさんそれぞれに合った入浴をおすすめします。
最後に
妊娠中の入浴は、子宮頸管の長さに関わらず、気をつけたいことがいくつかあることをお話しました。子宮頸管が短いことで対処する方法はその人によって様々ですので医師の指示を受けてくださいね。
妊娠中の入浴は身体をあたためるだけでなく、おかあさんのリフレッシュタイムにもなります。入浴時間や入浴方法を工夫しながらリラックスできる時間になるといいですね。