「出産後、胎盤って実際に見せてもらえるの?」
そう疑問に思う妊婦さんもいるのではないでしょうか?
胎盤を見れるかどうかは、産院によって異なります。
この記事では、胎盤を見せてもらえるかどうか、見た人の感想、そして産院での対応について詳しく解説します。
胎盤って見せてもらえますか?
産院にもよりますが、見せてくれるところや触らせてもらえるところもありますので聞いてみるといいでしょう。
ただし、見て気持ち悪くなる方もいるので、血液や生々しいものが苦手であればやめましょう。
胎盤ってどんなもの?
胎盤とは、妊娠のとき、母体と胎児をつなげる子宮のなかでつくられる器官のことです。
胎盤は妊娠7週目頃からつくられ、14~16週頃にでき、お腹が大きくなるにつれて胎盤も大きくなっていきます。
そして胎盤はおかあさんにとってもお腹のなかの赤ちゃんの成長にとっても欠かせない役割をしています。
- ○赤ちゃんが呼吸をする
- ○赤ちゃんに栄養素を送り込んだり栄養を調整したりする
- ○妊娠を継続する
- ○赤ちゃんの老廃物を母体へ送る・・・等
このようなとても重要なはたらきをしていて、胎盤を通して赤ちゃんとつながっているとも言えますね。
胎盤はどこへいくの?
その大切な役割をした胎盤は出産後、5分程度軽い陣痛を繰り返すことによって、胎盤が子宮からはがれて体外へ排出されます(胎盤娩出)。
胎盤は子宮の中で次第に大きくなりますが、大きさや長さ、太さも人それぞれです。
その排出された胎盤は、通常排出されると、大きさや状態を確認した後、処理されます。
胎盤を見ることができるタイミングは限られていますので、みたい場合は医師や助産師さんに伝えるようにしてくださいね。
胎盤を見たい、触りたい
「妊娠中、赤ちゃんとつながっていた胎盤をみたい」「大切な役割をしてくれた胎盤にありがとうと一言言いたい」そんな思いをもつおかあさんもたくさんいるようです。
ほとんどの産院が希望すれば胎盤を見せてもらうことができるでしょう。
一生に一度になるかもしれませんので、みたい場合は医師、または助産師に言って見せてもらうようにしましょう。後で見たかった・・・と後悔しないようにしてくださいね。
無理に見なくても大丈夫
おかあさんと赤ちゃんを結んでいたたったひとつの胎盤ですが、実物は結構生々しいもので、そういったものを見るのが苦手な人もいます。
実際に胎盤を見た人は、「予想以上に大きい」「レバーのよう」といった感想をよく聞きますね。臓器のひとつになるので生々しいものだと思っておいた方がいいでしょう。
苦手だな、見たくないな、と思ったときにはもちろん見なくても大丈夫ですよ。
心の中で、赤ちゃんとおかあさんを守ってくれた胎盤に「ありがとう」という気持ちを伝えましょう。胎盤の役割だけでも知っておけるといいですね。
そして、産後産まれてきた赤ちゃんをたくさん抱っこして抱きしめてあげてくださいね。