出産について

【産婦人科医監修】陣痛中の胎動減少、これって大丈夫? 原因と対処法を解説

2020年12月3日

  • 記事の監修者

丸尾 伸之 先生

レディーバードクリニック 院長、淀川キリスト教病院 産婦人科 顧問

平成13年 大分医科大学卒業、神戸大学医学部附属病院で産婦人科勤務
平成20年 神戸大学大学院で医学博士取得、神戸赤十字病院で勤務
平成27年 淀川キリスト教病院 産婦人科部長
令和4年 大阪西天満でレディーバードクリニックを開業、淀川キリスト教病院 産婦人科顧問を兼任
監修者情報

陣痛中に胎動が少なくなり、「赤ちゃんは大丈夫?」と不安になった経験はありませんか?

陣痛中は、赤ちゃんの体勢や子宮の収縮によって胎動を感じにくくなることがありますが、中には注意が必要なケースも。

この記事では、陣痛中の胎動減少の原因と、病院に連絡すべき目安、そして安心して出産を迎えるためのポイントを解説します。

陣痛中、いつもより胎動が少ない気がします。大丈夫ですか?

赤ちゃんの頭が下がり、動きにくくなっている可能性が高いでしょう。

でも、赤ちゃんの元気のない可能性もあるので医師や助産師に連絡しましょう。

陣痛中の胎動はどうなるの?

陣痛中、いつもより胎動が少ない、弱いと感じた場合「赤ちゃんは大丈夫?」と不安に思うことがあるでしょう。

このときのお腹のなかの赤ちゃんの状態は、頭が下がった状態で固定され動きにくくなっている可能性があります。

また陣痛中、子宮が圧迫されることなどから痛みが発生し、おかあさん自身が胎動を感じにくくなっていることもあります。そのため、普段より胎動が少なく感じることがあります。

しかし、胎動の感じ方や陣痛の痛みは人それぞれですが、陣痛中に赤ちゃんの“胎動がなくなる”ということはありません。胎動が少なくなったな、弱いなと感じたときには少し注意してみましょう。

胎動が少ないときは

赤ちゃんの姿勢の状態や陣痛の痛みで胎動が少なく感じることがありますが、これらの理由以外の場合の可能性もあります。

何らかの原因でお腹のなかの赤ちゃんの元気がない現れかもしれません。

 

胎動が少なく感じる理由が自分では判断しにくいので、医師や助産師さんに相談するようにしましょう。

いつもと違うな、元気がないな、と思ったら早めに受診しましょう。

もしもの場合に備えて、早く気づくことが大切です。検査や相談をしておかあさん自身も安心して過ごせることが一番ですね。

胎動の感じ方は人によって違う

胎動の感じ方は人それぞれです。必ずしも臨月に入ったり、陣痛中に胎動が弱くなったりするということでもありませんので、ご自身の胎動にしっかりと耳を傾けてあげてくださいね。

さいごに

胎動が弱くなったり少なくなったりしたときにはおかあさん自身も心配になってしまいますよね。赤ちゃんも何らかのメッセージをおかあさんに伝えているのかもしれません。
不安な気持ちで過ごすよりも医師に相談して対応したり、何もなければ安心して出産を迎えるようにしましょう。

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  • この記事を書いた人

助産師ゆき

看護師免許
助産師免許
保健師免許

8年間助産師として勤務し、様々な妊産褥婦さんと関わり勉強させていただきました。
その後2020年に第1子を出産し、今までの経験を総動員して育児をしてみたものの上手くいかないことが多々あり、育児の難しさを身に染みて感じました。でもそれ以上に子供は可愛く大変さも吹き飛ぶ日々。現在は育休から復職し、育児の経験を踏まえ、専門的な知識だけではなく、生活で役に立つ情報を伝えられたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いします!
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