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【保育士直伝】赤ちゃんを叱るのは逆効果?0~2歳に伝わる叱り方とNG行動

2021年10月18日

0~2歳の赤ちゃんへの伝え方

「何度言っても同じことを繰り返す」「どう叱ったらいいのか分からない」…
子育てをしていると、そんな悩みを抱える瞬間はありませんか?
特に、言葉がまだ十分に理解できない赤ちゃんへの叱り方には、戸惑うことも多いですよね。

実は、頭ごなしに叱ることは、赤ちゃんとの信頼関係を築く上で逆効果になることも。
赤ちゃんがなぜそのような行動をとるのか、その理由を理解し、適切な言葉で伝えることが大切です。

この記事では、保育士が実践している「赤ちゃんへの効果的な伝え方」や「叱る際の注意点」をご紹介します。
赤ちゃんの気持ちを理解し、共感しながら伝えることで、ママやパパの言葉はきっと赤ちゃんの心に届くはずです。

また、ついやってしまいがちなNG行動や、赤ちゃんの行動の理由についても解説します。
この記事を読むことで、赤ちゃんとのコミュニケーションがスムーズになり、より良い親子関係を築くヒントが見つかるでしょう。

子どもの行動から理由を探ろう

子どもが何かいけないことをした、そんなときはまず、”なぜその行動をしたのか”という理由を探ることが大切です。
そうすることで、対応がかわってきますし、子どものママへの信頼感もぐっと高まることでしょう。

叱るときってどんなときですか?例えば、

  • ・ご飯を投げる
  • ・お友達の髪の毛を引っ張る
  • ・スーパーを走り回る
  • ・危険なものを触る

など、いろんな場面があります。そのときに、子どもの行動の理由を探ってみましょう。どれかに当てはまると思うので、想像してみてくださいね。

興味本位でやっている

赤ちゃんも最初は物事の良い悪いがわからず、興味本位で行動していることが多いです。遊び感覚でやっていることも多いですね。この時期は、少しずつ”いいこと””わるいこと”を理解していくことが大切なので私たち大人は繰り返して伝えていくことが必要です。

気を引きたいから

行動の理由の一つに、”ママの気を引きたい””私を見て”という気持ちの表れから行動を行っていることがあります。その時は、行動を叱るよりも、子どもがママに対して求めている愛情を満たすことが大切です。その子どもの気持ちを汲み取ることで、ママへの信頼感も高まります。

とにかく嫌だから

とにかく嫌だから投げる、噛みつく、引っ張る、泣くなどの行動は赤ちゃんの自然な行動ともいえます。「やめて」「いやだ」とまだうまく伝えられない赤ちゃんは、行動・仕草で赤ちゃんなりに伝えているのです。まずはその気持ちを受け止めることが第一です。その次に、嫌だからといって”してはいけないこと”を伝えることが大切です。

伝え方のポイント

では次に赤ちゃんへの伝え方のポイントについてご紹介します。

目を見て伝える

言葉の理解がまだ難しい赤ちゃんには目を見て話すことで”お話ししてるよ”と、態度、形で伝えるようにしていきましょう。お互いに何かをしながら話しても、子どもにとったらただのママの独り言になっちゃいます。目を合わせてコミュニケーションすることはどんなときも大切ですね。

ゆっくり話す

怒り口調で伝えても子どもは”ママが怒った”と認識するだけで”なぜ怒っているか”は分かりません。いつものママの声で話すことで、子どもも話を聞こうとしてくれますよ。

相づち打てる声かけを

一方的に大人が伝えるのではなく、「いい?」「ね?」と子どもが相づちを打てるように声掛けしてあげましょう。「わかった!」と子どもが返事しても分かってないことは百も承知で(笑)、それでもいいので、言葉のキャッチボールをすると子どもも、主体的に話を聞こうとするよ!

名前で怒らない

「○○ちゃん!」と名前を大声で呼んで叱る、これを続けていると、『名前を呼ばれる=怒られる』と赤ちゃんドがキッとしちゃうようになるので注意が必要です。とっさに、名前を呼んでしまうこともありますが、なるべく別の言葉で、伝えかけていくようにしましょう。

伝えることはひとつに

赤ちゃんに何かを伝えるときに、2つ以上のことを言うと、赤ちゃんの頭はこんがらがっちゃうし、理解ができなくなるので逆効果です。「これもしたでしょ」「昨日もしたでしょ」と過去のことを言っても、赤ちゃんにはまだ理解が難しいのです。伝えたいことはひとつ、そのことだけを伝えてあげるようにしましょう。

最後はポジティブにおわろう

さいごが大切。”怒りんぼうママ”で終わってしまうのは、ママも子どもも後味が悪く、気分もよくありません。伝えたいことを伝えたら、さいごは「次は気をつけてね」「ご飯食べよっか」とママも子どもも気持ちを切り替えられるよう、声掛けが必要です。これは自己肯定感をさげないようにするためのポイントです♪切り替えて次の行動を楽しみましょう!

繰り返し伝えること

1回言っただけでなんでもできる天才赤ちゃんはいませんよね。「うん!」「わかった!」と言いつつも、何度もやってしまうのも子どもの特徴の一つです。こうして失敗を繰り返していくうちに少しずつ覚えていくので、「何回言っても分かってくれない」と悩む必要はありませんよ。
その都度、どのときに繰り返し伝えていきましょう。”叱る”、よりも”伝えていく”と考える方がいいかもしれませんね。10回目でもいいから、できたときにはたくさん褒めてあげましょう(^^)

行動すべてが成長過程の一つ

また、赤ちゃんの行動すべてが成長過程のひとつです。興味が出てやってみようとすること、嫌だという感情、表現しようとすること、すべてそれは成長なのです。いろんなことができるようになると、ついママのしてほしくないこともするかもしれませんが、”そんなこともできるようになったの”という面ももっていると、少し気持ちが楽になりますよ。元気に成長している証です★

さいごに

0~2歳の赤ちゃんへの伝え方いかがでしたか?毎回、ぜんぶ意識することは難しいですが、保育士はこんなポイントで赤ちゃんに伝えるようにしていますよ。毎日ママさん育児お疲れさまです!少しでも参考になると嬉しいです。

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  • この記事を書いた人

保育士とも

保育士資格
第二種幼稚園免許

昔から小さい子が大好きで、夢の保育士に!7年間、保育園で働いていました。
0歳児の担任をしたときに、赤ちゃんのコミュニケーション力や意志の強さに驚きました。子どものことについての発信がママさんのお役に立てると嬉しいです。世の中のママさんを心から尊敬しています。
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