赤ちゃんが産まれてすぐから、はじまる授乳。母乳育児を楽しめるおかあさんも居れば、乳腺炎などのおっぱいトラブルに悩まされたり、母乳が思うように出なかったり、なんだかおっぱいを吸われることに違和感を感じる方もいます。
「ミルク育児をしてみたいけど実際どうなの?」「母乳が出るなら母乳育児の方が良いの?」いろいろ不安に感じたり、気にされる方も多いのではないでしょうか。完母(完全母乳)育児から完ミ(完全ミルク)育児に移行したママの経験談もふまえながら深掘りして解説していきます。
目次
完母育児、混合育児、完ミ育児とは
完母育児、混合育児、完ミ育児の内容は簡単に説明すると、下記のようになります。
完母(完全母乳)育児 | 母親から出る母乳のみで授乳すること |
混合育児 | 母乳、粉ミルク両方で授乳すること |
完ミ(完全ミルク)育児 | 粉ミルクのみの使用で授乳すること |
今回は、完全母乳育児と完全ミルク育児のふたつにしぼってお話していきます。
完ミ(完全ミルク)育児に切り替える理由は?
母乳育児はメリットがたくさんある反面、人によっては身体に大きな負担を与えるという面でデメリットもあります。
どのような場合に、ミルク育児をされる方が多いかについてみていきましょう。
・体質などの関係で母乳があまり出ない
・母乳をあげることに違和感、不快感を感じる
・持病持ちで薬の服用が必要である
・乳腺炎などのおっぱいトラブルに悩まされている
・すぐの仕事復帰で子どもを預ける必要がある
このようにミルク育児にする理由はさまざまです。やむを得ずミルク育児にされる方もいれば、選択的にミルク育児にされる方も居ます。
完ミ育児のメリット・デメリット
母乳育児と同様、完ミ育児にもさまざまなメリット・デメリットがあります。
完ミ育児のメリット
・身体に負担が無いため、自分自身楽に過ごせた
・体調不良のとき薬が飲める
・出先でどこでもあげられる
・人や保育園などに預けやすい
・卒乳に苦労しない
完ミ育児のデメリット
・手間がかかる(準備や消毒)
・母乳に比べお金がかかる
・荷物がかさばる
6児ママの経験談|完母育児から完ミ育児へ切り替えた話
ここからは、完母育児から完ミ育児にした経験がある6児ママの体験談をご紹介します。
Q.
完母育児と完ミ育児を経験してどうでしたか?
自分に合っているのは、どちらでしたか?
A.
結論から言って、私の場合は完ミ育児にして本当に良かったと思います。
第3子までは完全母乳育児で、第4子の生後二か月のときに、完全ミルク育児にかえました。
Q.
完ミ育児にした理由、良かったことは?
A.
私の場合、母乳をあげているとき、おっぱいトラブルがとても多かった。
乳腺炎に何度もなったり、そのせいか授乳に対しての不快感がすごくありました。
完ミ育児にしてから、そのストレスや負担がなくなって、本当に過ごしやすくなったことが何よりもうれしかったですね。
Q.
完ミ育児に対しての不安はあった?
A.
すごくあった。
一つは初めてのことなので、母乳とは違ってあげすぎたらいけないのかな?ぐずった時はどうしたら良いんかな?と不安になっていました。
二つ目は、やっぱり母乳育児の方が何となく良いといわれているなかで完ミ育児をすることについて。これに対する不安をもっている人は多い気がします。周りの人にどう思われるかな?ミルクは病気になりやすい、太りやすいって本当かな?と心配はありました。
Q.
その不安はなくなった?
A.
不安だったときに、助産師さんに
「どっちでも変わらないから大丈夫!お母さんにとって本間に楽な方にしたら良いんだよ」と言われてとても救われた気持ちになりました。
いざ完ミ育児をしてみると、その不安は消えていきました。
やっぱり母乳よりは作る手間や消毒などに時間がかかるので、慣れるのに少し時間がかかりました。でも習慣づくと特に何も気になりませんでした。
何よりもおっぱいトラブルにならないのが本当に嬉しくて、子育てに対しても少し余裕がもてるような、そんな感覚でした。
Q.
ミルク育児に対するネガティブ要素ってある?
ミルクだと病気になりやすい、太りやすい、そんなことも私は感じませんでした。完ミ育児の子どもも、完母育児の子どもと差はなく、同じように毎日元気に過ごしています(^^♪
風邪をひくときはひく、皆同じです!!
良いことがたくさんあったり、子どもも元気に成長しているので周りの目を実際に気にすることもないですよ。本当に自分に合うものを選択するのがいいと思いますね。
まとめ
母乳育児の方、ミルク育児の方、もちろん混合育児の方色んな方がいて、それぞれの事情があります。一概に、どちらが良いというものはないといえるのではないでしょうか。何よりも、お母さんもストレスをためずに生活できることもとても大切です。自分の体調と話し合ったり、家族や病院の先生に相談したりしながら選択するといいでしょう。ご自身にあったスタイルで、育児をぜひ楽しんでくださいね。