私は6人の子供がいて、兄や姉の送り迎えがあったり、頻繁にスーパーに出かけたりすることが多いので、新生児期からの抱っこ紐が欠かせません。
ただ、初めてのパパ・ママさんは
- ・首がすわっていない小さな赤ちゃんに使っていいの?
- ・新生児から使えるのならどんなものを選べばいいの?
と迷いますよね。新生児から安心して使える抱っこ紐はどんな点に注意して選べばいいのか?ご紹介していきます✨
目次
いつまでが新生児なの?
「新生児」とは生まれたばかりの赤ちゃんのことです。
では、いつまでそう呼ぶの?
実は生後4週間までを新生児と呼びます。(ちょうど1ヶ月検診の頃ですね!)
1歳になるまでは、年齢ではなく「1カ月児」「2カ月児」…というように月齢で数えます。
新生児の赤ちゃんはご存じのように「寝ること」「泣くこと」がお仕事ですから、昼夜の区別なく2~3時間置きにこれを繰り返します。
ただ、1日中泣いてる時もあり、パパママを困らせることもしばしばです。さて本題に入りましょう☝️
新生児の赤ちゃんは「横抱き抱っこ」が基本?
今までママのお腹の中で安心してのんびりと過ごしていた赤ちゃん。お腹の中から出てきたばかりなので不安でいっぱいです。
だから、少しでもママの側にいたいのです。ママのニオイ、心音、体温を感じ取ると安心。だから抱っこが大好きです♡
ただ、首すわり前ですから、体はフニャフニャでグニャ。抱き上げた瞬間に指の間から流れ落ちそうな感覚でまるで液体のようです(笑)
新生児の赤ちゃんの基本の抱き方は「横抱き」です。素手で抱っこするとき、首がすわるまでは「横抱き抱っこ」をしましょう。
「横抱き抱っこ」のポイント
特に頭を持ち上げようとすると首がグラグラするので、しっかりと首を支えるのがポイントです。持ち上げたらたて抱きにしてから横に少しずつずらしていき、横抱き抱っこへと変えていきましょう。
- 「抱っこするね」と声をかけながら、頭の下に手を入れる
- 赤ちゃんの頭と首をしっかりと支え、利き手は背中からおしり辺りを支える
- 赤ちゃんの体全体をしっかり支えたのを確認してから、静かに持ち上げる
- 胸の方に引き寄せ、腕の上にずらしてひじ辺りに置く
- 腕全体で赤ちゃんをしっかり支えたら「横抱き抱っこ」の完成
ここからは抱っこをサポートしてくれる抱っこ紐について見ていきましょう。
新生児期の抱っこ紐の選び方
「抱きグセがつくからあまり抱っこしないほうがいいわよ」
こう年配の人に言われたりすると悩んでしまうこともあるかもしれませんが、最近はそんなことない!ともよく言われています。つまりあまり気にしなくて良いのです✨
首すわり前の赤ちゃんを抱っこしたままだと手が開かず、家のこと、自分のことができないですよね💦
ママはやることが多いので、抱っこ紐を上手に使って少しでものんびりしたいもの。
ただ、首すわり前の赤ちゃんは首がグラグラしています。慣れるまでは怖いけれど、アタッチメントのついたタイプなら首がすわっていなくても使えます。
新生児期から使えるタイプは全部で4種類。定番のベビーキャリアに加え、持ち運びに便利なスリングやベビーラップなども人気があります。
チェックするべき項目はいつまで使うか、使えるか。
12カ月頃、36カ月頃まで使えるタイプなどがあります。長く使えるタイプは多機能な分、サイズがフィットしないなど問題があるものも。悩みはつきませんが、しっかりと選んでいきましょう。
新生児の赤ちゃんに使える抱っこ紐のタイプは以下の3種類です。
- ・キャリータイプ
- ・ベビーラップ
- ・スリング
それぞれを詳しく見ていきましょう。
3歳頃まで長く使える定番の「キャリータイプ」
ベビーキャリアはbaby+carryで、赤ちゃんを運ぶ時に用いる道具のことです。最も一般的なタイプです。
その多くは新生児から3歳頃まで使えますが、新生児期に特化した機能のキャリータイプもあります。
安定感が高く、
- ・対面抱っこ(縦抱っこ)
- ・横抱っこ
- ・前向き抱っこ
- ・腰抱っこ
- ・おんぶ
このタイプの抱っこ紐がひとつあればいろんな抱き方ができるのが特徴です。
腰ベルトの付いているタイプなら、肩と腰で赤ちゃんの体重を分散させることができるのでママの体への負担を軽減してくれますよ◎
デメリットは多機能な分、かさばります。折りたためない製品が多いためベビーカーが使えるようになると、より存在感が増してしまいジャマに思えるかもしれません。さらに多機能ゆえに値段が高いこともあげられます。
おすすめ「キャリータイプ」の抱っこ紐
エルゴベビー「オムニ 360 クールエア」
https://onl.bz/BUk16p4(エルゴベビー/楽天SHOP)
- 月齢の目安:新生児(3.2kg)~48か月(20kg)
- 抱き方:対面抱き、前向き抱き、おんぶ、腰抱き
抱き方は4スタイルに切り替えられます。涼しく、軽く、乾きやすいメッシュ製。
発育に合わせて体にフィットする「エルゴノミックシート」、首がすわるまで3段階でサポートしてくれる「ヘッド&ネックサポート」付き。
汚れたら洗濯機で気軽に洗えるのも魅力です。
ベビービョルン「ベビーキャリア ONE KAI Air スタイ付き」
https://onl.bz/PxTpynD(ベビービョルン/楽天SHOP)
- 月齢の目安:新生児(3.5kg)~36か月(15kg)
- 抱き方:対面抱き(ハイ&ロー)、前向き抱き、おんぶ
赤ちゃんの首すわり前はハイポジションの高い位置に、首座り後はローポジションの低い位置に装着して縦抱きできます。前向き抱っことおんぶの4つのスタイルが可能。
首すわり前の新生児にも対応していて、成長に合わせて2段階のサイズ調整が行えます。独自の3Dメッシュで通気性に優れています。
アップリカ「コアラ ウルトラメッシュ」
https://onl.bz/zMNVAYQ(アップリカ/楽天SHOP)
- 月齢の目安:新生児(2.5kg)~36か月(15kg)
- 抱き方:対面抱き、前向き抱き、おんぶ
赤ちゃんの首すわり前は付属の「ホールディングパッド」を使うと横向き抱っこが可能に。
抱っこ紐を装着してから前を大きく開いて赤ちゃんを入れられる「ペタル構造」、肩と腰ラクな「Wトライアングル設計」など、独自機能が満載の抱っこ紐です。
コンビ「ジョイン EL-E」
https://onl.bz/ed7wLYV(コンビ/楽天SHOP)
- 月齢の目安:新生児(2.5kg)~36か月(15kg)
- 抱き方:対面抱き、おんぶ、腰抱き
※ただし、新生児期から使用するには別売が必要
素材が柔らかく、抱っこ紐を使ったときの肩負担をぐっと軽減してくれるベビーキャリアです。
新生児期から使用するには別売りのインファントシートを購入する必要があります。
このシートは、生まれて間もない赤ちゃんのM字姿勢を守りつつ、優しく支えて抱っこをサポートしてくれます。
キューズベリー「ZERO」
https://onl.bz/2BDBKVs(キューズベリー/楽天SHOP)
- 月齢の目安:新生児(3.2kg)~12か月(11kg)
- 抱き方:対面抱き、前向き
キューズベリーは純日本製の抱っこ紐。新生児〜首すわりまでの赤ちゃんの首から頭部にかけてしっかり守るヘッドサポートがあるので首座り前でも安心して使用できます。
また、前開き抱っこ紐で装着が簡単なところも、おすすめのポイントです。
おすすめPOINTはこちらでも詳しく解説していますので良かったらご覧ください☺️
布1枚を巻き付ける「ベビーラップ」
赤ちゃんを抱っこ・おんぶするための長い布を「ベビーラップ」と言います。
ベビーラップは主に欧米を中心に人気がありますが、最近では日本でも広まってきました✨
使い方は体に布を巻きつけるだけと簡単なのも魅力です。ただ、長い布の巻き方があるので使う前に練習が必要になります。
北極しろくま堂「兵児帯(へこおび)」
https://babywearing.jp/(北極しろくま堂/公式HP)
- 月齢の目安:生後2週から~36か月(14.9kg)
- 抱き方:対面抱き、おんぶ
日本で初めての国産ベビーラップを製造販売しているメーカー。
2019年より厚みのある生地を使った「へこおび」を発売。ベビーラップの半分の幅しかないので、コンパクトに持ち運べるのが特徴です。
赤ちゃんの体重がかかってもパパママの負担になりにくい、体重の分散がしやすいというメリットもあります。
さらにネットに入れて気軽に洗濯できるのも便利です。持ち運びに便利な収納袋付き。
ディディモス「ベビーラップ」
https://didymos.jp/collections/sinseiji-babywrap(ディディモス/公式HP)
- 月齢の目安:新生児(2.5kg)~
- 抱き方:対面抱き
ベビーラップを作り出したドイツのメーカー。練習は必要ですが、コツさえ掴んでしまえば手放せなくなると世界中で愛用者が増えています。
大人の体の負担を考えられた新生児から使えるオーガニックコットンのベビーラップです。
縦と横で異なった糸を織り合わせる特殊な技術により、弾力性や耐久性に優れていて、とってもおしゃれなのが特徴です。
ハンモックのように包み込む「スリング」
新生児から2~3歳まで使える「スリング」は、布1枚で赤ちゃんをすっぽり覆ってしっかりホールドする抱っこ紐です。
ただ、練習は必要となります。新生児の赤ちゃんの寝かしつけには「スリング」がおすすめです。
「スリング」は片側の肩に掛けてハンモックのように赤ちゃんを包み込むタイプ。コンパクトに折りたためて持ち運びにもラクなのが特徴です。さらに授乳ケープ代わりに使えます。
「スリング」は以下の3タイプがあります。
リング
一枚の布に二つのリングが付いているタイプ。リングに通した布を引き絞ることで長さ調節が可能になります。使いこなすには練習は必須です。
バックル
スリングの後ろにファスナーやバックルがついているタイプ。簡単にサイズ調節でき、着脱も簡単。あらかじめ長さを調節して使えますが、バックルだと大きくかさばる感が大。ファスナータイプならその心配もありません。
チューブ
筒型のスリングタイプ。長さの調節はできませんが、リングスリングより着脱が簡単で、留め具もなくかさばらないのが最大のメリット。
■ディディモス「リスカ」
https://didymos.jp/collections/sinseiji-babywrap(ディディモス/公式HP)
- 月齢の目安:0か月(体重制限なし)
1972年に世界で初めてベビーラップを製品化したディディモスが製造・販売するスリング。
初めてでも引き締めやすいつくりになっているのでしっかり密着してくれる抱っこ紐。
柔らかい布が、肩など体の丸みにしっかりフィットし、長時間抱っこしていても肩や腰が痛くなりにくいのが特徴です。
難しそうな巻き方も装着したスリングに赤ちゃんを入れて引き締めるだけと簡単です。
北極しろくま堂「キュット ミー!しじら織り」
https://babywearing.jp/(北極しろくま堂/公式HP)
- 月齢の目安:生後2週目~36カ月(16kg)
だっことおんぶの専門店「北極しろくま堂」が製造・販売するスリング。
綿100%のサラッとした薄く柔らかいしじら織りを使用しているので、保温性や通気性に優れています。
サイズは180cm×80cmの1サイズ。定期的に使い方相談会も開催されているので、使い方が不安なら利用するのも手です。
新生児向けの抱っこ紐の選び方のポイント
1.新生児に使ってよいかどうか
一番大切なポイントは「新生児に使ってよいかどうか」という点です。
抱っこ紐によって対象年齢は異なり、首据わりからの抱っこ紐も数多く販売されていますよね。
発達に応じた抱っこ紐を使うことは赤ちゃんにとっても重要なことなので、しっかりと下調べをしておきましょう☝️
2.抱っこの仕方
2つ目のポイントは「抱っこの仕方」で選ぶという方法です。
現在の抱っこ紐は、
- 対面抱っこ
- 前向き抱っこ
- 腰抱っこ
- 背負いおんぶ
など多様なだき方があります。
「前向き抱っこをしてお散歩を楽しみたい」「おんぶをしながら家事をしたい」など目的に合った抱っこができるかどうかも確認しておきましょう!
3 使いやすさ
3つ目のポイントは「使いやすさ」で選ぶという方法です。(毎日使うものだからめちゃくちゃ重要!)
抱っこ紐の使いやすさの重要なポイントは、着脱のしやすさとなります。
どれだけ高性能な抱っこ紐でも、装着や取り外しに手間がかかってしまっては、使用者にとって大きなストレスに…💦
使いやすさはカタログスペックではわからないポイントになりますので、事前に口コミを調べたり、一番良いのは実際にお試しで装着するなどの方法で使いやすさを確認してから購入することをおすすめします。
4 サイズ調整ができるかどうか
4つ目のポイントは「サイズ調整ができる」という点です。
使用するママさんやパパさんの体型は違いますから、サイズ調整ができないと窮屈に感じる方も多いでしょう。
パパさんや家族と兼用する場合は、
- ・サイズ調節ができるか
- ・簡単に時短でできるか
も重要なポイントになってきますよ!
5 赤ちゃんにとって快適な素材である
5つ目のポイントは「赤ちゃんにとって快適な素材である」という点です。
どの抱っこ紐にも関わらず、抱っこ紐を使う際には熱がこもりやすい…
とくに気温の高い夏場だと熱がこもりやすいため、汗をかいてもすぐに乾いてくれるメッシュ素材の抱っこ紐がおすすめです♪
また、繊細な赤ちゃんの肌に対して優しいオーガニックコットンなどで作られている抱っこ紐を選ぶのもよいでしょう。
6 デザインが男女兼用であるかどうか
6つ目のポイントは「デザインが男女兼用である」という点です。
抱っこ紐はママさんだけでなく、パパさんやご家族の方が使う場面もありますよね!
その際に、女性向けのデザインの抱っこ紐だと、パパさんが付けてくれない…なんてことも😭
最初からママさんパパさん兼用の予定の場合は、シンプルで皆が使える色合いの抱っこ紐を購入することがお勧め♪(パパさんもぜひ抱っこ紐使用してくださいね😆)
まとめ
新生児期に抱っこ紐を使う時は赤ちゃんもママさんも初めは練習が必要です。
首がすわっていないとママの緊張感がそのまま赤ちゃんに伝わってしまうこともあります。(意外とよくあること😳)
泣いて嫌がる場合は無理せず、赤ちゃんの機嫌の良い時に5〜10分ずつゆっくり慣らしていきましょうね☺️
抱っこ紐を正しく使うためには普段はスルーしてしまいがちな(ギクッ)トリセツをしっかりと読むことです。
機能や使用用途だけでなく、赤ちゃんの成長に合わせて抱っこの仕方も変えていけば、ママの負担も軽くなります。この記事を参考に、新しく迎えた赤ちゃんと楽しく笑顔溢れる子育てライフを送ってくださいね✨