出産して育児が始まると、頻繁に使う、抱っこ紐。成長するにつれて、赤ちゃんの体重も増えてくると、「重たくて抱っこ紐がしんどい・・」「抱っこ紐卒業する時期っていつ?」と気になるママさんも多いのではないでしょうか。
この記事では、抱っこ紐を何歳まで使うのか、抱っこ紐卒業のきっかけや目安について解説します。抱っこ紐を卒業しようかな・・と思っているママさん、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
抱っこ紐は何歳まで使う?
抱っこ紐は平均的に、1歳半~2歳ごろで卒業することが一番多いようです。
抱っこ紐の使用期間は、3歳までのものが多いですが、最後まで使う方は少ないということがわかりますね。もちろんママの感じる重さや、赤ちゃんの成長過程にもよってくるので個人差はあり、1歳前半で卒業をする子どももいれば、2歳以上でも抱っこ紐を使う子どももいます。
赤ちゃんの体重からみてみると、抱っこ紐卒業の時期で最も多い1歳半~2歳の平均体重は、女の子8.1kg~11kg、男の子8.7kg~11.6kg。赤ちゃんが大体10kg前後になってくると、抱っこ紐を使うママも、「重たい」と感じるようになってくるようですね。
抱っこ紐卒業のきっかけは?
次に抱っこ紐を卒業するきっかけについて見ていきましょう。色んな理由がありますが、よくある理由順にあげていきますね。
装着者への負担が大きくなった
抱っこ紐卒業で、一番多い理由はこちら。女性は特に、男性に比べて筋肉量も少なく、約10kgの赤ちゃんを抱っこするのは軽々しいものではありません。5kg前後の赤ちゃんでも、1時間近く抱っこすることは、装着者への肩や腰への負担が想像以上に大きいものです。
腰痛や肩凝りに耐えられなくなって、抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこできなくなることがよくあります。腰痛は悪化すると、生活にも支障が出てきて普段の抱っこもできなくなってしまいますので、無理しないよう、腰痛を感じたときには抱っこ紐の使用を控えたり、ケアするようにしていきましょう。
子どもが歩くようになった
子どもは、1歳半~2歳になると少しずつ歩くことができるようになります。歩き始められるようになった赤ちゃんは、歩けることが嬉しくて、楽しくて、最初は「とにかく歩きたい!」という気持ちがとても強いです。
「歩きたがって抱っこ紐に入らない」ことも多々あります。子どもの”歩きたい気持ち”を尊重してあげたいものですね。時間があるときには、一緒に歩いて散歩するのも楽しいでしょう。
ただ、歩き始めは歩ける距離が少なく、すぐ「抱っこ」と言うことが多いので、抱っこ紐も持っておくことをおすすめします。
子どもが抱っこ紐を嫌がるようになった
子どもが大きくなってくると、子ども自身が抱っこ紐を嫌がることがあります。理由は、
・暑くて汗ばむ感覚が気持ち悪い
・抱っこ紐の中が窮屈になってきた
・歩きたい
こういった気持ちが大きいでしょう。抱っこ紐を嫌がってグズってしまうと、抱っこ紐で抱っこなんてできっこないですよね。
大きくなってくると、回りへの興味、関心や「自由に動きたい」気持ちが強くなってくるものです。子どもがぐずるようになったら抱っこ紐卒業を考えてみてもいいですね。
付け外しや、持ち運びが面倒になった
生活スタイルにもよってきますが、抱っこ紐の付け外しや持ち運びが多く、そのこと自体が面倒になって、抱っこ紐をやめる方もいます。毎日使用するものなので、装着脱に時間がかかったり、かさばる抱っこ紐の使用は、結構ストレスになってしまいます。
抱っこ紐を選ぶときに、装着脱がしやすいものや、軽量でかさばりにくいものなども考慮して選ぶようにするといいですね。
抱っこ紐卒業後の移動手段は?
では、抱っこ紐を卒業したらお子さまとどうやって移動するのでしょうか。みていきましょう♪
子どもと一緒に歩く
1歳半~2歳ごろになると赤ちゃんも少しずつ歩けるようになってきますね。赤ちゃんと手をつないで一緒に散歩したり、歩く練習をして歩ける距離をどんどん増やしていきましょう。ママだけでなく、赤ちゃんも一緒に歩けることはとても嬉しいはず。脚力も鍛えられますよ♪
ベビーカーを使用する
ベビーカーはママへの負担も少なく、長時間の使用でも疲れませんね。また、荷物も入れたりかけたりすることができるので、とても楽にお出かけや移動ができることでしょう。保育園の送り迎えなどにもよく使われていますね。
ただ、デメリットとしては、ベビーカーはかさを取るために人混みでは移動しにくいことや、赤ちゃんが”ベビーカー嫌い”の際に、少し大変になることなどがあげられます。移動先によって、ベビーカーを使用するかを決めるようにしましょう。また、赤ちゃんを小さなうちからベビーカーを使用して、慣らしておいたり、おもちゃを吊して気が紛れるような工夫をすることも大切ですね。
素手で抱っこする
少しのお出かけの際には、素手で抱っこするという方法も。ただ長時間となると抱っこ紐を使用する方が楽かもしれませんが、赤ちゃんが歩けるようになってくると、総着脱や持ち運びをする面では、素手で抱っこする方が楽、という方も居ますね。保育園の送り迎えで、歩くか素手で抱っこのどちらかで来られる方も。ただし、素手で抱っこするときには、両手(あるいは片手)が埋まって、とっさの動きに対応できないために十分に注意が必要です。
ヒップシートへ切り替える
1歳以上になると、抱っこ紐からヒップシートへ移行する方も多いのではないでしょうか。ヒップシートのメリットとしては、
・装着脱に時間がかからない
・あまり荷物にならない
という点があります。素手で抱っこするよりは軽く感じるので、ヒップシートを使用される方も多いでしょう。
とりあえず抱っこ紐も持っておく
「抱っこ紐卒業」とはいっても、赤ちゃんのこと、すぐ「抱っこがいい」と甘えたり、泣いちゃうことも多々あります。歩いていても、ベビーカーに乗っていても、「ママに抱っこしてほしい」という気持ちはずっとあります。そんなときのために、完全に抱っこ紐を卒業するまでは、とりあえず持っておく方がほとんどではないでしょうか。鞄やベビーカーの下に入れておくと安心ですね。
抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこできる時期を楽しもう
赤ちゃんが大きくなってくると、赤ちゃん自身も動きたい・歩きたい気持ちが強くなったり、ママも体への負担が大きくなったりして、なかなか抱っこできなくなってしまいますよね。抱っこできる時間って本当に一瞬で短いものです。
抱っこ紐で抱っこしたときの赤ちゃんのぬくもりや視線、赤ちゃんのにおいや感触、この時期にしか感じることができない貴重な宝物です。その時期を大切に楽しんで過ごしていただけたらなと思います。
まとめ
抱っこ紐の卒業時期や目安について、いかがでしたか?抱っこ紐卒業の時期には、個人差がありますが、”装着者目線””子ども目線”どちらも大切です。抱っこ紐が使えなくなっても、移動手段はいくつかありますので、焦る必要もありません。
ママも赤ちゃんも無理のないように抱っこ紐を使用し、お出かけや普段の生活を楽しんでくださいね。