モロー反射って何?
赤ちゃんが日常を過ごすなかで、光や音、体の向きを変えるなど外からの刺激に対して、急にビクッとして手足をバタバタさせたり、両手を握って抱きつくように腕を伸ばして反応したりするのを見かけたことがあるといいます。こういった無意識におこる反応のことをモロー反射といいます。生まれたときから自然にそなわっている原子反射のひとつです。
モロー反射はどんなときにするの?
モロー反射は外から大きな刺激が与えられたときにおこります。これは、①自分の身を守るため②おかあさんやおとうさんに守ってほしいことを知らせるためにおこる行動ともいわれています。
モロー反射がおこるときは
・大きな音にびっくりしたとき
・眩しい光や強い光を浴びたとき
・体の向きや体勢を急にかえられたとき
・冷たい、熱い刺激を受けたとき
このようなときによく見られます。赤ちゃんは少しの刺激にもとても敏感です。あまりにも刺激が多すぎると、赤ちゃんも疲れてしまいますよね。静かな落ち着いた空間で過ごしたり、光に少しずつ慣れていけるようにしたり、ゆっくり赤ちゃんの体を動かすようにしたり、おかあさんが意識してあげてくださいね。
モロー反射がおこったときには
モロー反射がおこっているとき、赤ちゃんはびっくりしている状態です。また、モロー反射で動いた自分の体にびっくりして泣いたり、眠りから覚めたりすることもあります。そんなときは、赤ちゃんが落ち着けるよう優しい言葉をかけたり、抱っこしたり、背中を優しくさすったりして、安心させてあげてくださいね。また、刺激をあまり与えないような環境を整えてあげましょう。赤ちゃんは自分の身をまだ守ることができないので、おかあさん、おとうさんが危険のないよう見守ってあげてくださいね。
モロー反射はいつまで?
モロー反射は生後0~3か月の赤ちゃんの間にみられるもので成長するにつれてなくなっていきます。個人差はありますが、4か月くらいから遅くても6か月になると、ほとんど消失して、見られなくなります。赤ちゃんの成長は早いもので、ほんの一時期の反射行動なんですね。
モロー反射が見られないときには
赤ちゃんによっては、モロー反射があまり見られないこともあります。個人差があるため、モロー反射が弱かったり、少なかったりすることはありますが、まったく見られないときには「核黄疸」である可能性も考えられます。核黄疸とは、何らかの原因で黄色色素が増え、肌が黄色っぽくなる黄疸の一種です。この黄色の色素が脳の神経に沈着すると、脳や運動機能に影響を与えることがあります。あまりにもモロー反射が弱い、少ないと心配になったときには、一度かかりつけのお医者さんに診てもらったほうが良いでしょう。治療が手遅れになると脳性麻痺につながることがあるので、早い対応が大切です。
さいごに
モロー反射は赤ちゃんの特有の原始反射で生まれつき備わっている行動のひとつです。何らかの刺激をうけたときに、両手を万歳してしがみつくような動作もまた、赤ちゃんならではのとても可愛い仕草ですね。びっくりしている状態ですので、刺激の少ない環境を整えたり、安心させてあげたりしてくださいね。
またモロー反射は可愛いだけでなく、赤ちゃんが健康に成長しているか、発達状態をみるひとつの手がかりにもなります。心配な場合は、一人で考え込まずに、かかりつけ医や保健所などに相談するようにしてくださいね。
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