「赤ちゃんはいつまでにコップ飲みができるようになったらいいですか?」「ストローがうまく使えません」などのお悩みをよく聞くことがあります。
今日は"コップ飲み"ができるようになるまで、そのコツとともにお話ししますね。焦らなくて大丈夫です、最初は上手にできなくて当たり前!すぐに上手に飲めるようになるので安心して読み進めてくださいね♪
目次
コップ飲みはいつから始める?
赤ちゃんがコップを使って飲みを始められる時期は大体生後6ヶ月ころになります。
そんな早くから?と思ったママさんが多いのではないでしょうか?生後6カ月ころというのは、”上手にコップ飲みできる”というわけではなく、”コップで飲み始めることができる”時期になります。大体離乳食(2回食)が始まる時期ですね。
離乳食をうまく飲み込めるようになってきたら(ゴックンができたら)、お茶や水を飲めるようになってきますので、一度コップ飲みにトライしてみるといいでしょう。
コップ飲みをするタイミング
食事後や、授乳後は赤ちゃんもお腹がふくれて、あまり水分をとろうとしませんので、授乳前や、食事前、食事中にコップ飲みさせてみるといいですよ。
授乳の間でも、授乳までにまだ時間があるときは、お茶や水で水分補給するのでもかまいません。ただし、授乳前や、食事前はお腹がいっぱいになると離乳食が食べられなくなるので、ほんの2~3口くらいから始めて見ることをおすすめします。
ステップに分けてコップ飲みにチャレンジ
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1 スプーンから始めよう
1 スプーンから始めよう
まずは、スプーンで汁物を飲むことから始めてみましょう。
コップに比べて、スプーンの方が赤ちゃんの小さな口にはフィットしやすく、飲みやすいのでスプーンから始めることをおすすめします。お茶もコップに入れておいて、スプーンで赤ちゃんの口にゆっくりはこんであげましょう。
最初は赤ちゃんも飲む、というよりは食べるようにしてスプーンを口にふくんだり、こぼれてうまく口に入らない、ベーッと吐いてしまうこともあると思いますがそれで大丈夫です。コップのみへの第一歩になります。
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2コップを使ってみよう
2コップを使ってみよう
スプーンでうまく飲み込めるようになってきたら、次はコップで飲んでみましょう。
大人がコップを持ってあげて、赤ちゃんの口へと運んであげましょう。
このとき、1度に多く飲ませようとすると赤ちゃんが溺れてしまうので要注意です。赤ちゃんの一口の量でコップを口から離してあげましょう。
このときも初めは、むせてしまったり、口からこぼれたり、吐き出してしまうこともあります。赤ちゃんもそうしながら、少しずつ慣れていきますので、最初は見守ってあげてくださいね。ママさんもお洋服や周りが濡れる覚悟が必要かもしれません!(笑)
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3自分でコップを持ってみよう
3自分でコップを持ってみよう
コップでうまく飲めるようになってきたら、コップを自分で持つ練習をしてみましょう。きっと、子どももコップでお茶が飲めるようになってきたら、自分でコップを持ちたがるでしょう。
”自分でしたい”という気持ちを大切にしてあげたいものですね。
最初はコップ飲みうまくできなくて当たり前
初めは何でも一緒でうまくできなくて当たり前!それでいいんです。少しずつステップをふみながら、小さな成長を認めてあげてくださいね。
ひとつできると、子どもも「嬉しい」「もっとやりたい」という気持ちが芽生えてきます。また、「自分でできた」という感覚が嬉しく、自信へとつながっていきます。
筆者の子供も大人の真似をしたがりました。大人が飲んでいるペットボトルに興味津々でした。(想像以上に子どもはママ・パパの行動をみています(笑))
まずは、プラスチックのコップに本の少しのお水を入れて渡してみたところ、最初は指先でお水を触って舐める程度でしたが、いろいろ自由にやらせているうちに、コップに口を付けて飲めるようになりましたので、ママさんも気長に待ってみてくださいね。
ストローの練習は必要?
コップ飲みのお話をしてきましたがストローの練習は必要かについてお話ししますね。今はスパウトや、ストロータイプのもの色んなコップがありますね。
お子さまに合わせて、それを使うのもいいと思います。出先で毎回コップで水分補給、となると大変なときもありますもんね。
ストローについてですが、吸い方はまたコップとは別物になります。吸う力もそうですが、コツをつかむまで時間がかかってしまうこともあります。
1歳を過ぎると、「ストローを使っていつの間にか飲めるようになっていた!」とよく聞きますが、練習をしたい場合は、コップにストローをさして飲んでみたり、大人が見本を見せたりしてみるといいですよ。
コップ飲みを練習する際の注意点
次に、赤ちゃんにコップ飲みの練習をしてもらう際に、注意するべきポイントについて解説します。
無理せず練習して褒めてあげる
1つ目の注意点は「無理させない、できたら褒めてあげる」ことです。
赤ちゃんにとってコップ飲みは難しくてストレスに感じることもあるため、無理にコップ飲みの練習を強要するのはやめましょう。
最初は、コップ飲みを嫌がってしまうこともあるでしょうが、日を改めればやってくれるようになりますので、その子のペースに合わせてコップ飲みを練習していきましょう。もし、コップ飲みがうまくいったら、しっかりと褒めてあげてくださいね。
水やお茶などの飲み物で練習する
2つ目の注意点は「水または茶で練習する」ことです。
ジュースが大好きな赤ちゃんも多いでしょうが、ジュースはベタベタしているので、仮にこぼしてしまった際には掃除が大変です。
コップ飲みに失敗して、こぼしてしまうことも考慮して、こぼしても汚れにくい水や、お茶などでコップ飲みの練習することをお勧めします。
水の温度は必ず「常温」で
3つ目の注意点は「常温の飲料で練習させる」ことです。
冷たすぎたり熱すぎたりする水やお茶で練習させると、赤ちゃんは触れた瞬間に驚いてしまう可能性が高いです。
そうなると、赤ちゃんはコップ飲みの練習を嫌がってしまう可能性がりますので、練習がスムーズに進みません。赤ちゃんにとって刺激にならない温度で練習させてあげてくださいね。
コップ飲み練習用のコップの選び方
赤ちゃんのコップ飲みの練習をしてもらうにあたっては、練習しやすいコップを用意してあげることが重要です。
両手で持てるように持ち手2つついているコップ
1つ目のポイントは「持ち手が2つある」ことです。
片方にだけ持ち手があるタイプのコップだと、まだ手の力が十分ではない赤ちゃんにとってバランスがとりにくくて不便になります。
コップの深さはできるだけ浅めがおすすめ
2つ目のポイントは「浅めのコップを選ぶ」ことです。
コップに入れる水の量が少ないとコップをかなり傾けないと水が口まで届かないため、コップ飲みの練習をするときは、コップの深さ3分の2ほどまで飲料を入れる必要があります。
コップを傾けて、水が口に届くまでの時間を短くするためにも、コップの深さはできるだけ浅めのものを選んであげてくださいね。
赤ちゃんにとって重くないコップ
3つ目のポイントは「軽い」ことです。
飲料を入れる必要がある分、どうしてもコップ全体の重さは重くなってしまいます。赤ちゃんが自分でコップを持てるように、コップ重さは軽いものを選んであげましょう。
コップは透明なものがおすすめ
4つ目のポイントは「透明である」ことです。
赤ちゃんにとってコップ飲みは未知の体験ですから、いつ飲料が口元に届くかわからないと不安になることもあるので、コップの中身が見える透明なコップがおすすめです。
透明といっても絵柄のあるものもありますので、お子さんの好きなキャラクターの描かれているものを選ぶなど、お子さんが喜んでコップ飲みの練習をしてくれるように工夫して選んでみてくださいね。
さいごに
コップ飲みについていかがでしたか?ちなみに保育園では、離乳食が始まると基本的に水分補給はコップでしています。もちろん初めは、こぼして服や床が濡れたり、吐き出すこともありますが、すぐに慣れて上手に飲めるようになっていますよ。おうちでも一度試してみてくださいね。