こんにちは♪キューズベリースタッフです。
抱っこ紐を使用している際、人によっては腰が痛いと感じることがありますよね。
妊娠や出産を機に腰痛持ちを抱える方も少なくありません😢
赤ちゃんをたくさん抱っこする機会もありますし、忙しい中、腰痛はなるべく回避したいもの!
そこでこの記事では、抱っこ紐を使用する際に腰が痛い原因と、腰痛を回避する方法について解説します✨
目次
抱っこ紐で腰が痛くなる原因は?
抱っこ紐を使用して腰が痛いと感じるのであれば、どこかに腰痛の原因が隠れているかも?
抱っこ紐を使用することで腰が痛いと感じる主な原因は、以下の3つの原因が考えられます。
1. 抱っこの姿勢が良くない
抱っこ紐を使用して腰が痛いと感じる1つ目の原因は「抱っこの姿勢が良くない」こと。
ママさん・パパさんは抱っこ紐で前向きに赤ちゃんを抱っこする際に、重心が前方へと偏ります。
そのため、身体がバランスをとろうとすることによって腰を後ろに反らした状態、いわゆる無意識に「反り腰」の状態になります。
反り腰によって、腰や背中の筋肉を過度に使ってしまうため、腰への負担が増えることによっ腰が痛いと感じやすくなります。
抱っこ紐を使用することによって、最も腰痛になりやすいのは「中腰」の姿勢になったときです。
赤ちゃんを抱っこするときに膝を曲げずに中腰の状態のまま赤ちゃんを下から抱き上げるときの姿勢が、最も腰を痛めやすい瞬間になります。
赤ちゃんを抱っこ紐で抱き上げるときには、なるべく膝を曲げてから、ゆっくりと赤ちゃんを抱き上げるようにしましょう😌
また、抱っこ紐のウエストベルトを骨盤の位置で固定してしまった場合、赤ちゃんを支える位置が低くなってしまい、腰の負担が通常よりも大きくなります。
ウエストベルトはお臍〜ウエスト部分になるように装着するようにしてくださいね☝️
2.骨盤がゆがんでいる
抱っこ紐を使用して腰が痛いと感じる2つ目の原因は「骨盤がゆがんでいる」ことが考えられます。
出産直後の女性の骨盤は、通常よりも開ききっている状態です💦
このような骨盤の状態のまま、長時間赤ちゃんを抱っこ紐で抱くことは、腰にかなりの負担をかけていることになるのです。
出産直後ですから赤ちゃんの体重もそこまで重くはありませんが、それでも産後で骨盤が開いているママさんの状態ではかなりの負担になることは間違いありません。
出産直後は無理をすることなく、腰が痛いと感じたら赤ちゃんを降ろすか、パパさんに抱っこしてもらってくださいね。
なお、産後の女性の骨盤は、個人差はありますがおよそ4~6か月で元の状態に戻るとされています。
3.抱っこ紐のサイズが合っていない
抱っこ紐を使用して腰が痛いと感じる3つ目の原因は「抱っこ紐のサイズが合っていない」ことが考えられます。
抱っこ紐を使用する際に反り腰になる方は、実は抱っこ紐のサイズが大きすぎることで身体に合っていないことがあります。
もし、抱っこ紐をつけた際に肩紐が浮いている場合だと、赤ちゃんを抱っこしたときの重みを腰だけで受け止めているということになります。
また、赤ちゃんを落としてしまわないように、無意識のうちに反り腰になっている場合もありますし、赤ちゃんがリクライニングしすぎている場合も抱っこ紐が大きすごるということが考えられますよえん。
とくに、海外製の抱っこ紐は欧米の人たちの身体のサイズに合わせて最適化されているため、小柄な人が多い日本人にとってはサイズが大きすぎるということがよくあります。
抱っこ紐を購入する際には試着してみて、サイズに問題がないことを確認したうえで購入するようにしてください。
抱っこ紐使用時の腰痛対策をしよう
抱っこ紐で腰に負担をかけてしまうと、腰痛が悪化しかねません😢
腰痛になると場合によっては日常生活にも支障をきたすことになりますので、できるだけ腰痛のリスクは回避したいところです!
そこで、抱っこ紐を使用する際に腰痛のリスクを軽減する方法について解説します。
抱っこの時の姿勢の見直し
普段から猫背のママさん・パパさんは、姿勢の悪い状態のまま抱っこ紐を使うことで、腰に大きな負担を与えてしまいます。
抱っこする際には姿勢を伸ばして、猫背にならないよう意識してみましょう!
問題なのは「無意識のうちに腰が反っている」こと。
初めは、鏡を見たり、家族の方にチェックしてもらいながら、抱っこ紐の正しい姿勢を確認していきましょう!
意識すること、少しでも改善していくことで、腰への負担もだいぶん変わってきますよ♪
骨盤矯正ベルトを使用する
出産後のママさんの骨盤のゆがみは、そう簡単には元に戻らないのが現実・・💦
健康的な生活を送っていたとしても、早くても4か月前後か、遅ければ半年ほど骨盤が開いた状態になっているママさんも珍しくないんです😢
そのため、産後のママさんの身体のケアとして骨盤矯正ベルトが販売されていて、
- ・コルセット
- ・ガードル
といった腰回りを固定するグッズは腰痛予防にもつながります。
比較的早期に骨盤矯正始めた場合であれば、施術後に骨盤ベルトを装着すると矯正された骨盤を維持しやすくなり、ウエストの引き締めやO脚の軽減などの効果も期待できるでしょう。
「装着するのが面倒くさい」「付け方がわからない」というママさんも少なくありませんが、骨盤矯正ベルトを装着すれば骨盤の治りにも良く、抱っこ時の腰痛のリスクも軽減できます。
正しい付け方を習得して、骨盤が治るまでしっかりと骨盤矯正ベルトを装着して腰の治りを良くすることをおすすめします☝️
腰痛になったときの対処法
上記のように、抱っこ紐を使用する際の腰痛対策はいくつかありますが、それでも腰が痛いと感じてしまう方に!
腰痛になってしまったときの、腰痛の治りに良いトレーニングやストレッチについてご紹介します☺️
腹直筋を鍛えるトレーニング
「腹直筋」を鍛えることによって、腰椎の本来のS字カーブを維持できるようになります。
トレーニングでは、反動を使わうことなく、ゆっくりと行うのがポイントです。
- ①仰向けに寝て両膝を立てる
- ②両手を膝頭に当てる
- ③息を吐きながらゆっくりと上体を起こす
- ④上体を引き上げた状態で1〜2秒ほど静止する
- ⑤息を吸いながらゆっくりと元に戻す
上記のトレーニングを5〜10回繰り返してください。
脊柱起立筋を鍛えるトレーニング
「脊柱起立筋」を鍛えることによって、腰痛だけでなく猫背の予防や改善にもつながります。
このトレーニングを行う際には、おへその下から骨盤にかけてクッションやタオルなどを敷いておくと、腰への負担を軽減できるので負担を軽減しつつトレーニングを行うことができるでしょう。
- ①うつ伏せになって両ひじを立てる
- ②息を吐きながらゆっくりとひじを伸ばして上体を起こす
- ③上体を起こした状態で5秒間姿勢を維持する
- ④息を吸いながらゆっくりと元に戻す
上記のトレーニングを5回繰り返してください。
腸腰筋のストレッチ
「腸腰筋」は股関節の深部にあるインナーマッスルであり、大腰筋・腸骨筋・小腰筋の3つの筋肉の総称です。
腹筋の代表格といえる筋肉で、腰を前に曲げるときに使いますがデスクワーク中心の姿勢でいるとこれが縮こまってしまい、反り腰や骨盤のゆがみの原因になります。
- ①足を前後に開いて後ろ側の足で膝をつく
- ②両手を前側の足の膝に置いて少しずつ上体を前にスライドさせる
- ③ゆっくりと元に戻す
- ④反対側も同様にストレッチする
腰方形筋のストレッチ
「腰方形筋」は腰の奥深くにあり、腰椎を両側から支えている筋肉です。
姿勢を安定させる際に重要な役割を果たしており、そのバランスが崩れてしまうと片方の腰だけが痛んだり、腰をひねったときに痛みが生じたりするリスクがあります。
- ①四つん這いの姿勢をとる
- ②息を吐きながらゆっくりと背中を丸める
- ③四つん這いの姿勢に戻る
- ④息を吸いながら背中を反らしてお尻を突き出す
このストレッチを5回繰り返してください。
脊柱起立筋のストレッチ
「脊柱起立筋」は頭蓋骨から骨盤まで背骨に沿ってついている筋肉で、一般的に「背筋」と呼ばれています。
棘筋・最長筋・腸肋筋の3つの筋肉で成り立っていて、背骨をまっすぐに保つ働きがあるんです。
正しい姿勢の維持には欠かせない筋肉であり、脊柱起立筋が弱くなるとS字カーブが深くなってしまい、腰に負担がかかります。
- ①椅子に腰掛けて背筋を伸ばす
- ②背筋を伸ばした状態でゆっくりと腰を後ろにひねる
- ③深呼吸しながら20秒間維持する
- ④息を吐きながらゆっくりと元に戻す
- ⑤反対側も同様にストレッチする
家庭用の電気治療器を利用した治療法
「経皮的電気刺激(TENS)」を利用してマッサージするという方法もあります。
いわゆる「低周波治療」と呼ばれるもので、痛みのある箇所やその近くにある皮膚に電極を貼って、知覚神経に対して弱い電気刺激を加えることで筋肉の緊張をほぐして血流を促し、患部の痛みを和らげます。
わずかな時間でもすぐに鎮痛効果が現れ、電気刺激の終了後もしばらく鎮痛効果が続くのが特徴です。
腰痛改善に効くツボ
腰痛の改善には「ツボ」を押すことも効果的です。
腰痛改善に効果が期待できるツボは3つ、まずは「腰腿点(ようたいてん)」というツボがあります。
手の甲の2箇所にあるツボで、人差し指と中指の骨が接合する手前のくぼみを第一腰腿点といい、中指と薬指の骨が接合する手前にあるくぼみを第二腰腿点といいます。
親指の腹を使って5〜10回ほど強めに押す必要がありますが、難しい場合はツボに米粒をテープで貼るのも効果的です。
2つ目のツボは「委中(いちゅう)」といいます。
ひざの裏の中央あたりにあるツボで、ひざを両手でつかんで両手の中指を使って5〜10回ほど押してください。
3つ目のツボは「太衝(たいしょう)」といいます。
足の親指と人差し指の間の骨が接合している部分にあるツボで、親指の腹を使って強めに5〜10回ほど刺激しましょう。このとき、ボールペンなど先の丸い道具を使うとピンポイントでこのツボを押せるので便利ですね。
暇なときにでも積極的に刺激したい、腰痛対策のツボを3つ紹介しました。
まとめ
赤ちゃんの長時間の抱っこで腰を痛めてしまうことがよくあります。
抱っこ紐を使用している時には、10分毎程度に赤ちゃんの場所を少しずらす、抱っこ紐の位置をずらすなど小さな工夫をしたり、腰のサポートアイテムを使うなどして対策することがおすすめですよ!
腰痛が続くと日常生活にも問題が生じる可能性がありますので、どうかご無理のないようにしてくださいね。
もし腰痛になってしまったらストレッチやマッサージで多少の痛みも軽減できますので、腰痛に悩んでいる方はぜひ積極的に実践してみてください✨