夕方頃になると突然、赤ちゃんが泣き出す、あやしてもなかなか泣き止まない・・・。
そんな時期がやってくるかもしれません。
赤ちゃんは泣くのが仕事!といっても叫ぶように泣かれてしまうと、お父さん、お母さんも気持ちが滅入ったり、一緒に悲しくなったりしてしまいますよね。
もしかしたら、それは『黄昏泣き』かもしれません。
この記事では、黄昏泣きの原因と、すぐに試せる7つの対処法を紹介します。
赤ちゃんが安心して眠れるように、そしてあなた自身も少しでも楽になれるように、一緒に乗り越えましょう。
目次
黄昏泣きとは?
黄昏泣きとは、夕方~夜に掛けて赤ちゃんが激しく泣き叫ぶことをいいます。
黄昏泣きは、おむつがぬれている、お腹がすいている、などの原因を取り除いても泣き続け、わめいたり叫んだりするように泣くのが特徴的です。
『夕暮れ泣き』や、海外では『コリック』とも呼ばれます。
夕方から見られることが多いですが、昼夜関係なく泣くこともあります。
いつ始まっていつ終わる?
黄昏泣きは生後2~3週目で始まることが多く、生後3~5ヶ月程度で落ち着きます。
6~7ヶ月にはほとんど見られなくなりますよ。
始まる時期や終わる時期には個人差がありますが、一時的なものなので黄昏泣きが始まったら「いよいよ始まったな」「あと少し!」と思いながら乗り切りましょう。
また、黄昏泣きは、性別や母乳育児など関係なく見られます。赤ちゃんによっては、黄昏泣きをしない子どももいます。
原因は?
黄昏泣きの原因ははっきりしないといわれています。
- お腹が気持ち悪い
- 気持ちの切り替えができない
- 朝からたくさんの刺激を受け、夕方に疲れがでてきている
などの仮説がありますが、これといった原因がないところがおかあさんもまた困ってしまいますよね。しかし、赤ちゃんは自分で気持ちを切り替えたり、解消したりすることができません。泣くことで、おかあさんに気持ちを伝えたり、落ち着こうとしたりしているのかもしれませんね。
黄昏泣きの対処法
赤ちゃんの気持ちを受け止めてあげたい!そう思っていても、毎日1時間以上泣き続ける赤ちゃんを見るのは、おかあさんも気分が落ちてしまうことも無理ありません。おかあさんを悩ませる時期でもありますが、自分の子どもだけに起こるものではありません。“そういう時期”ですので、ご自身を責める必要もありませんよ。では、どのように対処したらいいのか、おかあさんも気分転換しながら対処法を探っていきましょう!
まずはこれらをチェック!
まずは、黄昏泣きと判断する前に赤ちゃんが泣く原因はないかチェックしてみましょう。
- お腹がすいていないか
- 授乳後ゲップが出たか
- 睡眠はとれているか
- 体調は悪くないか
- おむつは濡れていないか
赤ちゃんがぐずったり、泣いたりする原因が他にないかまずは確認してあげるようにしてくださいね。これらの原因を取り除いても泣く場合は黄昏泣きかもしれませんので、次の対処法をとっていきましょう。
お散歩をする
外の空気を吸ったり、周りの景色を見たりすることで気分転換しましょう。一度赤ちゃんの環境をかえてあげることで、赤ちゃんも負の感情を忘れ、気持ちの切り替えができることもあります。お天気が悪いときには、抱っこして窓やベランダから外の景色を一緒に見て「雨ふってるね」とお話ししたり、外の風に少し当たるだけでもいいですね。外の空気を吸っておかあさんも一緒にリフレッシュしてくださいね。
音を聞かせる
赤ちゃんは音を聞くことで、おかあさんのお腹のなかにいた時の感覚を思い出して落ち着くことがあるといわれています。
- ゆったりとした音楽を聴く
- ビニール袋のシャカシャカした音
- 紙を丸めたりやぶったりする音
音楽だけでなく、雑音とよばれるような音も赤ちゃんにとっては心地良いものもあります。是非色んな音を試しながら、赤ちゃんの好きな音を見つけるのも楽しいかもしれませんね。
お風呂に入る
お風呂に入ることで、赤ちゃんもスッキリして気分転換できたり、体がぬくもって落ち着いたりすることがあります。ぐずりはじめたり、黄昏泣きが始まったら、お風呂に入るようにしてみるのもいいかもしれませんね。いつも決まった時間に入浴していても、この時期だけはお風呂の時間を早めてみるなど一度試してみてくださいね。
おくるみに包む
おくるみや布、タオルなどで赤ちゃんを優しく包んであげるのもおすすめです。
赤ちゃんはたくさんの刺激に反応してしまうため、手足が動かないように包んであげると、落ち着く効果があります。
おくるみに包んで抱っこしてあげることで、お腹の中にいた感覚を思い出し、安心してぐっすり眠ることもあります。
おかあさんもリフレッシュを
黄昏泣きは赤ちゃんだけでなく、おかあさんもきっと不安になったり、しんどくなったりする時期でもあります。
おかあさんも一緒に散歩したり、好きなことをしたり、周囲のサポートを積極的に頼ったりしながら気分転換することが大切ですよ。
赤ちゃんが泣きわめいて疲れたな・・・と感じたときには、家族に見てもらって少し1人の時間をつくる、友人に相談する、ファミリーサポートなどを活用するなど1人で抱え込まないようにしてくださいね。
さいごに
原因がはっきり分からない黄昏泣きはおかあさんを悩ませてしまうこともあります。
しかし、半年後にはなくなる一時的なものですので、「数ヶ月後には終わる!」となるべく楽な気持ちで乗り切るようにしてくださいね。
この記事で赤ちゃんの気持ちが切り替えられるお手伝いの参考になるといいです。
そして赤ちゃんだけでなく、おかあさんも気持ちの切り替えが大切ですのでご自身のケアも十分にしてあげてくださいね。ストレスをためないように少しでも楽しく育児ができるよう応援しています!