赤ちゃんがスプーンに興味を持ち始めたら、そろそろスプーン練習を始める時期かもしれません。「いつから始めればいいの?」「どんな風に教えればいいの?」と悩むママやパパも多いのではないでしょうか。
この記事では、スプーン練習を始める時期、赤ちゃんの成長に合わせたスプーンの持ち方、練習方法、そして楽しく練習を進めるためのポイントを詳しく解説します。
「スプーンをなかなか持ってくれない」「うまく口に運べない」そんな悩みを抱えている方も、この記事を読めば安心して練習を進めることができるはずです。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて、楽しくスプーン練習を進めていきましょう。
目次
スプーンを使い始めるのは何歳ごろ?
赤ちゃんは離乳食後期くらいからスプーンに興味を持ち始めることが多くなります。最初はスプーンで”食べたい”というよりも、”もちたい”という気持ちの方が大きいでしょう。何でも、興味をもちはじめることから始まりますね。スプーンをうまく使えるようになるのは、大体1歳半から2歳くらいからですが、個人差もあり、何歳までにうまく使えるようにならないと!と焦る必要はありませんよ。
スプーンを持って食べようとしたら
スプーンを持って、ご飯を食べようとしたときには、お子さまの”やりたい”気持ち、自分で食べようとする姿をサポートしてあげられるといいでしょう。もちろん最初は、うまく使えず、こぼしたり、全く口に入らなくて当たり前です。また、スプーンを持ちながらも手づかみで食べることも多いと思いますが、それもまた、成長段階のひとつとしてあたたかく見守ってあげましょう。スプーンで食べようとしているところを褒めてあげると、やる気アップするかもしれませんね♪
スプーンをもつ練習をしよう
物を握ることがうまくできるようになってきたら、スプーンの握る練習をしていきましょう。安定して持つことで、正しい持ち方の習得が早くなったり、ご飯を自分で意欲的に食べられるようになってきますよ。そろそろ練習してみようかな、とママさんが思ったときには、ぜひ参考にしてみてくださいね。
上から握る、うわて持ち
最初は、スプーンを上からグーで握る"うわて持ち"からスタートしていきます。赤ちゃんが一番握りやすい方法なので、初めは自然とこの持ち方になるのではないでしょうか。
初めは、うまくできずこぼしたり、口に入らなかったりしますが、それでかまいません。赤ちゃんが自分で食べようとする姿を見守ってあげてくださいね。一緒に食べるなかで、一緒に持ったり、スプーンの上にご飯を置いてあげたりすると、赤ちゃんもうまく食べられるかもしれません。失敗しても、「美味しいね」「上手だね」と楽しく食事ができるように声をかけてあげてくださいね。
下から握る、したて持ち
うわて持ちでご飯が上手に食べられるようになってきたら、次は”したて持ち”に挑戦してみましょう。したて持ちとは、赤ちゃんの手のひらの上に、スプーンをのせてあげて、そのまま握ると、したて持ちになります。
したて持ちは、手首のやわらかさ、ひねる動作が必要となってきます。手首をうまく返せないと、口にご飯を運ぶことが出来ません。もし、手首が全然かえっていない時には、”手首を使った遊び”などをして、うまく動かせるようにすることもおすすめです。
また、したて持ちのときに、親指の爪の表面が天井を向くように少しずつ移動させてあげましょう。
<手首を使った遊び>
- ・砂場で土をすくう
- ・お風呂で水を容器ですくう
- ・手首をくるくる回す手遊び
鉄砲の手、えんぴつ持ち
したて持ちがうまくできるようになったら、最後、”えんぴつ持ち”です。これがスプーンの正しい持ち方になります。親指、人差し指、中指先を使って、スプーンを持つ方法です。
えんぴつ持ちよりも、お子さまに伝えるときには”バキューン持ち”といった方が伝わるかもしれませんね。
1.人差し指と親指で鉄砲(バキューン)の手を作ります。
2.その親指と、人差し指の間に、スプーンを入れてあげるとバキューン持ちが完成します。
鉄砲持ちも子どもにとっては難しいので、途中でしたて持ちに変わったり、反対の手でスプーンにごはんを自分でのせて食べたりすることもあると思いますが、自分で食べようとしている表われです。成長とともに、うまく持てるようになってきますよ。
持ち方よりも大切なこと
スプーンを使って上手に食べることよりも、楽しくご飯を食べる、自分で食べようとすることが大切です♪
スプーンの持ち方を伝えることも大切ですが、持ち方ばかり注意されたり、失敗して怒られると、お子さまもご飯を楽しく食べることができませんよね。すぐにできなくて当たり前です。いつかできるようになるかな♪と長い目で見守ってあげてくださいね。