赤ちゃんの鼻づまり、心配ですよね。「苦しそうでかわいそう」「どうすれば楽にしてあげられるの?」そんな風に悩んでいるママやパパも多いのではないでしょうか。
赤ちゃんは鼻の粘膜がデリケートで、ちょっとしたことで鼻が詰まってしまいます。鼻づまりは、呼吸や睡眠、授乳にも影響するため、早めに対処してあげたいものです。
この記事では、赤ちゃんの鼻づまりの原因、自宅でできるケア、そして病院に行くべき目安について詳しく解説します。
「鼻づまりがなかなか治らない」「どんなケアをすればいいの?」そんな疑問や不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。この記事を読むことで、赤ちゃんの鼻づまりについて正しい知識を身につけ、安心して対処できるようになるはずです。
目次
赤ちゃんは年中鼻づまりがおきる?
赤ちゃんは寒い冬はもちろんのこと、夏も大人に比べて鼻づまりが起こりやすいです。その原因は、赤ちゃんは鼻の粘膜が薄くて敏感なことから、気温の変化によって鼻水が出やすいからです。冷房、暖房にかかわらず気温の変化や、乾燥などの影響を受けやすくなっています。
鼻が詰まったときの症状
赤ちゃんは鼻が詰まったときの症状についてお話ししていきます。
母乳・ミルクが飲みづらい
赤ちゃんは鼻がつまると、母乳やミルクをあまりうまく飲めなくなってしまいます。もともと赤ちゃんの呼吸は小さく、息をする、ミルクを飲む、という2つの動作が赤ちゃんは難しいのです。もちろん全く飲めないわけではありませんが、授乳量が減ってしまう可能性があります。鼻が詰まって授乳がうまくできないときは、回数を増やしたり、お腹が空いていないか様子を見てあげましょう。
睡眠が浅くなる
鼻がつまってしまうと、赤ちゃんは鼻で呼吸をすることができず、良い質の睡眠をとることができません。夜中に何度も起きてしまったり、眠いのに眠れずぐずってしまう、機嫌が悪くなることにつながってしまいます。
呼吸が苦しい
鼻づまりがひどいと、普段の呼吸さえも苦しくなってきます。生後間もない赤ちゃんは、特に注意が必要です。寝ている時だけでなく、日中のときも赤ちゃんの顔色や症状をこまめにチェックしてあげましょう。
おうちでできるケアを紹介♪5選
鼻をあたためる
鼻水が詰まっているとき、鼻の粘膜はかたくなったり、腫れたりしています。鼻をホットタオルや蒸しタオルであたためることで、血行をよくしたり、鼻水をとかしたり、粘膜を柔らかくしたりすることで、少しは鼻づまりが解消します。お風呂であたたまることで、鼻があたたまる効果もあります。
綿棒で鼻水を取り除く
赤ちゃんは鼻の粘膜がデリケートなので、赤ちゃん用の綿棒で優しく鼻水を拭き取ってあげましょう。粘膜を傷つけないように、優しくなでるように触ること、奥まで入れないことなどに注意をしていきましょう。赤ちゃんは予期せぬ動きをしたり、暴れたりすることがあるので、泣いているときは、綿棒を鼻に入れないようにしましょう。
部屋を加湿する
部屋が乾燥していると、鼻水がかたまって鼻づまりが悪化してしまいます。常にお部屋が乾燥しないように、加湿器をおいたり、冷暖房を調節したりしましょう。湿度の目安は50%~60%が理想です。乾燥を防ぐことは、鼻づまりだけでなく、喉やお肌にもいい、家族全員にとって過ごしやすい環境になりますよ。
上体を起こす
身体を横にしたときに、鼻水は頭の方(奥)へと流れていき、さらに呼吸がしにくくなります。身体を横にするときや、睡眠時は、頭の位置を少しだけ高くしてあげることがおすすめです。シーツの下にタオルをはさむなどして、5cmほどの高さを出して様子をみましょう。少し、鼻がとおって息がしやすくなりますよ。
鼻水吸引器をつかう
病院でしかできなかった鼻水吸引器が今は簡単におうちでできるようになりました。なかなか病院に行けないときや、鼻づまりが長引いているときなどにはとても便利です。お値段は安価なものから、少し高価なもの、対象年齢も器具によって異なってきます。ものによっては5歳くらいまで使用できるものもあるのでひとつお家にあるととても便利です!初めは赤ちゃんも慣れずに泣いちゃうこともありますが、少しずつ慣れてくるでしょう。
こんなときは病院へ
鼻づまり時のホームケアについてご紹介しましたが、こんなときは通院することをおすすめします。
・悪化する前に治したい
・発熱や咳などの症状がみられる
・何日も鼻づまりが続いている
・緑・茶色い鼻水が出たり、粘りが強いとき
・鼻づまりでミルクが飲めないとき など
こんな症状が見られたときや、鼻づまりについて不安になったときには通院したり、かかりつけ医の先生に相談するようにしましょう。
さいごに
これからの寒い季節、赤ちゃんの風邪や鼻づまりで悩んだときには、ぜひおうちでもできるケアを試してみてくださいね。赤ちゃんは鼻づまりを自分で解消することができず、泣くことで伝えていますので対応してあげたいものです。不快なだけでなく、呼吸や食事にも影響してくるので、なるべく早い対処をして、健康に過ごせるように見守ってあげましょう。