「胎教っていつから始めればいいの?」「どんなことをすればいいの?」「本当に効果があるの?」
妊娠中のママ・パパにとって、胎教は気になるテーマの一つですよね。
胎教は、赤ちゃんとのコミュニケーションを深め、心身の発達を促すと言われています。
しかし、胎教の正しい知識や効果的な方法については、情報が溢れていて迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
この記事では、胎教を始める時期、効果的な方法、注意点、そして先輩ママの体験談を交えながら、胎教について詳しく解説します😊
目次
胎教とは?
胎教とは、お腹の赤ちゃんに良い影響を与えるために、妊娠中のお母さんが心身ともに健康で穏やかに過ごすことを目指すことです。
「胎教」という言葉には「教える」という字が入っていますが、現代の胎教は、必ずしも知識や技能を教え込むことではありません。
むしろ、お母さんがリラックスして、幸せな気持ちで過ごすことが、お腹の赤ちゃんの心身の安定に繋がると考えられています。
もちろん、赤ちゃんはお腹の中でも外の世界を感じ取ることができます。
お母さんの優しい声かけや心地よい音楽は、赤ちゃんにとって安心感を与え、豊かな感性を育むと考えられています。
しかし、胎教はあくまでも「親子のための」もの。
お母さんが無理なく楽しめる範囲で行うことが大切です。
お母さんが好きな音楽を聴いたり、リラックスできる時間を過ごしたりすることが、結果的に赤ちゃんにとっても良い影響を与えるでしょう。
現代の胎教は、お母さんの心と体を大切にすることから始まります。
妊娠中の貴重な時間を楽しみながら、お腹の赤ちゃんとの絆を深めていきましょう😊
胎教はいつからする?
では胎教はいつから始めるのでしょうか。実は始めるのはいつからでも問題ありません。
妊娠してすぐの頃から始める方もいらっしゃいますし、意識していなくてもいつの間にか胎教をしていたという方もいらっしゃいます。
基本的には自分のタイミングで始めるといいですが、おすすめなのは妊娠16週頃から。
なぜこの時期がいいのかというと、赤ちゃんの聴覚が妊娠16~20週頃にかけて発達しはじめるからです。
そして、妊娠24~26週頃になると音を認識できるようになり、お母さんとお父さんの声も聞き分けることも。
そのためこの時期が胎教におすすめとされています。
胎教って何するの?
では、胎教はどのようなことをするのでしょうか。
妊娠初期から始めたいという方もいらっしゃると思うので、妊娠時期によってどのようなことをするといいのか解説していきます。
また、胎教の種類についてもみていくのでぜひご参考になさってください😊
胎教の種類
胎教にはさまざまな種類があります。
難しいものは特にないので、自分ができそうなものを取り入れてみてください。
それでは、胎教の種類について紹介していきます。
おなかをなでる
赤ちゃんは徐々に五感も発達していきますが、中でも一番早いのが触覚です。
そのため、おなかをなでると、そのままの感触が赤ちゃんに伝わります。
あまり強くなでたり、長時間なでたりすることは避け、お父さんや上のお子さんにも触ってもらうと、赤ちゃんもいろいろな人の声が聞けて楽しいのではないでしょうか。😃
話しかける
赤ちゃんは、聴覚が発達すると、お母さんやお父さんの声を聞き分けることができます。
例えば、今日の天気やごはん、テレビの話など日常的なことをしゃべるだけで、お母さん自身もリラックスできるのではないでしょうか。
赤ちゃんも穏やかな声を聞いていると安心しますよ。
音楽を聴く
赤ちゃんは、羊水の中で過ごしているため、聞こえ方は異なりますが、それでもおなかの外の声をちゃんと聞いています。
よく、クラシックを聴かせるといいと聞きますが、科学的な根拠はありません。
ジャンルは何でもいいのでお母さんの好きな音楽を流すことで、お母さん自身もリラックスできますし、赤ちゃんも音楽を通して外とのつながりが持てるのでおすすめです。
また、お母さんが歌を歌ったり、鼻歌でもいいので口ずさんだりするのもいいでしょう。
絵本の読み聞かせ
もし上のお子さんがいらっしゃる場合は、家にある絵本を読んでみるのもいいですし、少し長めの物語を読んでみてもいいですね。
本を読むときは落ち着いた声でゆっくり読むと、リラックスできます。
出産後の読み聞かせの練習としてもいい機会ですので、ぜひお試しください。
キックゲーム
胎動が活発になってきたら、この「キックゲーム」をしてみるのはいかがでしょうか。
赤ちゃんが動いたら、トンとお腹をやさしく叩きます。
そうするとその部分を赤ちゃんが蹴ってくることがあるのです。これをキックゲームといいます。
これをすることにより、赤ちゃんとのコミュニケーションはもちろんですが、赤ちゃんの様子も知ることができます。
最後に動いてからあまりにも長い時間反応がない場合は、寝ている以外の問題が起きていることも。
そのため、最後に動いてからどのくらいの時間が経っているか確認しておくと異変にすぐ気づけます。
適度な運動
妊娠後期になるにつれてお腹が重くなって動きづらくなりますが、だからといって運動不足はいけません。
適度な運動をすることで気分も晴れますし、出産も楽になります。
おすすめは、散歩やマタニティヨガ、マタニティスイミングです。
心だけでなく、身体もリフレッシュすると赤ちゃんも気分がよくなるので、体に負担のないよう、自分に合った運動をしてください。
妊娠時期別の胎教
ここでは、妊娠時期ごとのお母さんと赤ちゃんの様子や、どのような胎教をすればいいのか紹介していきます。
妊娠初期 (0~15週目) |
妊娠初期は、赤ちゃんはまだまだ小さくてやっと人の形になった頃。 お母さんからのアクションが多ければ多いほど、赤ちゃんも反応してくれます。
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妊娠中期 (16週~27週目) |
つわりがおさまってきて、徐々に胎動を感じるように。 おなかをなでることで、赤ちゃんにとってよい刺激に。 |
妊娠後期 (28週~40週目) |
おなかの中の赤ちゃんは新生児に近い状態にまでなるので、お腹をなでながら赤ちゃんに話しかけたり、絵本を読んだりするといいでしょう。 大きなおなかで圧迫されて息苦しくなりますが、無理のない程度に運動してみてください。音楽に合わせて軽いダンスをするのもいいですね。
胎児ネームからの卒業も考えて、この時期には赤ちゃんの名前を決めて呼びかけるのもおすすめです。 |
妊娠週数によって、お母さんや赤ちゃんの状態も変わります。
お母さんの体調や赤ちゃんの発達具合によって、胎教の仕方を変えてみるといいですよ😊
胎教の効果
胎教は「赤ちゃんの頭が良くなる」とか「言葉の発達が早い」などの効果があると信じて行う方も多いでしょう。
確かに、胎教を行ったお母さんの中には、生まれたお子さんにいい影響が出たという話を聞くこともあるかと思います。
しかし胎教の効果は医学的に証明されているわけではありません。
逆に、胎教をしたのにお子さんの発達が遅いなと感じて悩んでしまうという方も。
そのため、胎教については、あまりお腹の中の赤ちゃんに対しての効果を考えない方がいいでしょう。
それよりも妊娠中のお母さん、お父さんと赤ちゃんとのつながりを感じるためのものととらえることが大切です。
妊娠中のお母さんは、何かと不安になりがちで、孤独を感じてしまったりイライラしてしまったりすることも。
そのような時に赤ちゃんと間接的にでも触れあうことで、安心できますし、ゆったりした気持ちで過ごすことができます。
パートナーの方の中にもお父さんになる実感がなかなか沸かないといった不安を抱えていることもあります。
胎教するときに気を付けること
胎教するときには、気を付けることがあります。それはリラックスした状態で行うことです。
「毎日やらないと!」「いろんな種類のものをしないと!」と義務のようにしてしまうと、疲れてしまいます。
胎教は、お母さん自身がリラックスしながら楽しむことが大切です。
そのため、体調が悪い時や、あまり胎教をする気分になれないという時は、無理せず休んでください。
おなかの中の赤ちゃんも、お母さんが心穏やかに元気でいる方がうれしいと思います。
胎教をするときは、ゆっくり時間があるときに静かな場所で行うといいですよ。
胎教をするときのポイント |
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まとめ
胎教は、赤ちゃんとの絆を深めるだけでなく、ママ自身の心身の健康にも良い影響を与えるものです。
無理なく、楽しみながら、赤ちゃんとのコミュニケーションを深めていきましょう。
この記事で紹介した胎教の方法や注意点を参考に、あなたと赤ちゃんにとって、より良い胎教を見つけてください。