お店に行くとかわいい赤ちゃん服がずらりと並んでいて、見るだけでも本当に幸せな気分になりますよね。ついつい沢山買っちゃうママも多いのでは?
そんな赤ちゃん服ですが、特に新生児はあっという間に大きくなるので、サイズ選びが難しいというお悩みも多いものです。間違えると、一度も袖を通すことなく、終えちゃうことも・・。
どの季節にどのサイズが必要か、を考えてから選ぶのが重要ポイント。選び方のポイントさえ押さえれば、上手に選ぶことができるはず!今回は、新生児服のサイズ選びと、赤ちゃん服の選び方と大きさの目安について解説していきますね。
目次
わかりにくい赤ちゃん服のサイズ
ベビー肌着やベビー服のサイズ表示は、わかりにくいです。ブランドによってサイズもバラバラ。アイテムによってサイズ感も違います。
せっかく、かわいいのを選んだのに着る機会がなかったのでは悲しいですよね。生後1年までの赤ちゃんの成長はものすごいスピードです。
赤ちゃん服のサイズは「50」「60」…と身長で表示されています。まずは、これを覚えておきましょう。
始めての子育てママさんの体験談ですが、新生児服のサイズは感覚が分からず表示通りに購入してみたところとても良いサイズ感で赤ちゃんも満足でした。新生児服の枚数はこれでは少ないかな~と思っていた枚数でも問題なく足りた。ということでした。(買いすぎ注意、ですね笑)
生後1年までのベビー服の選び方
生後1年までは特に成長が著しい時。そのため、服のサイズはあっという間に変化していきます。表示は基本的に身長が目安になっているので、サイズ50であれば身長50センチになります。
0~3カ月:赤ちゃん服のサイズは「50」
- ・0~3カ月はねんね期
- ・標準身長は約48~51センチ、体重は約3~6キロ
一日中寝たり起きたりをほぼ3時間置きに繰り返す時期です。おむつ交換や着替えが中心なので、脱ぎ着が簡単にできて抱っこをしてもお腹が外に出てしまわないような前開きのものが便利。
汗を吸い取ってくれる短肌着の上に、長肌着やコンビ肌着を重ね着します。夏は薄着、冬は厚着を心がけましょう。
3~6カ月:赤ちゃん服のサイズは「60」
- ・3~6カ月はおすわり期
- ・標準身長は約60~70センチ、体重は約6~9キロ
少しの間なら座れるようになる赤ちゃんもいます。背中は丸まっていて、下を向いてぐったりした感じにも見えますよね。横や後ろにすぐに転がってしまうので注意が必要です。
赤ちゃんがいつもよりぐずったり、甘えたり、寝つきが悪くなったりすることがありますが、心身ともに不安定になるときなので、しっかりと受け止めましょう。
6カ月~1歳:赤ちゃん服のサイズは「70」
- ・6カ月~1歳は寝返り期
- ・標準身長は約70~80センチ、体重は約9~11キロ
仰向けからうつ伏せができるようになり、ゴロゴロ転がって遊べるようになります。たとえ、寝返りしなくても、そのうちできるようになります。つい、よその子と比べてしまいますが、早い子もいれば遅い子もいるのです。遅いからといっても問題があるわけではないなら、さほど気に留めなくてもOK。
運動が活発になる時期です。赤ちゃんがつかまり立ちをした状態でもオムツ替えができるセパレートタイプや頭から被せられる肌着や肩開きタイプが便利ですよ。
※体重、身長は厚生労働省「乳幼児身体発育調査」平成22年より https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf
季節はサイズと一緒に考えよう
サイズと一緒に考えなければならないのが、春夏秋冬の季節。赤ちゃんは体温調節が苦手ですから、気温や季節に合わせた服装選びが大切になってきます。
春・秋の赤ちゃん服
季節の変わり目は、過ごしやすい日もあれば、寒暖差が激しい時もあります。温度調節がしやすいように薄手のものを重ねるようにします。
室内で過ごすときは
- ・コンビ肌着+ロンパース
- ・短肌着または長肌着+ロンパース
お出かけ時は
- ・短肌着+長肌着+ツーウェイオール
- ・短肌着+長肌着+ロンパース
- ・コンビ肌着+ロンパース+アウター
夏の赤ちゃん服
地域によっても差がありますが、8月は高温になることが多いため熱中症には注意しましょう。室内と室外の温度差が大きいので、赤ちゃんが体調不良を起こさないようにしてください。
室内で過ごすときは
- ・短肌着+コンビ肌着
- ・短肌着+長肌着またはロンパース
お出かけ時は
- ・短肌着+コンビ肌着
- ・短肌着+ロンパース
- ・短肌着+ツーウェイオール
冬の赤ちゃん服
1~2月は特に寒いので、お出かけ時にはアウターが手放せません。ポンチョやケープ、おくるみ以外にジャンプスーツもおすすめですよ。
しかし、寒いからと着込みすぎると必要以上に汗をかいてしまい、風邪の原因に。気温に合わせて、脱ぎ着しやすいようにしてあげます。
室内で過ごすときは
- ・短肌着または長肌着+ツーウェイオール
- ・短肌着+長肌着またはコンビ肌着+ツーウェイオールまたはカバーオール
お出かけ時は
- ・短肌着+長肌着またはコンビ肌着+ツーウェイオール+アウターまたはコンビ肌着+カバーオール+おくるみ
性別も考えたサイズ選び
成長は個人差がありますが、一般的に男の子の方が女の子より成長が早い傾向があります。しかし、生まれてくるまでは男の子か女の子か、さらに大きいのか小さいのかは誰にもわかりません。
そのため、男の子なら、生後すぐは月齢の標準サイズより1サイズ上を選ぶようにし、女の子なら、生後すぐ使うものなら標準サイズ通りのもので大丈夫です。
ベビー服、子供服、キッズ服の違い
そもそも子供服と言ってもベビー服、子供服、キッズ服、または新生児、ベビー、トドラー、ジュニアにわかれていて、それぞれがどのように違うのかがわかりにくいと思います。どのように違うのか紹介していきます。
ベビー服は100センチまでのサイズ
生まれたての赤ちゃんから100センチまでのサイズを指します。着替えやオムツ替えが多い時期なので、ベビー服の特徴は着替えがしやすい形になっていることです。紐やスナップが付いているので、さっと着替えさせられます。素材は心地よいガーゼや綿で、通気性と吸湿性に優れています。
子供服とは
0歳から15歳までの子供が着る衣服の総称のこと。
キッズ服は3才からの服
キッズ服は、100センチ以上のサイズを指します。1人で洋服を着替えられるようになるので、ボタンが簡単にかけられるものや洗濯に丈夫な素材で作られているのが特徴です。さらに、服の色や形の好き嫌いがはっきりしてくるので、「これはイヤ」と自分が気に入った服しか着ないという意思表示も芽生えてきます。こだわりがありそうな場合には一緒に服を選びにいくことも無駄にならず子どもの好みも知ることができるのでおすすめですよ。
トドラー、ジュニアとは?
新生児、ベビー、トドラー、ジュニアに分けられているところもあります。新生児、ベビーはわかります。ジュニアもわかる感じがしますが、トドラーとは何なのでしょうか。
- 新生児:0歳
- ベビー:1~4歳、身長80~100cm
- トドラー:4~7歳、身長100~130cm
- ジュニア:7~15歳、身長130~160cm
また、トドラーとジュニアを合わせて「キッズ」と呼ぶこともあります。
1才までに身長は1.5倍!
乳児期の発育の速さは驚くほど速いです。わずか1年で体重は3倍、身長は1.5倍にもなります。
大人になってちょっと太ったといっても、なかなか3倍になることはありませんよね。お相撲さんを目指すのなら別でしょうが。ちなみに逸ノ城は211キロ、千代大龍は190キロ、高安は184キロですから、60キロほどの人が1年でそのくらいにまでなるのは相当大変そうですよね。
また、卒園の5才ごろの幼児期も同じように成長が早いので、服のサイズはあっという間に変わってしまいます。ですから、バーゲンで服を買う時には注意が必要です。せっかく安くて可愛い服を買ったけれど、一度も着る機会がなかったなどということがないようにしましょう。
そのためには身長と季節をしっかりと頭に入れておくことが大切ですね。
日本サイズと海外サイズの違い
「長く着られる方がいいよね」とどうしてもワンサイズ大きめを選んでしまうことがありませんか。赤ちゃんのうちは欲張りすぎると失敗することが多いので、多めや大きめは止めておいた方が無難!
ネットショップで海外のすてきな服を簡単に買えるようになったのはいいのですが、日本のものすらサイズ選びが難しいのに、海外品はさらにハードルが高くなってしまいことも。
サイズ表記は国ごとによって違うので、実際に届いた服が合わないこともあります。
【アメリカのベビー服のサイズ】
身長ではなく赤ちゃんの月齢「3m」「6m」「12m」「18m」で表記されています。「m」=「months(月齢)」です。ですから、「3m」は3カ月となります。ただ、丈が長く、ウエスト回りが細めにできているのが特徴です。
【ヨーロッパのベビー服のサイズ】
ヨーロッパの一部のブランドでは、日本国内と同様、身長で表記されていることがあります。中でもフランスは全体的に小さめなので、1~2サイズアップさせて買った方が良い場合もあります。
サイズ以外にベビー服で注目するべきポイント
新生児のベビー服を選ぶにあたっては、サイズに注目することはもちろん重要なのですが、赤ちゃんが少しでも快適に過ごすためには「サイズ以外の部分」についても注目したいところ!
新生児の肌着は「打ち合わせ」がベスト
新生児の肌着を購入する際には、着物のような「打ち合わせ」タイプのものがおすすめです。
新生児の赤ちゃんは、抱っこするのもも一苦労なほどに体がぐにゃぐにゃで、着替えには相応の苦労を伴うことも。。
そのため、赤ちゃんを「寝かせたまま着替えさせられる」ことが、赤ちゃんの着替えをスムーズに行うために重要なポイントになります。なので、着物のような前で打ち合わせになっている肌着だと、着替えがラクにできるので、着替えに余計な時間を取られることは少なくなるでしょう。
アウターは「前開き」がおすすめ
新生児のアウターを購入するにあたっては、「前開き」タイプのものをおすすめします。
先ほどにも書いた通り、肌着を打ち合わせタイプにすると便利ですが、肌着が前開きでもアウターが「かぶせるタイプ」の場合だと不便に感じる可能性があります。
赤ちゃんの首がすわる前は、おむつ交換や着替えも頻繁に行う必要がありますので、これらにかかる手間が多くなりますよね💦
アウターも前開きでボタンなどでとめるタイプであれば、全開してパッと広げた上に赤ちゃんをのせて着替えさせられるので、少ない手間で赤ちゃんの着替えを完了させることができるでしょう。
デザインはシンプルなものが良い
新生児のベビー服を購入するにあたっては、できるだけ「シンプルなデザイン」のものを選んであげると良いでしょう。
筆者も初めての赤ちゃんの時はレースや刺繍の入ったものを用意してしまいましたが、結局、よく使用したのでシンプルなものでした。
かわいい子どもについかわいい服を着せたい❣️しかし、お子さんが小さなうちはレースなどひらひらした生地は赤ちゃんの肌にとって刺激になることも少なくありません。
縫製が丁寧な方が長持ちする
新生児のベビー服を選ぶにあたっては、長持ちさせることを念頭に置いて「縫製が丁寧なもの」を選んであげましょう。
赤ちゃんの肌着は「パイピング」が施されているものが多いですが、価格が安いベビー服だと縫製がいい加減で、洗濯するとすぐにほつれてしまうケースも珍しくありません。
ベビー服は赤ちゃんの成長に合わせてすぐにサイズ変更が必要になるとはいえ、ある程度は着続けることを考えるとすぐにほつれて着れなくなってしまうのは避けたいところです。
ベビー服は頻繁に洗濯することを念頭に置いて、縫製が丁寧で洗濯に負けない作りのものを選びましょう。
タグや縫い目は服の表側にある方が良い
新生児が着るベビー服を購入するにあたっては、「タグや縫い目が表側にある」ものを選ぶことをおすすめします。
タグや縫い目が直接赤ちゃんの肌に当たってしまうと、赤ちゃんの肌に刺激となって肌荒れなどのトラブルの原因になってしまうことも。。
そのため、市販のベビーウェアはタグや縫い目が外側にあるものが多いんです。大手メーカーのベビー服であれば安心できますが、念のためベビー服を購入する際にはタグと縫い目の位置をきちんと確認しておくと良いでしょう。
気温に合わせて組み合わせる
新生児のベビー服を選ぶにあたっては、「気温に合わせて快適な組み合わせを選ぶ」ことも重要です。
新生児は体温調節が難しく、しかも大人のように自分で「暑い」「寒い」とアピールすることができないので快適な温度で過ごせるように工夫してあげましょう!
基本的に「短肌着」をベースにして、これに気温に合わせてアウターなどで調節してあげる形になります。また、お出かけする際には気温の変化に合わせて着替えができるように、着脱しやすいアウターを着せてあげると便利ですよ♪
子供服の「ベビー」と「キッズ」の違い
ちょっとした豆知識ですが、子供服には大きく分けて「ベビー」と「キッズ」があり、これらは明確な区別があります。
ベビー服とキッズ服はサイズで区分されていることが多くて、ベビーは50~100cmぐらいまでが一般的、キッズは100~160cmとなっていることが多いです。
サイズ以外の違いとしては、デザインの違いも大きいです。ベビー服はふっくらとした体型に合わせて横幅が大きめに作られていることが多く、肩にスナップが付いていたり袖周りにゆとりを持たせていたりしていて、着脱しやすさに重きを置いた作りになっています。
一方でキッズ服の場合は、やや細めのシルエットが多いのが特徴ですので、購入の際には十分注意して選んであげましょうね。
まとめ
新生児服を選ぶときには、サイズと季節を合わせて考えることが大切です。新生児服はみているだけでもかわいいのでつい、いろいろと買ってしまいがちになりますが、着る期間が短いだけに、慎重に選ぶようにしましょう。
また、赤ちゃんの成長には個人差があることを覚えておきましょう。サイズは基本的に身長で表示されるので、身長と体重はしっかりと把握しておいてください。ただ、服のサイズはあくまでも目安です。赤ちゃんの身長や体重に合わせて選ぶことはもちろんですが、適切なサイズを必要な枚数だけ買うということも新生児服を選ぶコツですよ。