赤ちゃんが生まれたら、何かかわいいおもちゃが欲しいなと思いますよね。赤ちゃん用のおもちゃは、手で握って自分で遊べるものや目や耳で楽しめるものなど種類が豊富ですが、その中でもベビージムは赤ちゃんが遊ぶのにおすすめのおもちゃです。
大きさや形もさまざまで、選ぶのも大変。赤ちゃんの頃しか使わないですし、何より高くて購入を断念するということも。そんなときは自分で作ってみるのもアリです。材料も100均で手に入りますし、簡単にできますよ。
この記事では、ベビージムの種類や赤ちゃんへの効果について解説し、自分で作れるベビージムをご紹介していきますので、ぜひ参考になさってください。
目次
ベビージムとは
ベビージムとは、赤ちゃんが寝転がりながら遊べるおもちゃのことです。アーチ状になっていて、おもちゃがいくつかぶら下がっているため、寝転がりながら上に手を伸ばせば届くようになっています。ここでは、ベビージムの種類やベビージムが赤ちゃんにもたらす効果について解説していいきます。
ベビージムの種類
ベビージムはさまざまな素材を使っていてそれぞれ特徴があります。
素材 | 特徴 |
布製 | ・柔らかくて手肌触りがいい ・赤ちゃんがぶつかってもケガの心配がない ・折りたたんで収納することが可能 ・狭い部屋でも置ける ・汚れたら洗濯可能 |
プラスチック | ・軽くて丈夫 ・赤ちゃんが蹴ったりつかんだりしても簡単には倒れない ・電池を入れれば音が鳴るものも ・赤ちゃんのつかまり立ちや歩く練習ができるものもある ・組み立て式のものがほとんどなので、分解して収納が可能 ・汚れたらサッと拭くだけ |
木製 | ・お部屋の雰囲気に合わせやすい ・温かく柔らかな印象で木の優しい香りがするのも特徴 ・安定感が抜群 ・布製やプラスチック製のものに比べて長く使える ・おさがりにもおすすめ |
布製のものは、クッション性もあって肌触りも良く、赤ちゃんにとって安全な作りになっています。上にあるものをひっぱって自分の近くに持ってくることもできますし、ひとりで座れるようになった場合、もし倒れてぶつかってしまってもケガの心配がないのがうれしいですよね。
プラスチック製のものは軽いので持ち運びに便利です。たとえ赤ちゃんが強く引っ張りすぎて倒れてきてしまってもケガの心配はほとんどありません。電池を入れると音が鳴ったり、動いたり、ぴかぴか光ったりするものもあるので、赤ちゃんも楽しめますよね。
最近では、成長時期によって遊び方を変えられるものがあり、つかまり立ちや歩行練習もできるジムも登場。1台で何役も活用できるのであれば、お母さんたちの負担も減って助かりますね。
木製は重さもあって安定感があるので、ちょっとやそっとじゃ倒れません。お部屋のインテリアにも合わせやすく、そのままお部屋に置いておいても可愛いですね。木の風合いや香りがいいのも特徴です。布製やプラスチック製のもののようにへたったり、割れたりといった心配もないので長く使うことができますよ。
ベビージムの効果
ベビージムはただ赤ちゃんが楽しめるだけのおもちゃではありません。赤ちゃんは遊びの中でさまざまな成長をしていきます。では赤ちゃんはベビージムで遊ぶことでどのような影響があるのでしょうか。ポイントは以下のとおりです。
ベビージムの効果 |
・運動能力が上がる ・五感への影響 ・一人遊びへの一歩 |
赤ちゃんは寝ながらでも一生懸命手や足を伸ばしたり、何かをつかんだりたくさん身体を動かしますよね。ベビージムは、さまざまな種類のおもちゃがぶら下がっているので、赤ちゃんが運動するのにぴったり。特に物をつかむ動作は指や握力の発達に効果的です。
また、おもちゃベビージムのおもちゃはさまざまな色を使っていたり、音が鳴ったりするので赤ちゃんの五感を刺激します。鏡がついているものであれば、自分の姿を見て驚いたり、笑ったりして興味を持ち始めるのです。
そしてそれが一人遊びへの第一歩となります。最初はただそこにあるものを見たり触ったりするだけですが、「これはどうやって遊ぶんだろう」「どんな音が鳴るんだろう」と考えはじめるように。
そうして手の動かし方やおもちゃの遊び方を学び集中力もついてくるのです。遊びながら身体も心も発達していけるのがベビージムのポイントと言えますね。
ベビージム選びのポイント
ベビージムを選ぶ際には3つのポイントがあります。
ベビージムを選ぶポイント |
・素材 ・サイズ ・おもちゃの数やキャラクター |
素材は最初に説明した通り、布・プラスチック・木と種類があるので、それぞれの特徴をよく理解した上で部屋の雰囲気や好みで決めるといいでしょう。またサイズもきちんと測っておく必要があります。
ベビージムは床に置いて遊ぶものなので、それなりのスペースがないと遊ぶことができません。片付けの際も布製であれば折りたためますしプラスチックのものも分解可能なのでそれほど場所に困りませんが、木製はそのままの状態で置いておかなければならないので、サイズ確認は忘れないようにしましょう。
おもちゃの数やキャラクターも、選ぶときの重要ポイント。まだ赤ちゃんなので、どのおもちゃやキャラクターが好きかは分からないと思うので、お子さんが興味を持ちそうなものを考えて購入するといいですね。
ベビージムをDIY
ベビージムはお店でもたくさんかわいいのが並んでいますが、一番のネックはその価格です。意外とするので、なかなか買えないという方もいらっしゃると思います。そんな時はDIYがおすすめ。材料も100均で購入できて自分で簡単に作ることができるので、それほどお金をかけずにオリジナルの手作りベビージムができあがります。
ここでは、100均グッズを使ったベビージムをDIYする材料や方法について紹介していきます。簡単にできるのでぜひ参考になさってください。
アーチ状ベビージム
ベビージムをDIYするには100均アイテムを使うとコストカットできておすすめです。主な材料は以下のとおりです。
材料 |
・フラフープ(組み立て式) ・脚につける緩和材 ・結束バンドやりぼん ・吊るすおもちゃ ・フェルト |
こちらはすべて100均で購入可能です。もう少しかわいくしたいという場合は、装飾系を買い足しておくのもアリですね。続いて作り方を見ていきます。
作り方 |
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フラフープであれば軽いですし、もともとカラフルなので、フェルトを貼らなくてもとってもかわいいです。2本のフラフープを固定させるときは、ずれないように結束バンドやリボンなどでしっかり巻き付けてください。
固定できたら、脚に緩和材をつけます。これは、安定感を出すためと赤ちゃんのけが防止のためで、テーブルの角などにつけるクッションで大丈夫です。最後に好きなおもちゃを吊るせば完成。下にマットを引いてその上にジムを置けば安心ですね。
突っ張り棒で作るベビージム
色々な場面で大活躍の突っ張り棒でもベビージムが簡単に作れます。
材料 |
・突っ張り棒 7本 ・紐やりぼん ・飾りつけのフェルトやシールなど ・吊るすおもちゃ |
材料はいたってシンプルですが、もっとかわいくしたい場合は、フェルトなどの布を用意しましょう。先に装飾しておくと、あとは組み立てるだけなので楽ですよ。
作り方 |
1.上下3本の長さを合わせる 2.横4本の長さを合わせる 4.突っ張り棒をそれぞれリボンや紐でぐるぐる巻きにしてしっかり固定 ※テントのような形に 5.好きなおもちゃを吊るす |
できあがりはテントの骨組みのような形になります。安定感もあって、突っ張り棒の先にはゴムもついているので滑り止めになっていて安心です。突っ張り棒はつるつるしているので、装飾もしやすいと思います。リボンを巻いたりフェルトを貼ったりして、自分好みのデザインにできますよ。吊るすおもちゃはあまり重くないものを選び、長さもバラバラにしてあげると赤ちゃんも楽しめますね。
ベビージムを手作りするメリットとは
ベビージムを手作りするメリットには以下のようなものがあります。
・自分好みのものが手に入る ・コスパがいい ・場所を取らない |
ベビージムはカラフルなものが多く、もう少し落ち着いた雰囲気のものが欲しいなと思ってもなかなか見つかりにくいですよね。自分で作れば、色や形も自分の好きなものにできて、お部屋の雰囲気にも合わせることができます。
また、なんといってもコスパがいいのがうれしい点です。ベビージムをお店で買うとなると、3000~6000円ほどはかかってしまいます。しかし自分で作れば500~1000円ほどで済むのでかなりの差が。
さらに、折りたたんで収納することもできるので片づけるのが楽です。お店で買えるものはしっかりとした作りのものが多いので、特にプラスチックや木製は簡単に分解できないものも。部屋に余裕がある場合はいいですが、そんなにスペースがない場合はすぐに片付けできるのがうれしいですね。
まとめ
ベビージムは、いろいろな種類があってかわいいだけでなく、赤ちゃんの身体と心の発達にもいい効果があります。お店で買えるものは、キャラクターものやカラフルなものがたくさんあって、安定感も抜群。しかし、少々お高いものもあるので、購入を悩む方もいるでしょう。
その際は手作りに挑戦してみるのはいかがでしょうか。今回紹介したDIYベビージムはごく一部なので、他にもさまざまな方が手作りをして楽しんでいます。サイズや形も自分の理想通りにできるので、お部屋にあったものを手に入れることができます。
赤ちゃんが手に触れるものを自分の手で作ってみたいという方はぜひ試してみてください。赤ちゃんの笑顔を思い浮かべながら手作りする時間はとても貴重なものになりますよ。