首すわり前、生後0~3ヶ月の赤ちゃんとの遊び方、悩んでいませんか?
「何をしてあげればいいの?」「どんな反応をしてくれるの?」と疑問に思うママやパパも多いはず。
この時期の赤ちゃんは、視界や聴覚が少しずつ発達し、外の世界への興味が芽生え始める大切な時期です。
この記事では、首すわり前の赤ちゃんの発達を促す遊び方やふれあい方を紹介します。
スキンシップを大切にしながら、視覚や聴覚を刺激する遊び、身体を動かす遊びなど、具体的な方法をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、赤ちゃんとのコミュニケーションを深めながら、楽しく遊び、成長をサポートできるようになります。
ぜひ参考にして、赤ちゃんと一緒に笑顔あふれる時間を過ごしましょう!
目次
生後1~3か月の赤ちゃんの発達
生後1~3か月の赤ちゃんは、手を口に入れたり、握っている手を開いたり、ものをじっと見たりする仕草が見られるようになってきます。少しずつ自分の存在、姿に気づいてきます。視界や聴覚が少しずつはっきりしてきて、ものを見る力や、音を聞く力も少しずつついてきます。生まれたてよりも、表情にも変化が出てきてママさんも嬉しくなってくることでしょう。
何よりも大切なスキンシップ
赤ちゃんを抱っこしたり、身体を触ってあげたりしながらたくさんスキンシップをとることで親子の信頼関係を築いたり、赤ちゃんに安心感を与えたりします。何をしていいかわからない、そんなときもスキンシップをとるようにするだけでも十分です。今しかない瞬間をたくさん抱きしめてあげましょう。
身体をタッチして優しく刺激しよう
赤ちゃんの全身を優しく触って刺激してあげましょう。赤ちゃんはまだ自分で自分の身体の部分を触ることはできません。手のひら、耳、お腹、足の裏など優しく触って刺激してあげましょう。これだけでも意味があるんです。手を触ると把握反射が見られたり、触られた部分に反応して身体をくねくね動かす姿がみられますよ。足の裏を刺激することで、運動神経の発達も促します。指で軽く押してあげるといいですよ。
また、あおむけになった状態で赤ちゃんの腰回りをもって、優しく上下左右に揺らして体を動かせてあげるのもいいですよ。
体勢をかえてみよう、赤ちゃんの視界が変わる
赤ちゃんは寝がえりができるまであおむけで過ごすことがほとんどです。時々、うつ伏せにしたり、お首を支えた状態で抱っこしたり、身体をもちあげたりして体勢をかえてみましょう。体勢がかわり、視界がかわることで赤ちゃんは新しい感覚を覚えていきます。首すわり前の赤ちゃんは、首をしっかり支えてあげることを忘れないでくださいね。
外気浴をしよう
1か月検診で医師から許可が出たら、短時間ずつ外気浴を楽しみましょう。最初は、部屋の窓をあけて、外の風にあたることから慣れていきましょう。赤ちゃんの皮膚や神経が刺激され、少しずつ外の環境の変化に適応できるようになっていきます。直射日光や10時~14時の暑い時間は避けて、10~15分ほどの外気浴をしていきましょう。少し外に出ることでママさんもリフレッシュになるといいですね。
音楽をかけたり話しかけたりしていろんな音を聞かせよう
赤ちゃんの耳も少しずつ発達していきます。赤ちゃんに話しかけたり、音楽をかけていろんな音を聞かせてあげましょう。急に大きな音がすると赤ちゃんがびっくりしてしまうので、小さなやわらかい音がいいですね。赤ちゃんに話しかけるときには、ぜひ目を見て話しかけてあげることで赤ちゃんとの信頼関係が築きやすくなります。
また、音のなるおもちゃや、ビニール袋などのカシャカシャする音も赤ちゃんは好きです。
目を動かそう、身体の筋力もアップ
赤ちゃんは生まれたばかりは視界がぼんやりしていますが、少しずつはっきりしてきます。1~2か月頃から“追視”(見たものを目で追う)するようになり、そこから視力がぐんと成長してきます。まだ遠くは見えない時期なので、30cmくらいの距離でママさんが目を合わせながら動いたり、はっきりした色味のおもちゃを顔の前で動かしてみましょう。目をきょろきょろさせるだけでなく、首を動かそうとするので、首・肩回りの筋力もアップしていきますよ。
おててを握って遊ぼう
ガーゼやママの指を赤ちゃんの手に近づけると赤ちゃんはギュッと握り返すでしょう。この時期は把握反射といって、赤ちゃんは手に何かが近づくとギュッと握る性質をもっています。ものを握ったり離したり、繰り返すことによって手先を動かせるようになったり、握力がついたりしてきますので、いろんな感触、形の物を握らせてあげましょう。握っては、口にもっていくことも多いので、飲み込んでしまうサイズは避けてそばで見守ってあげてくださいね。
赤ちゃんと遊ぶ前に
まず生後間もない赤ちゃんと遊ぶ前に、注意点もあるので覚えておきましょう。
無理をしない
まだ赤ちゃんはお首も座っていない状態です。無理に体を動かそうとすることは危険です。赤ちゃんの機嫌がいいときに、優しく触れ合う程度にかかわっていきましょう。赤ちゃんの機嫌が悪いときは無理に遊ぶのではなく、まずは生理的欲求を満たしてあげる、安心させることを優先にしてくださいね。
刺激を与えすぎないように注意する
赤ちゃんは周りの音や動きにとても敏感で、びっくりしてしまうことがよくあります。静かな音や、ゆっくりした動き、優しいタッチを心がけましょう。
ママも頑張りすぎなくて大丈夫
「赤ちゃんと遊ばないと」「何かしないと」と思うと、ママさんも疲れてしまいます。スキンシップをとる、抱っこする感覚でかかわるといいですよ。生後半年くらいからは赤ちゃんも表情をかえたり、声を出したりして反応を見せてくれるようになりますが、まだ生後3か月ころまでの赤ちゃんは目に見えての反応は見られにくいものです。もちろん、目に見える反応はないもののたくさん刺激を受けたり、ママさんの愛情を感じたりしていますので安心してくださいね。
さいごに
赤ちゃんとの遊び、いかがでしたか?身体を触ったり、音を聞かせたり、目で合図したりしながらたくさん遊ぶことで、赤ちゃんも多くの刺激を受け、発達を促していきます。たくさんスキンシップをとりながらの遊び、ぜひ参考にしてみてくださいね。