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つらい乳腺炎を乗り越えよう|症状・原因・対処法について詳しく解説!

乳腺炎を乗り越えよう

「乳腺炎」というものをご存じでしょうか。すでに出産を経験している方の中には、乳腺炎になったことがあるという方もいると思いますが、初産婦の方でも、本やインターネットで見て知っている方もいらっしゃるでしょう。

乳腺炎は、産後数週間の間になることが多く、これが想像以上にとても辛い。私も1人目の出産後、乳腺炎になったことがありますが、泣くほどの痛みでした。

産後の育児と家事に追われている中、乳腺炎で苦しんだという声は多く聞こえます。そのため、できれば乳腺炎にならないよう早めに対策しておきたいですよね。

この記事では、乳腺炎の症状や原因、対処法について私の実体験も交えながら解説していきます。乳腺炎にならないための予防法も紹介していきますので、参考にしていただけたら幸いです。

乳腺炎とは?

乳腺炎とは?

乳腺とは、乳頭を中心におっぱいの中に1520の小葉が放射線状に広がっているもののことです。おっぱいは、赤ちゃんが生まれてからすぐ張りはじめ、この乳腺が母乳をたくさん生成します。

順調に母乳が出るようになってほっとしたのもつかの間、ちょっとしたことで乳腺炎になってしまうことも。ここでは、乳腺炎とはどういうものか、またどのくらいの時期になりやすいのか解説していきます。

乳腺炎は乳腺のつまり

乳腺炎とは、さまざまな原因が重なって乳腺が炎症を起こすことです。授乳以外でも起きる非授乳感染症というものもありますが、授乳で起こる授乳感染症には2種類あります。

乳腺炎の種類

うっ滞性乳腺炎

化膿性乳腺炎

特徴

・大量に母乳が分泌されたときに、乳汁が乳腺内にたまってしまう

・初産婦によくみられる

・乳頭や乳管に傷ができたとき、その傷から乳腺に黄色ブドウ球菌などの細菌が侵入し炎症を起こす(細菌感染)

・急性うっ滞性乳腺炎から発症することも

症状

・おっぱいの腫れ

・痛み

・熱い

・赤み

・しこり

・おっぱいの腫れ

・強い痛み

・しこり

・高熱

・悪寒

乳腺炎になりやすい時期

乳腺炎になりやすい時期は産後23週間~6週間頃といわれています。ちょうど母乳が安定して出るようになり、赤ちゃんの飲む量も増えてくる頃です。

お母さんは、赤ちゃんが上手に飲んでくれるようになってうれしいなと感じることでしょう。それは同時に母乳の分泌もどんどんされているということです。

そのため、母乳の分泌と授乳の時間がうまくかみ合わなくなったり、お母さん自身の寝不足や疲れなどが蓄積されたりして、乳腺炎になりやすくなります。

産後は特に気が張っていて、「しっかりしなきゃ」「ちゃんと時間通り授乳しなきゃ」と考えがちで、心に余裕がない方も多いのではないでしょうか。

私も1人目の時はかなり神経質になっていて、きっちり時間通りに授乳をすることにこだわっていました。そのため、少しぐらいおっぱいが張っていても、まだ授乳時間じゃないからと我慢してしまうことも。

搾乳するという考えすら浮かばないほど視野が狭くなっていたので、かなり反省した点です。赤ちゃんが生まれたばかりで責任感も強くなると思いますが、この時期は特に無理をしないことを心がけるようにしてくださいね。

乳腺炎はどんな症状が出る?

乳腺炎の症状は先ほど少し触れましたが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは主な症状と、なりかけの場合も紹介していきます。

主な症状

乳腺炎の主な症状には以下のようなものがあります。

腫れ・赤くなる ・おっぱい全体が腫れる

・おっぱい全体、もしくは一部が赤くなる

・ガチガチに硬くなる

痛み ・少し触っただけで激痛が走る

・乳頭が布でこすれるだけでも痛い

熱い おっぱいが熱を持つ
しこり ・柔らかい円盤のようなしこりや、硬いゴリゴリしたしこりなど

・つまり具合によって硬さも大きさも変わる

高熱 38℃くらいの高熱が出ることも
節々の痛み インフルエンザのような節々の痛み

 

私の場合は、おっぱいがガチガチに硬くなり、母乳があふれ出ていました。少しでも触ると激痛が走り、次第に熱も出てきて、38℃くらいまで上がったのです。節々も痛くなって、とても動ける状態ではありませんでした。

実はこの少し前、乳頭近くに傷ができてしまい、絆創膏を貼ってなんとかごまかしていたのですが、この傷が原因だったのではないかと思われます。

恥ずかしながらこの頃の私は乳腺炎のことを知りませんでした。実家の母も経験したことがなかったため、何が原因か分からないまま私が痛みで泣いていると、「親になったんだから少しぐらい我慢しなさい」と言われ、また更に泣いてしまった記憶があります。

その後、自分で調べて対処することで幸いにも症状は治まりましたが、しばらくはおっぱいの張りがぶり返したり引いたりの繰り返しで、徐々に落ち着いてきました。症状の程度は個人差がありますが、放っておくと悪化してしまいますので、早めに対処することが重要です。

乳腺炎になりかけの場合

乳腺炎になりかけの場合は、上記のようにひどくなることはありませんが、おっぱいの張りや熱を帯びるなどの症状が出ます。

このぐらいの症状ですと、「いつもより少し張っているだけかな?」と思いがちですが、ここからの進行はとても早いです。少しでもおっぱいの張りが強かったり、痛みなどを感じたりする場合は、搾乳するなどして対処するようにしてくださいね。

乳腺炎の原因は?

乳腺炎の原因は?

どれだけ順調に授乳が進んでいても乳腺炎になる可能性はあります。乳腺炎の原因として考えられるのは以下のようなものです。

・赤ちゃんの飲む力が弱い

・乳頭部分に傷ができている

・お母さんの寝不足やストレス

・授乳の姿勢が悪い

・授乳の間隔が空きすぎている

・片方のおっぱいだけあげている

・以前も乳腺炎になったことがある

初産婦の方は、授乳に関して分からないことも多いですよね。そのため、1回の授乳で多くあげすぎてしまって、次の授乳までにパンパンにおっぱいが張ってしまったり、片方のおっぱいだけあげてしまったりといったことも起きます。

経産婦の方でも、一度乳腺炎になった方や、久し振りの授乳でおっぱいが想像以上に張ってしまって、授乳だけでは張りが取れないということも。

原因が分かっていれば、対策もとれますので、覚えていていただけると乳腺炎になるのを避けられるのではないでしょうか。

乳腺炎になったときの対処法

乳腺炎になってしまうととても辛いですが、対処法がいくつかあります。ひどくなると病院での治療が必要になりますが、ご自宅でできることもありますので、ぜひ参考になさってください。

自宅でできる方法

乳腺炎になったときに自宅でもできる対処法は以下のものがあります。

〇赤ちゃんに飲んでもらう

「痛いのに赤ちゃんに飲ませたらもっとひどくなるのでは…」と思う方も多いでしょう。しかし、実はこれが一番効果的で早く楽になります。

確かに、ただでさえ痛みもあって熱も出ていてガチガチに張っているおっぱいをあげるのは、とても痛くて辛いです。

私も半信半疑のままおっぱいをあげました。最初はズキズキとした強い痛みがありましたが、何回か続けると徐々に痛みも引いてきて、嘘のように楽に。

一回の量を減らしてこまめに飲んでもらったことも効果があったようです。かたまりになった部分を優しく押しながら飲ませるとつまりも解消されやすくなりますよ。

乳頭が傷ついて飲ませるのが痛い場合は、「乳頭保護器」というものがあるので、活用してみてください。

ポイント

・こまめに飲ませる

・ゴリゴリと固まった部分を乳頭に向かって押しながら飲ませる

〇赤ちゃんの抱き方を変える

普段抱っこしている方法と別のやり方で抱っこしてみるのも効果的です。赤ちゃんの飲む方向を変えるだけで、母乳を吸い上げる方向も変わるので、つまりも全体的に解消しやすくなります。

おすすめなのが、「フットボール抱き」というもので、フットボールを抱くように赤ちゃんの足をわきの下に通して飲ませる方法です。また、無理のないように赤ちゃんを縦抱きにし、そのまま飲ませる方法もあります。

〇腫れている部分を冷やす

腫れている部分に保冷材などを当てて冷やすと、赤みや痛みが少しずつ引いていきます。しかしこれは、同時に授乳や搾乳をすることが前提で、冷やすだけではなかなかよくなりません。授乳や搾乳の手助けとして保冷剤を当て、つまりを解消しましょう。

〇搾乳する

赤ちゃんに飲んでもらっても張りが取れない場合は、搾乳してみてください。張りを取るためにこまめに授乳すると、赤ちゃんもお腹いっぱいになって飲む量が減ることがあります。そのため1回の授乳が終わったら残りを搾乳し、通常の授乳量に合わせるのです。

ただし、早めにつまりを取りたいからといって搾乳しすぎるのはNG。母乳を出しすぎると、乳腺が、「このぐらいの量が飲めるんだ」と勘違いして、再び大量の母乳を生成してしまうのです。

そうなってはまたつまりの原因になってしまうので、あくまで、一回の授乳では足りなかった分を搾乳するという形で、母乳の量を調整するようにしてくださいね。

〇薬を飲む

熱が下がらなかったり、痛みがひどかったりするときは、市販の薬を服用しましょう。授乳中でも飲める薬はありますので、薬局で薬剤師さんに相談してみるのがおすすめです。

この他にも、お風呂に入った際におっぱいをマッサージしたり、食事に気をつけたりすることで楽になりますので、試してみてくださいね。

ひどい場合は治療も

授乳してもつまりが解消されなかったり、薬を飲んでも熱や痛みが引かなかったりする場合は、病院を受診しましょう。化膿性乳腺炎では、切開して膿を取り除く必要が出てくる可能性もあります。

また、助産師さんによる乳房マッサージを受けると、症状がよくなります。自分でもマッサージはできますが、プロにやってもらうとやはり効果が出るので、どうしても辛い場合は相談してみてください。

乳腺炎になる前に

乳腺炎になる前に

乳腺炎は誰にでも起こりうることですが、授乳中にしっかりケアしてあげると予防することができます。ポイントは以下のとおりです。

・授乳の間隔をあけすぎない

・神経質にならない

・授乳前にはマッサージをする

・食生活に気を付ける

・乳首の汚れを取る

・搾乳して調節する

まずはお母さん自身がリラックスした状態で授乳することです。赤ちゃんの成長が気になって、きっちり授乳したいという気持ちも分かりますが、臨機応変に対処することも必要です。

例えば、授乳は左右交互に挙げるのが基本ですが、どちらかが張っている場合は、張っている方を先にあげてください。私はこれを律儀に守っていたため、次にあげる側と逆のおっぱいが張っていても、そのまま放置してしまっていました。

また、今は張っていないからとマッサージをしなかったり、乳頭ケアなどを怠ったりするとつまりの原因を作ってしまいます。

できる範囲でいいので、乳腺炎を予防するためのケアを心がけるようにするとトラブルを回避することができますよ。

まとめ

乳腺炎になる前に

乳腺炎は、本当に辛いのでできればなりたくないものです。特に初産婦の方は、初めての育児と家事で産後の負担も大きく、ホルモンの影響で気分が下がり泣きたくなることもあるでしょう。

乳腺炎は授乳の仕方や母乳の分泌によるものだけでなく、こうしたお母さんのストレスや疲れによって起こります。産後は少しでもゆっくり休むことが大切ですので、頼れる人が近くにいる方は、思い切り頼って休んでください。

もし乳腺炎になってしまった場合は、赤ちゃんに飲んでもらって助けてもらい、それでも解消しない場合は、病院や助産師さんに診てもらいましょう。乳腺炎で苦しむ方が少しでも減るよう心から願っています。

 

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