胎動が少なくて、赤ちゃんは大丈夫?と不安を感じていませんか?
胎動は、お腹の赤ちゃんの元気なサイン。しかし、いつもと違う胎動の少なさを感じると、心配になってしまいますよね。
しかし、「うちの子は胎動が少ないのかも?」「前より胎動を感じなくなった」など、胎動に関して心配や不安が出てくることがあります。
この記事では、
ポイント
- ・妊娠時期別の胎動の感じ方
- ・胎動が少ない原因
- ・胎動が少ないと感じた時の対処法
- ・胎動の検査方法や病院へ行くべき目安
ついて詳しく解説します。
「胎動が減ったけど、こんなことで病院に行っていいのかな?」「胎動が少ないのは、赤ちゃんに何かあったから?」そんな疑問や不安を抱えている妊婦さんは、ぜひ参考にしてください。
胎動が少ないからといって、必ずしも問題があるわけではありません。この記事を読むことで、胎動について正しい知識を身につけ、安心して妊娠期間を過ごせるようになるはずです。
目次
胎動が少ないとは?
”胎動が少ない”と感じるときは、こんな時。
- 「それまであった胎動が急に感じられなくなった」
- 「一番活発であるはずの妊娠中期にあまり動かない」
- 「いつもに比べて胎動が少ない日がある」
胎動に慣れてくると、大体赤ちゃんが動く時間帯や頻度などを感覚でなんとなくですが分かるようになってきます。
そのため、なおさら普段と違う様子を感じ取ると、かなり心配になってしまいますよね😢
「いつもの胎動とはなにか違うかも」と違和感を覚えたときに、胎動が少ないと感じるのです。
胎動が少ない原因〜赤ちゃん編〜
胎動が少ない原因として、赤ちゃん側の原因からお話しします。後で、妊婦さん側の感じ方や体質の原因からも解説していきますね。
赤ちゃんがまだ小さく、蹴る力が弱い
赤ちゃんがまだ小さいと、お腹の中で動いていてもあまり感じにくいことがあります。
健診でみる、エコー写真では動いているけれど、実際に感じるにはまだもう少し先かな?ということもあります🤭
初めは赤ちゃんはまだまだ力も弱いため、これからどんどん成長するにつれて手や足がお腹の壁まで届くようになるのです。
まだ胎動を感じ始めた頃であれば、それほど心配せず、しっかり胎動を感じられるようになるまで気長に待ってみましょう♪
赤ちゃんが寝ている
赤ちゃんは、30~60分の間隔で寝たり起きたりを繰り返しています。
そのため、「今動いていないな」と感じたら、それは寝ているだけかもしれません。
朝、昼、晩などの感覚はまだ赤ちゃんにはないので、赤ちゃんのペースで活動しているのです。
胎動を感じない動きをしている
赤ちゃんは、お腹の中で手足を動かすだけでなく、瞬きをしたり、手をグーパーしたり、小さな動きもたくさんしながらお腹の中で過ごしています。
そのため、「動いている気がするけど弱いな」と感じるときは、細かい動作をしているかもしれません。
赤ちゃんはお腹の中でおしっこもするので、意外と知らないところで活発に動いているのです。
臨月に入るとあまり動かない
臨月に入ると、ほとんどの赤ちゃんが下向きになり、頭が固定されるため、それほど動きません。
妊娠中期から後期にかけてとてもよく動いていた赤ちゃんが大人しくなると、何かあったのかと心配になりますよね。
しかし赤ちゃん自身も大きくなりますし、子宮も最大までパンパンなので、動けるスペースが少なくなるのです。
手足を動かしたり小さな動きはするものの、胎動として感じられるのは少ないことがあります。
病気が原因で胎動が少なくなるケースも
昨日まであった胎動が突然なくなった場合や、胎動を感じる間隔が減った場合、赤ちゃんに何らかのトラブルが起きている可能性もあります。
「胎児胎盤機能不全」や「赤ちゃんの先天性筋ジストロフィーや消化管閉鎖などの異常」「羊水過多や羊水過少」などが考えられます。
へその緒が首に絡まって低酸素状態に陥っている可能性もあるなど、心配な場合は、病院で一度診てもらうのが安心です。
胎動が少ない原因〜妊婦さん編〜
妊娠期別の胎動の感じ方
もちろん胎動の感じ方は人それぞれではありますが、週数が経つにつれて赤ちゃんの動きも変わっていきます。以下はお腹の中の赤ちゃんの動きや胎動の感じ方についてまとめたものです。
赤ちゃんの動き | 胎動の感じ方 | |
妊娠初期 | まだ赤ちゃんは小さいので、それほど動きはない | ポコポコと空気がお腹の中で弾ける感じ |
妊娠中期 |
| ・蹴られているのがわかる ・お腹がボコボコ動いているのを感じる |
妊娠後期 |
| 力が強すぎて恥骨が痛くなる |
胎動はほとんどの方が妊娠18〜20週に感じ始めますが、個人差があります。
例えば、経産婦の方は一度胎動を経験しているので、早くに胎動を感じ始める人が多いです。
しかし初産婦の方は初めての経験なので、お腹の違和感を胎動と認識するには時間がかかります。
この時点で、
私はもしかしたら胎動が少ないのでは?
と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは感じ方の問題もあるので、健診で問題がなければ心配しなくて大丈夫ですよ😊
胎動を感じにくい人
初産婦の方以外にも胎動を感じにくいという方がいます。
少しふくよかな体型の人
妊婦さんの体に脂肪がついていることで、赤ちゃんの動きを感じにくい傾向にあります。
厚い壁があると例えると、厚い壁越しに叩いたり蹴ったりしても、はっきりとした動きを感じることは難しいですよね。
とはいえ、赤ちゃんの動きは激しくなるので、少しずつ元気な胎動が伝わるようになりますよ😊
羊水が多い人
羊水は、週数が経つにつれて多くなります。羊水が多いと胎動を感じにくいことがあります。
多すぎる羊水の中で赤ちゃんが動くわけですから、直接的な動きを感じることは難しいですよね。
しかし中には、何らかのトラブルにより羊水が多すぎる状態にあると胎動を感じにくい方も出てきます。
しっかり健診で診てもらうようにしましょう。
日中忙しい(よく動いている)人
上の子の育児や仕事などの関係で、常に動き回っているような方だと、胎動があったとしても気づかないことが多いです。
胎動はリラックスしている状態が一番感じやすいので、せわしなく動いている方は、胎動を感じる余裕がないのかもしれません。
胎動を感じにくい人の特徴 |
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胎動が少ないときの受診目安は?
胎動が少ないと感じる場合、まずは少し横になったり、ソファに座ってゆっくりしたりしてリラックスしましょう。
立ったり動いたりしている時より、リラックスした状態の方が胎動をよく感じることができます。
しばらくその状態でいても下記の場合は受診したほうがいいでしょう。
- ・感じていた胎動が急に無くなった気がする
- ・胎動が少ない、ない状態が長く続く
自分では胎動が少ないと感じても、このくらいで受診してもいいのかな?と迷われる方もいると思います。
胎動は妊娠週数ごとに違いますが、まず明らかに赤ちゃんの動きがなくなったといった場合は、すぐに病院へ行きましょう。上記で挙げたようなトラブルが起こっている可能性があります。
私は妊娠後期の時に、なんだか普段感じる胎動がいつもより弱い、いつもより回数が少ない感覚が2日間続きました。
私は2日目にしてやっと病院へ相談して健診に行き、問題なしと診断してもらいましたが、その後は気になったらすぐ病院に行こう、と思いました。
万が一のことがあったら嫌だし、何より心配で不安で過ごすストレスも妊婦さんにとっては良くありません。気になったらまずは病院に電話して通院することをお勧めします。
私も心配性で気になった時は、通院。自分の感覚で良いから不安な時は受診するようにしていましたよ。
また、胎動カウントやお腹の赤ちゃんの心音を聞ける『エンジェルサウンズ』を家でよく使っていましたよ。
胎動が少ないときはどんな検査をする?
胎動が少ないと感じた場合、検査を受けて赤ちゃんの状態を調べることができます。
普段の健診でも、妊娠後期になると行っていますが、「ノンストレステスト」と呼ばれるものです。検査方法やこの検査でわかることは以下の通りとなっています。
検査方法 | 検査でわかること |
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こちらの検査はあおむけで行うことと、検査時間がかかってしまうことから、お母さんの体に負担がかかってしまう場合は無理せず中断することもあります。
また、超音波検査でも、赤ちゃんの心音を聞くことができるので、赤ちゃんの健康状態を確認できますよ。
心配で次の健診まで待てないという場合は、一度医師に相談して検査を受けてみてください。
胎動が少ないときの自分でできる対処法
胎動が少ないかもと感じた時、自分でも試すことができる方法がいくつかあります。ここでは、胎動が少ない時の対処法を挙げていきます。
胎動カウント
「胎動カウント」のやり方はとても簡単です。
胎動を10回感じるまでにどれくらい時間がかかるか計るだけ。
もし数え終わるのに1時間以上かかる場合は少し胎動が少ないかもしれません。
その時だけという可能性もありますがはっきりと断言はできないので、病院へ行くか、受診する前に電話で相談してみるのもいいでしょう。
もし電話口で様子を見るように言われた場合は、一度病院側にも話をしているので、万が一何かあってもすぐに対応してくれるはずです。
お腹を少し刺激してみる
お腹は、あまりさすったり押したりするとだめですが、軽くポンポンとつついてみたり、話しかけてみるといいでしょう。
赤ちゃんはお腹の外の声も聞こえているので、意外と反応が返ってくることもあります。
普段からおなかの赤ちゃんに向かって話しかけている人は、胎動が少ないと感じた場合も話しかけて反応があるか見てみるといいでしょう。
基本的に、お母さん自身でできる対処法としては、ゆっくりすること。お母さんにストレスが溜まっていたり、動き回っていたりすると、赤ちゃんも緊張状態になり、あまり動かないようです。
お母さんの心と赤ちゃんの胎動はどこかリンクしているのかもしれません。一度深呼吸して落ち着いた状態の時に胎動があるかどうか確認してみてくださいね。
まとめ
胎動は赤ちゃんの健康バロメーター。そのため、胎動が少ないと感じた時は、お母さんも少しドキッとしてしまいますよね。
赤ちゃんのことを思うからこそ心配になってしまうのですが、そういう時は少し冷静になるといいでしょう。
まずは胎動がどのような状態か確認すること。明らかに異常な場合はすぐに受診し、迷ったときは電話で相談して、医師の指示に従うようにしましょう。
初めての妊娠であれば特に動揺してしまうかもしれませんが、赤ちゃんもお腹の中で寝たり起きたりしています。元気に動くときもあれば、もぞもぞ動くときもあってさまざまなので、胎動にも多少の変化があると知っておくことで少し安心できますね。