妊娠中はホルモンバランスや生活の変化によって、便秘に悩まされる方が多いのではないでしょうか?
「妊娠中の便秘は赤ちゃんに影響する?」「病院に行った方がいいの?」など、不安に思うことも多いですよね。
この記事では、妊娠中の便秘の原因と、病院に行くべきタイミング、そして自分でできる4つの便秘対策を詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、快適なマタニティライフを送りましょう。
目次
便秘は病院へ相談した方がいい?排便時、あまりお腹に力を入れない方が良い?
便秘が続くと、便が子宮を圧迫してお腹が張りやすくなるといわれています。
しつこい便秘は緩下剤の使用をおすすめします。
またお腹に力を入れすぎると痔にもなりやすいです。無理せず医師に相談しましょう。
妊娠中はいろんな影響をうけて便秘になりやすいです。
妊娠前は快便だったというおかあさんも、妊娠中は便秘に悩まされることも珍しくありません。
便秘になりやすい理由
妊娠前は便秘でなかったおかあさんも便秘になるのはなぜでしょうか?
大きく分けて3つの理由があります。
ホルモンバランスの影響
妊娠中はホルモンバランスが大きく変化します。
そのなかのひとつ、“プロゲステロン”というホルモンは、妊娠中に大切な働きをする反面、排便のときに必要な“ぜん動運動”を弱める働きがあります。
腸の動きが弱まることで便秘になってしいます。
食生活の変化
妊娠中、味覚が変わることがあり、普段食べていたものが食べられなかったり、つわりで食べられるものが少なくなったりして食生活が変わることがあります。
食事のバランスが偏ってしまうと、便秘の原因になります。
食べる量が増えていても、バランスが大切なので食物繊維や発酵食品、乳酸菌を含む食べ物など積極的に摂るようにしましょう。
また水分もこまめにとるようにしてくださいね。
運動不足など
妊娠中してから身体を動かすことが少なくなったのではないでしょうか?
運動することで腸の働きを促しますがその機会が減ることも便秘のひとつの原因です。
過度な運動やマッサージをすることはおすすめできませんが、軽いストレッチや散歩などをして時には身体を動かすのもいいですよ。
体調の良いときに無理の内容に行ってくださいね。
他にもストレスや体調不良、精神面が不安定になることで自律神経が乱れ、便秘になることもあります。
一人で抱え込まずに周りの人に相談したり、好きな時間を過ごしてリフレッシュをしたりしながら健康的な生活を送ってくださいね。
便秘になったときの対処法
これらの理由で便秘が続くと、便が子宮を圧迫してお腹が張りやすくなるといわれています。
便秘自体が赤ちゃんの健康に影響したり、早産などのリスクが高まったりすることはないといわれています。安心してくださいね。
しかしお腹が張ったり、便秘が続いたりすることはおかあさんのストレスや小さな体調不良にもつながってきます。
便秘がひどいときには病院に相談して、緩下剤を処方してもらうようにしましょう。
市販で売っている下剤は妊娠中、飲まない方が良い成分が含まれていることもあるため、ひとりで判断せず、病院で相談して処方してもらうようにしてくださいね。
排便時に注意すること
便が出にくい・・・そんなときに、ついお腹に力を入れてしまうことがありますが、妊娠中にお腹に力を入れすぎることはよくありません。
お腹に力を入れることで子宮を圧迫してしまうからです。子宮を圧迫しすぎると早産などのリスクも出てくるといわれているため、あまり力まないようにしましょう。
また力みすぎることは痔の原因にもなりますので、無理せず病院に相談するのがいいですよ。
最後に
妊娠中、便秘になったときは食生活のバランスを整えたり、こまめな水分補給、軽いストレッチをしたりしてまずは自分でできるケアをしてみましょう。
それでも便秘が治らない場合は、医師に相談するようにしてくださいね。
便秘そのものが赤ちゃんに影響を及ぼすことはありませんが、おかあさんの身体にストレスをためないように、対処することが大切です。