産後のイライラ、情緒不安定、眠れない...。
もしかして、ホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。
出産後のホルモンバランスは大きく変動し、心身に様々な影響を及ぼします。
「いつまで続くの?」「どうすれば改善できるの?」
そんな疑問を抱えるあなたへ。
この記事では、産後のホルモンバランスの乱れについて、原因、症状、具体的な対策、そして回復の目安まで詳しく解説します。
つらい時期を乗り越え、穏やかな日々を取り戻しましょう。
目次
産後のホルモンバランスの状態って?
妊娠中、赤ちゃんを産むための準備として、多くのホルモンが分泌されますが、出産によって一気にホルモンの分泌が減ります。これによって大きくホルモンバランスの乱れが生じてしまいます。
また慣れない育児や初めての育児に戸惑ったり、不安になったり、ストレスが生じることも要因の一つです。
ホルモンバランスが乱れると・・・
こうして産後のホルモンバランスが乱れてしまうと、
・イライラしてしまう
・情緒不安定になったり、ネガティブな気持ちになったりする
・肌荒れする
・あまり眠れない
・食欲が異常にある/ない
・常に疲労感がある
など、心身ともに不調になることがあります。
自分をうまくコントロールすることができず、自己嫌悪に陥ってしまう、なんてこともあるでしょう。しかし、自分を責めたり、落ち込んだりする必要はありませんよ。これらの症状はホルモンバランスの乱れによって一時的に生じているだけなのです。生活習慣を整えたり、ご自身の好きなことを見つけたりリラックスしたりしながら楽しい育児生活を送れるように、対策やホルモンバランスの状態を知っていくことが大切ですね。
ホルモンバランスの状態はいつ安定するの?
ホルモンバランスの乱れによって様々な不調が起きると、「いつまで我慢したらいいの?」「いつになったら安定するの?」と思うはず。産後のホルモンバランスの乱れはいったいいつ整うのでしょうか?
個人差があり、母乳育児かどうかによっても変わってきます。
授乳中、ホルモンバランスは安定しにくくなっています。母乳育児の場合、ホルモンバランスが整うのは、母乳育児が終わってから大体2~3ヶ月後くらいだといわれています。
産後、おかあさんの体が回復していくとともに、ホルモンバランスも整っていくので安心してくださいね。
ホルモンバランスを整える
産後の不調を少しでも軽減させたり、楽しい育児生活を過ごすために、リラックス方法を見つけたり、少し工夫したりしてみましょう。いくつかご紹介するので、「これならできるかも」「私はこれが好きだな」という方法が見つけられるといいです。
食事をしっかりとる
やはり体調面、気持ちの面を安定させるには栄養たっぷりの食事は欠かせません。赤ちゃんのお世話で食事がおろそかになったり、炭水化物のみ、と簡単に済ませてしまっては不調を招く原因にもなります。野菜、魚類、肉類、乳製品、大豆製品などバランス良く栄養を摂取していきましょう。ホルモンの分泌には、大豆イソフラボン、ビタミンB6、ビタミンEなどもおすすめです。
睡眠の質をあげる
寝不足は自律神経の乱れや、ストレス、肌荒れなど様々な影響を及ぼします。寝る前にあたたかい飲み物でリラックスしたり、睡眠グッズをそろえてみたりするのもいいですね。
そうはいっても、赤ちゃんの夜泣きで夜中に起きることもしばしば・・・。日中、赤ちゃんと一緒にお昼寝しながら睡眠時間をとり、無理なく過ごすようにしてくださいね。
適度に体を動かす
毎日家から出ずに赤ちゃんのお世話をしていたら、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまうこともあります。適度に体を動かすことは、血流をよくしたり、リフレッシュすることで自律神経が整ったりと精神的にとても効果的です。
簡単なエクササイズやストレッチを取り入れてみましょう。
好きなことをする
赤ちゃんのお世話ももちろん大切ですが、“おかあさんの時間”もとても大切にしてほしいと思います。何をしているときが一番楽しいか、子どもと一緒にできることは何かいろいろと想像を膨らませて考えてみるのもいいですよ。
・映画を見たり、本や漫画を読んだりする
・散歩をしたり、軽い運動をしたりする
・赤ちゃんがお昼寝のときにティータイムを楽しむ
・お菓子作りやごはん作りに没頭する、インスタグラムに投稿する
・ミシンや裁縫、カメラ、動画作成、行きたい場所リストをつくる・・・など
ご自身の時間もぜひ楽しんでほしいです。たまには旦那さんや周りの家族に育児をお願いしたり、時にはベビーシッターを利用したり少し育児の休暇をとるのもいいでしょう。
また、ネガティブな気持ちや不安になることは悪いことではありませんよ。周りの人に打ち明けたり、気分転換したりしてまた頑張ろう、と思えたらそれで十分です。
赤ちゃんだけでなく、おかあさん自身の体も大切にしてあげてくださいね。