ヒップシートが便利とは聞くけれど、
- ・「ヒップシートってどんなもの?」
- ・「何がいいの?」
- ・「いつからいつまで使えるものなの?」
と気になるところ。
抱っこ紐があると安心だけどさっと使えないし、抱っこ紐でだっこしたらまたすぐ降りたいといって降ろすことになったり…実際にヒップシートを利用しているママさんからは、そんなストレスも解消できた😊という声もあります。
今回は歩き始めたら便利に使えるヒップシートがいつからいつまで使えるのか、メリットやデメリットについても解説していきますね。ぜひ、最後までお読みください。
目次
ヒップシート」ってどんなもの?
ヒップシートは、抱っこ紐の種類のひとつです。
ヒップシートはウエストポーチに台座が付いていて、台座に赤ちゃんを乗せるので、体重はもろに腰にかかります。ずばり自分の上半身がイスの背もたれになるという感じになります。
肩と腰にベルトがある抱っこ紐に比べると赤ちゃんの乗せおろしがしやすいのがいちばんの魅力です。(サッと乗せ下ろしできることはママにとっても最重要!)
肩掛け用のベルトが付きのもの、中にはまるで普通の抱っこ紐のように使えるタイプもあります。
「抱っこ~」「歩く~」「疲れた~抱っこ」という時期に大活躍してくれますよ。(歩き始めの赤ちゃんに特におすすめです!)
ヒップシートはいつから使える?
まず、ヒップシートはいつ頃から使えるのでしょうか。
実は使える時期は商品によってそれぞれ異なるので、必ず、購入するときにチェックが必要です。一般的に赤ちゃんの腰がすわっておすわりができるようになる6、7カ月頃からヒップシートが使えるようになります。
商品によっては新生児から使えるものや、新生児パッドを使用すれば使えるタイプもあります。横抱きの補助、授乳にも使用できるものもありますよ。
新生児なら体重は3キロ程度ですが、一日中抱っこをしていると腕も疲れてきます。そんなときに新生児から使えるヒップシートがあると役立ちます✨
ベルトをつけて普通の抱っこ紐のように使えるタイプなら、長く使えますね。
ヒップシートは何歳まで使える?
ヒップシートは一般的に3歳、36カ月頃まで使えることになっています。
ただ、推奨体重は商品によって15キロ~20キロとそれぞれ異なります。3歳(36カ月)ぐらいだと標準体重は13キロぐらいですが、大き目の赤ちゃんの場合は15キロを超えてしまうこともありますよね。
できるだけ長く使いたい人は長い間、使えるヒップシートを選ぶのがおすすめです。
ヒップシートが活躍する時期は?
実はヒップシートが活躍する時期というのがあります。「ヒップシートがあって助かった!」というのが、歩き始めた頃。(個人差がありますが1歳〜1歳半ごろ)
すわり始めは腰がしっかりしていないので、ヒップシートに乗せてもグラグラして安定しないという理由から、もう少し成長してから使用するママさんが多いです。
赤ちゃんが重くなり、抱っこ紐で支えるのが辛くなった、「抱っこ~」「歩く~」を繰り返すようになったときに使うのがおすすめです。ヒップシートならサッと乗せてスッと降ろせます。(一番の魅力!)
体重の目安は15キロ程度です。それ以上重くなると、腰にくるので、腰を傷める原因になってしまうかもしれませんので注意が必要です。特に腰痛持ちの人は気をつけてください。
ヒップシートのメリットは?
次にヒップシートのメリットについて見ていきましょう🌟
メリット1:短時間の場合は抱っこ紐よりもラク
短時間の使用を考えると、抱っこ紐に比べて肩や腰への負担が少ないので、とてもラクです。赤ちゃんが成長するほど重くなり、肩や腰が限界という人もいるでしょう。そんな時、腰で赤ちゃんを支えられるヒップシートがあると疲れにくいですよ。
ただ長時間となると、肩と腰、両方で支えてくれる抱っこ紐の方が楽です!(肩、腰の負担が軽減されるような抱っこ紐を選びましょう)
メリット2:すぐに使えること
ウエストポーチのようなものですから、付ければすぐに使えるのが便利です。抱っこ紐だと着脱に時間がかかりますが、ヒップシートなら即使えます。(私が思う一番のメリット✨)
メリット3:夏はムレ知らず
抱っこ紐は密着するので特に夏は暑くて大変です。ヒップシートは抱っこ紐とは違って赤ちゃんとママとの間に隙間ができるので、風通しが良くムレにくいです。
乗せ下ろしも簡単なので、空気がこもりにくいのです♪
メリット4:冬は着脱がかんたん
厚着をする冬は抱っこ紐の着脱に時間がかかりますが、ヒップシートなら手間がかかりません。コートや服の上からいつでも付けられるので簡単です♪
メリット5:収納が意外と便利
ヒップシートの台座部分は収納ポケットになっています。意外と大きいのでベビーアイテムを入れておけるのでちょっとしたお散歩ならそれだけで十分です。(小さな収納でもあるとすごく便利です◎)
ヒップシートのデメリットは?
次にヒップシートのデメリットを詳しく見ていきましょう。
デメリット1:腰への負担が大きいこと
抱っこ紐は肩と腰で支えますが、ヒップシートは腰だけで赤ちゃんの体重を支えることになります。ヒップシートを使うと肩はラクになりますが、どうしても腰部分への負担が増えてしまいます。
赤ちゃんが10キロを超えてくると、腰への負担はかなりのものです😭
デメリット2:意外とかさばること
ヒップシートはそれなりに重さもあり、土台部分がかなり大きいので意外とかさばります。荷物が多い人はたたむと小さくなるヒップシートがおすすめ🌟
コンパクトにならないヒップシートは抱っこ紐よりもかさばることがあります。
デメリット3:安定感がない
ヒップシートは、大きく分けると
- ・「腰巻タイプ」
- ・「肩掛けタイプ」
- ・「抱っこ紐タイプ」
に分けられます。
一般的な「腰巻タイプ」は台座に赤ちゃんを乗せるだけなので、不安定。片手で支えても、タイミング次第ではふらついたり、滑ったりしてしまうこともあるかもしれません。
赤ちゃんは咄嗟の動きをするもの💦
デメリット4:片手しか使えない
台座に乗せたら片手で赤ちゃんを支える必要があるので、その分、両手が使えません。片手しか使えないので、子供が寝た時、出かける時、荷物がある時には、それなりに不便さを感じてしまうかもしれません。
長時間のお出かけは抱っこ紐、短時間のお出かけにはヒップシート、と使い分けるのもおすすめです。
デメリット5:洗濯ができないと大変
ヒップシートは台座部分が特に汚れやすいので洗濯ができないと少し困っちゃいます。
"ベビーグッズは汚れるもの”とある程度覚悟はしていると思いますが、もちろんミルクの吐き戻しや、おむつからおしっこやうんちが漏れてしまうこともあります・・!
そんな時に、パッと洗えると便利。洗濯ができるヒップシートがおすすめです。
ヒップシートの選び方
ヒップシートは、抱っこ紐よりも比較的安いので手に入れやすいのですが、種類はさまざま。選び方も人それぞれなので、優先する条件を下記から参考にして、使いやすいヒップシートを選んでくださいね。
選び方1:種類で選ぶ
ヒップシートには、
- ・腰巻きタイプ
- ・肩掛けタイプ
- ・抱っこ紐タイプ
の3種類があります。
腰巻きタイプ
腰巻タイプはスタンダードタイプ。ウエストポーチのように腰に巻き付けて使います。赤ちゃんを台座に乗せるだけなので抱っこ紐を出すよりもかんたんに使えます。
肩掛けタイプ
腰巻きタイプは乗せるだけなので少々不安定。肩掛けカバンのような肩掛けタイプなら、腰と肩で赤ちゃんが安定します。
中には落下防止のために、背中を支えるサポートベルトがついているものもあります。肩ベルト付きなので、抱っこスタイルも増えます。
抱っこ紐タイプ
見た目は普通の抱っこ紐ですが、下に台座が付いているので座らせることができるようになっています。「ヒップシートキャリア」とも呼ばれています。
ヒップシート単体でも使うことができるので、用途に合わせて、自由に使い分けができます。両手が使えて便利です。
選び方2:月齢で選ぶ
いつからいつまでヒップシートを使いたいのかをしっかりイメージしてから購入するのがおすすめです。
・新生児から使いたい
新生児から使えるヒップシートは、横抱きもできます。抱っこ紐タイプは装着に少し手間がかかりますが、横抱きができて腰への負担も軽減できるので便利です。
・首がすわる頃から使いたい
「3カ月~3歳」と表記されているものを選びましょう。抱っこ紐タイプのほか、肩掛けタイプ、腰巻タイプも使えるようになってきます。
選び方3:収納スペースで選ぶ
ヒップシートの収納スペースはヒップシートによって異なってきます。重さや収納スペースで選ぶなら、しっかりとチェックしましょう◎
台座部分にたくさん入るもの、台座意外にも収納スペースがあるものなどさまざまです。(小銭ケースやキーケース、携帯などが入ると便利ですね)
選び方4:コンパクトさで選ぶ
台座が大きいのは便利ですが、意外とかさばるのがデメリット。「折りたためるタイプ」なら、コンパクトに収納できるので、どのくらいの大きさに折りたためるかもチェックしておきましょう。
選び方5:洗濯が可能かどうかで選ぶ
洗濯ができるかどうかもポイントです。台座部分は赤ちゃんのお尻が付くため、けっこう汚れます。泥や砂、食べ物を落とす、時にはおむつから漏れてしまいうんちまで付いてしまうこともあるでしょう。
台座部分の中身を取って丸洗いできるものなら清潔さを保つことができます。
中には洗濯ができないものもあるので、この点も要チェックですね。
まとめ
抱っこ紐で肩や腰がつらいと感じる、何度も乗せ降ろしができるものを…と思ったら、ヒップシートです。便利な抱っこ紐なので、特に、歩き出した頃に重宝するアイテムです。
ヒップシートがいつから何歳まで使えるのか、メリットデメリット、選び方まで紹介しました。「抱っこ~」と「歩く~」を繰り返す時期に使えば、快適な時間を過ごせるようになります。この記事を参考に自分に合ったヒップシートを見つけてくださいね。