「理由もなく涙が出てくる」「何だか気分が落ち込む」…妊娠中に、そんな経験はありませんか?それはもしかしたら、マタニティブルーかもしれません。
マタニティブルーは、妊娠中のホルモンバランスの変化や、出産・育児への不安などから引き起こされる心の不調です。多くの妊婦さんが経験するもので、決して珍しいことではありません。
しかし、一人で抱え込んでしまうと、症状が悪化したり、長引いたりすることも。そんな時は、誰かに話を聞いてもらったり、気分転換をしたりすることが大切です。
この記事では、マタニティブルーの原因や症状、そして具体的な対策について詳しく解説します。また、6児のママである筆者の体験談も交えながら、マタニティブルーを乗り越えるためのヒントをお伝えします。
つらい時は、無理せず周りに頼ることも大切です。この記事が、マタニティブルーで悩む妊婦さんの心の支えになれば幸いです。
目次
マタニティブルーってなに?
妊娠中、とくに何があったわけでもないのに傷ついたり落ち込んだりしてしまう、『どうせ私なんて・・』と涙が出てくる、漠然とした不安におそわれる、こんな気持ちになることがあります。
これを“マタニティブルー”といいます。
マタニティブルーはほとんどの妊婦さんが経験しており、珍しいことではありません。
このblogを読んで、『悩んでるのは私だけじゃない』『みんなこんな気持ちになることがあるんだ』と思ってもらったり、『○○をして気分転換してみよう』と少しでも前向きな気持ちになってくれると嬉しいです。
一時的なもので、必ず乗り越えられますよ。今日は主に対策についてお話していきますね。
なぜマタニティブルーになるの?
そもそもなぜマタニティブルーになるのでしょうか?主な原因は大きく2つあります。
ホルモンバランスの影響
妊娠中は“エストロゲン”や“プロゲステロン”という女性ホルモンの分泌が急激に低下しすることでホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランスが乱れると、肌荒れや疲労感を感じるだけでなく、精神的にも不安定になってしまいます。そのため、不安な気持ちを感じやすくなったりネガティブになったりしてしまいます。
妊婦に対する不安や緊張
初めてのママさんは特に、『無事に出産できるかな』『きちんと育児ができるかな』などと、出産や育児に対してさまざまな不安や緊張をかかえています。そういったプレッシャーやストレスなどが理由で精神的に苦しくなってしまうことがあります。
一人じゃない!対策をとって乗り越えよう!
最初にも書いたように、マタニティブルーになるのは珍しいことではなく、ほとんどのママさんが経験するものでもあります。
第1子にかかわらず第4子のママさんでもマタニティブルーはやってきます!
程度や期間についても人それぞれですが放っておくと立ち直るのに時間がかかったり、周りに八つ当たりして悲しい思いをしてしまうこともあります。
自分自身をケアしたり対策をとってマタニティブルーを乗り越えましょう!ぜひ参考にしてみてください。
誰かに話を聞いてもらおう
いろんな不安や悩みを抱えているママさん。不安や悩みを抱えることは決して悪いことではありません。
出産や育児に対しての緊張は果てしなくあります。でもそこで一人で抱え込まずに誰かに聞いてもらいましょう。
旦那さん、家族、お友達周りの人に話を聞いてもらうことで心の負担が少しでも軽くなることでしょう。
出産を経験した母や、お友達に聞いてもらうことで、共感できたり、安心したりすることもできるでしょう。
なかなか会えない場合は(テレビ)電話でもかまいません。
旦那さんには、“ただ共感してほしい”“ただ話を聞いてほしい”ことを分かってもらえると話しやすいですね。
好きなことをしよう
人によってさまざまですが、気分転換できることをしましょう。
家にいて考え事ばかりしてしまうときには、カフェや買い物、用事をすることで悩みや不安を忘れられることもあります。
- ・お料理、お菓子作り
- ・裁縫
- ・絵を描く
- ・資格をとってみる
- ・ショッピング など
趣味がある人は没頭したり、これを機に夢中になれることを探してみるのもいいですね。
決して体に無理をかけない程度に、“自分の好きなこと”を楽しんでみましょう。
産後のことは産後に考えよう
『体重が増えすぎちゃった』『産後の体重が元に戻るのか心配』と美容面で心配になることも。
妊娠中は身体が赤ちゃんを産むために様々な準備をするときです。
少々太ったり、肌荒れがするのも妊娠には避けて通れないものもあります。
妊娠経過に問題がなければ、“赤ちゃんが元気に育っている証”。
今は思うようにいかないこともあるかと思いますが、出産までは自分の気持ちと一緒に身体のことも受け入れてあげてくださいね。
どうしても太ってしまった、という方!元気な赤ちゃんを産んでまた調整したらいいです。
今は元気に赤ちゃんを産むことを前向きに考えていきましょう。
SNSを見ない
時間があると、ついSNSを見たりネットサーフィンをしてしまいますよね。
SNSに映るキラキラした華やかな写真と、今の何もできない自分を比べてしょんぼり・・。
悩みごとをネットで検索してみては、さらに不安になってどんどん調べて抜け出せなくなってしまう、そんな経験はありませんか?
SNSにうつる写真は“いいところだけ”と思うようにしましょう。
時にはSNSを見ることをお休みして、別のことに時間をつかってみてくださいね。
不安なこともネットで検索して、正しいかどうか分からない情報に惑わされてしまうのもよくありません。
不安や悩みごとがある場合は、まずかかりつけ医や助産師さんに聞いてみることをおすすめします。
アドバイスだけでなく、的確な対応をしてくれたり、話を聞いてくれたりするので、不安も軽減することでしょう。
些細なことでも一人で抱え込まずに、どんどん聞いていくといいですよ。
赤ちゃんの生命力を信じる
“お腹のなかの赤ちゃんは元気?”これは妊娠してから出産まで、ほとんどのお母さんが考えていることではないでしょうか。
お母さんってすごいことに、妊娠してから出産まで、お母さんはもう赤ちゃんのことで頭がいっぱいですよね。
体だけでなく、心もすでにお母さんの準備をしているんです。
赤ちゃん、おかあさんともに元気に過ごしていくためにもしっかりと定期健診をしていきましょう。
そこでかかりつけ医の先生と一緒に赤ちゃんの健康状態を確認していきましょう。
妊娠経過に問題なく、おかあさんも体調に問題がなければ赤ちゃんが元気に産まれてくることを信じましょう!
お腹のなかの赤ちゃんの成長を信じてあたたかく最後まで見守ってあげてくださいね。
さいごに
不安なこと、悩みがあったら一人で抱え込まずに周りの人に話を聞いてもらったり頼ったりして出産までの時期を乗り越えましょう。
“マタニティブルー”をほとんどの妊婦さんが経験することで、一人じゃないことを皆さんに覚えておいてほしいです。
最近はいろんな情報が飛び交っていますが、一番はかかりつけ医の先生に相談することで対応していくのがいいかと思います。
どうか楽しい妊娠生活が送れますように願っています。