ベビーベッドは、赤ちゃんに欠かせないものです。出産準備アイテムの中でも大きな買い物となりますが、種類も多く、どれを選べば良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか。さらに「ベビーベッドはいつまで使う?」「どんな点に注意して選べばいいの?」たくさんあるので悩みますよね。
そこで、今回はベビーベッドの使用期間や選び方、また、おすすめベビーベッドなど、これからお役に立つ情報を紹介していきますね。
目次
ベビーベッドはいつまで使う?実際のママの声
ベビーベッドの売り場に行けば、有名ブランドものから無名のものまで、いろんな種類のものが販売されていますよね。国産のベビーベッドのほとんどは使用期間、最長2歳と推奨されていますが、「実際もっと早くに卒業する」ママさんの声がほとんどです。
赤ちゃんが動かないうちはいいのですが、動き始めると注意が必要になってきます。まず、6カ月頃から始まる寝返り。これで頭や体をゴチンとぶつけてしまうこともしばしばです。さらに8カ月頃になるとつかまり立ちができるようになります。これまた目がはなせない時期なんです。ちょっと目を離すとベッドの柵によじ登って脱走しようとするからです。
ただ、各家庭の環境はさまざま。ペットがいたり、上の子供がいたりすれば違ってきますよね。小さな赤ちゃんに興味を示すのはペットも上の子供も同じでしょうが、ペットが上に乗ってしまうことも考えられます。そんな時にベッドの柵が赤ちゃんを守ってくれるため、1歳頃まで使うケースもあるようです。
ベビーベッドはいつまでに用意する?
最長でも2年しか使わないものなので、ベビーベッドを購入すべきかどうかを迷う人もいると思います。部屋が狭いし、たびたび起こされるからと大人用ベッドに寝かせればいいと考える人も中にはいるかもしれません。しかし、これは危険な面もあることを忘れてはいけません。
悲しいことですが実際、事故も多く起きています。大人用ベッドやベビーベッドからの転落や窒息事故は、平成27年1月から令和2年9月末までに912件発生。頭蓋内損傷、頭蓋骨骨折、頭部や顔のすり傷、打撲が多く、窒息事故もあると報告されています。
このようにちょっとした不注意から赤ちゃんにケガをさせてしまう恐れがあるので、大人用ベッドに添い寝させるのはおすすめできません。筆者の友人も、生後6か月頃の赤ちゃんを大人用ベットに寝かせていて、ほんのちょっとよそ見をしていた隙に赤ちゃんが動いてしまったのか、大人用ベットから畳に落下してしまった!という失敗談があります。
安心して赤ちゃんを寝かしたいのであれば、ベビーベッドを必ず用意しましょう。
ベビーベッドは出産予定日の1カ月前から遅くとも2週間前にはあると安心です。もちろん、中には里帰り出産をする人もいれば、自宅でという人もいるでしょうから、ベビーベッドを用意するタイミングはそれぞれ異なりますね。自宅に戻るタイミングと体調を考えて用意するようにしましょう。
ベビーベッドが必要な理由とは?
ベビーベッドは大きくてそれなりにコストもかかってしまいます。では、ベビーベッドは本当に必要なものなのでしょうか? もちろん、購入しなくてもレンタルという手もあります。では、どんな点からベビーベッドが必要なのでしょうか。
赤ちゃんをほこりやハウスダストから守るため
毎日、掃除をしているつもりでもほこりはどこからともなくやってきます。布団や衣服などにいろんなものが混じり合い、ほこりとなるのですが、その中にはダニ、カビなども混じっています。床上30センチまでは、ほこりが舞いやすいので、デリケートな赤ちゃんを守るためにも、ベビーベッドを置いてほこりやハウスダストから守ってあげることが大切です。
赤ちゃんを事故から守るため
事故は予期しないものです。ペットや、年の近い子供がいる家庭では何が起きるかは誰にもわかりません。赤ちゃんは1日のほとんどを眠って過ごしています。そんな赤ちゃんが安心して過ごせるスペースを確保することで危険から遠ざけることができます。
赤ちゃんの落下や転落から守るため
床に直接布団を敷いて低い位置に赤ちゃんを寝かせていると、ものを落としてしまう危険もあります。大人用ベッドも転落事故を引き起こしやすいので、ベビーベッドを用意することで、落下や転落事故を未然に防ぐことができます。
赤ちゃんのお世話をスムーズにするため
おむつ替えなどお世話をする時に、ある程度の高さがあるベビーベッドがあれば腰がラクです。ベビーベッドの周辺におむつやおしりふき、爪切りや綿棒といったお世話道具をまとめておくとより快適にお世話ができるようになりますね。
ベビーベッドの選び方5つのポイント
ここから、ベビーベッドを選ぶ時のチェックポイントを5つご紹介します。
ポイント1:サイズで選ぶ
レギュラーサイズは70×120cmですが、狭いマンション住まいには90×60cmの敷布団に対応したミニサイズもあります。ベビーベッドのサイズによって中に入れる布団のサイズも変わるので、購入する時はサイズを確認してからにしましょう。いずれも使用期間は24カ月頃までがほとんどです。
大は小を兼ねるというからと、狭い部屋に大きなベビーベッドをと考える人もいるかもしれません。しかし、自宅の置き場所に合わせて選ぶのがベストです。ムリして置いたばかりに通れなくなったり、突っかかってしまうようでは元も子もありません。実際に使える期間はより短いと思ったほうがいいのでサイズも慎重に選びましょう。
ポイント2:世話のしやすさで選ぶ
赤ちゃんが寝やすいというのはもちろんですが、世話がしやすいベビーベッドというのも重要ポイントです。赤ちゃんを寝かせたまま移動できるキャスター付きのベビーベッドなら、どこにでも運べます。昼間はリビングで、店舗でと環境によって赤ちゃんの居場所が違う場合は、キャスター付きのものを選ぶといいでしょう。赤ちゃんをいつも目の届く場所に移動させられるので安心です。また、身長の高い人や腰痛持ちの人は、床板の高いベッドのほうが毎日のお世話の姿勢が楽になります。
ポイント3:開き方で選ぶ
ドア式、スライド式のほか、ベビーベッドによっては複数箇所で開閉できるものもあります。向きによっては柵がジャマになって降ろしにくい、抱きにくいということがありますが、複数開くものなら、赤ちゃんを起こすことなく、降ろすことができます。ドア式は開くスペースが必要になるので狭い場所だと開けにくくなることもあるので、置き場所をチェックしてからにしましょう。
ポイント4:収納棚で選ぶ
収納棚があると紙おむつなどお世話グッズの収納に便利です。しかし、棚があることでほこりが溜まりやすくなるので、その分こまめな掃除が必須に。収納棚のないものは手つきカゴや収納ボックスを用意すればすっきり納めることができます。
また、床板を外せばベビーサークルとして使えるもの、組み替えることで机や収納ラックになるものなど、成長しても長く使えるものもあります。どうせ購入するなら、ベッド以外の使い道があれば長く使えるので、そこもきちんと考えた方がいいでしょう。
ポイント5:持ち運びで選ぶ
実家によく行く、会社に連れて行くなど出かける機会が多いようなら、コンパクトに折りたためて持ち運びがラクなベビーベッドがおすすめです。中にはバッグ型に折りたためるものもありますよ。
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ゆりかごにもなり、コンパクトに折たたみも可能
0~36ヶ月向けのベビーベッド。簡単に組み立てができ、しかも折りたためばコンパクトになるので場所を取ることもありません。狭い部屋でも使えますし、収納バック付きなので、気軽に持ち運びもできるので、旅行や実家に帰るときも便利に使えます。
また、静音タイヤ使用、360度回転が可能なので起こすことなく静かに動かせます。ストッパー付きなので、安心して使えますね。さらに便利なメッシュ蚊帳付きなので蚊や小バエなどから赤ちゃんを守ってくれます。ゆりかごにもなり、ぐずっているときにもえます。約82×46cmの専用マットレス付き。
サイズ:使用時W92×D83×H54cm/収納時W92×D54×H23cm
重さ:7.9kg
素材:アルミ合金+綿+メッシュ
アップリカ ココネル エアー AB ベビーベッド
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コンパクトに折りたためるので外出に大活躍
コンパクトに折りたためるベビーベッド。組み立ても簡単、すぐに折りたためて収納もしやすい、シンプルなデザイン。折りたたんで持ち運ぶことができるので、実家が近くてよく行く人には特におすすめです。
さらにアップリカ製品ということとPSC・SGマークを取得しているので安心安全の保障付き。汗っかきの赤ちゃんが快適に眠れるように、通気性のある柔らかいマットとメッシュガードを採用しています。使えるベビー布団のサイズは60×90を用意しましょう。
サイズ:使用時W1052×D704×H951mm/収納時W260×D260×H951mm
重さ:14.5kg
素材:フレーム/スチール、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリアミド 縫製品/ポリエステル 床板/MDF(中質繊維板)
ネオママイズム
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傾斜調節可能なベビーベッド
対象年齢は新生児から18カ月まで。傾斜5度~30度の間で調節可能なベビーベッドで吐き戻し予防にもなり、赤ちゃんもぐっすり眠れます。収納バッグがあるため持ち運びやすく、実家に帰る時や旅行の時もベビーベッドまで手軽に持っていくことができますね。
しかも、汗やよだれで汚れてしまった時は、クッションパッドとベッドカバーは洗濯機で洗えるのでいつでも清潔に使えます。生地が3Dエアーメッシュのため、通気性もバツグン。汗をかいてもすぐに乾いてくれるので安心。
サイズ:使用時W83×D40×H8cm/収納時W48×H43cm
重さ:2.1Kg
素材:生地3Dエアーメッシュ(ポリエステル)/フレームPPプラスチック
カトージ ミニベッド 折りたたみII
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折りたたみ可能な木製のベビーベッド
木製のベビーベッドですが、折りたためば厚さ14.5センチになるので収納に便利。上段52cm、中段46cm、下段24cmと床板の高さは3段階に調節可能なので成長やシーンに合わせられます。組み立ては4つの工程のみで、箱から出して10分以内に使える簡単さ。内寸60×90cmなので、ミニ布団がすっぽり入ります。床板は通気性&耐久性に優れている有孔ボードを採用。ナチュラル、ホワイト、プチバニラの3色から選べるのも嬉しいですね。
サイズ:使用時W66×D97×H94cm/収納時W97×D14.5×H94cm
重さ:15.0kg
素材:パイン材
カトージ ベビーベッド ハイタイプ
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腰の負担が軽いハイタイプのベビーベッド
床板までの高さは56cmのハイタイプ。おむつ替えなどの赤ちゃんの世話をしても、腰にかかる負担が少なくてすみます。赤ちゃんの落下を防ぐために寝返り期・つかまり立ち期にそれぞれ1段ずつ下げる設計になっています。成長に応じて床板の高さを調整することができるので、安心して長期間利用できるのもうれしいポイントです。
赤ちゃんが心地よく過ごせるように快適性と安全性・品質・素材にこだわって作られているベビーベッドです。床板の下に設けられたたっぷりの収納スペースには紙おむつなども入れておけますね。120×70cmのゆったりサイズとなっています。
サイズ:使用時124×78×100cm
重さ:20kg
素材:パイン材
まとめ
ベビーベッドは住む環境や生活スタイルだけでなく、赤ちゃんの成長具合によっても使う期間が全く違ってきます。すぐに使わなくなる可能性もあるし、大きく場所を取ってしまうので迷う気持ちもわかります。購入せずにレンタルするのも選択肢の1つです。ベビーベッドを実際に購入したママさんは、世間で言われているとおり使用できる期間が短かった印象だったけど一番不安な時期に安心して育児ができたから使用してよかった!という感想をもっています。
ベビーベッドを使用できる期間は赤ちゃんの成長によっても個人差はありますが、つかまり立ちを覚え始めるだいたい8か月から1歳くらいまで。購入すべきかレンタルすべきか、迷うところでしょうが、赤ちゃんの安全のためにもベビーベッドはおすすめのアイテムです。