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【対処法3選】妊娠後期の「背中の痛み」はなぜ起こる?

妊娠後期の「背中の痛み」

妊娠中は、初期・中期・後期の時期の変化により体調にさまざまな変化をもたらします。その症状の1つとして「妊娠後期になって背中の痛みを感じるようになった」ことに悩まされる方がおられるのです。出産を控えている以上、体への負担は少しでも軽減しておく必要があります。

 

ここでは、なぜ妊娠後期になると背中の痛みを感じる可能性があるのか、その原因と対処法について解説します。背中の痛みに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

 

妊娠後期の背中の痛み

妊娠後期の背中の痛み

妊娠中は、さまざまな変化に悩まされることがあります。それ自体は妊娠中の自然な変化であり、女性ホルモンの分泌量や赤ちゃんの成長に伴う体重の変化などが影響していることが多いです。妊娠後期という時期は、出産を控えていることによりプレッシャーを感じ、ストレスの影響による体調の変化も考えられます。

 

どのような症状を感じるかは、ママさんごとに大きく異なります。さまざまな症状に悩まされるケースもあれば、大きな体調の変化を感じることなく出産を終えられた方もおられるでしょう。

 

そんな妊娠中に出やすい症状の1つとして「背中の痛み」や「腰痛」が挙げられます。これら自体はありふれた症状ではあるのですが、「妊娠後期に発症している」ということが少し特殊です。要するに、妊娠後期であることが、これらの症状の原因になっている可能性が高いということになります。

 

妊娠時期に由来する症状は、時間の経過や出産を終えることにより回復するケースも多いです。しかし、どのような症状であれ痛みや不快感を感じているのであれば、無事に出産を終えるためにも積極的に対処する必要があります。

 

適切な対処法を知るためには、まず「どうして背中が痛いのだろう?」という、背中の痛みや腰痛の原因になっているのが何であるのかを知る必要があります。原因が異なれば、適切な対処法も異なるからです。

 

その前に、この記事を読んでいるということは、妊娠後期で背中の痛みに現在進行形で悩まされている方もおられるのではないでしょうか?この記事でも対処法をお教えしておりますが、耐えられないほどの症状であれば早めに医療機関を受診されることをおすすめします。「そこまでの痛みじゃない」「まだ痛くないけれど前もって知っておきたい」という方は、ここからさらに読み進めて、背中の痛みの原因と対処法について学んでいってくださいね。

 

 

妊娠後期の背中の痛みの原因①「ホルモンの影響」

妊娠後期の背中の痛みの原因①「ホルモンの影響」

妊娠後期に背中の痛みを感じる原因は、大きく分けて2種類の理由が考えられます。1つ目の原因は「ホルモンの分泌量が変化したことによる影響」です。

 

ホルモンの影響で骨盤が緩んでしまう

妊娠後期の背中の痛みの原因は「リラキシン」というホルモンの影響によるものが考えられます。

 

リラキシンとは、妊娠初期から分泌されるホルモンの一種であり、骨盤周辺の筋肉やじん帯に作用して「骨盤を広げる」という作用があります。出産時には大きくなった赤ちゃんを通すために骨盤を広げる必要があり、そのために妊娠初期の頃からリラキシンが分泌されるのです。

 

さて、出産準備のために骨盤を広げる必要があるとはいっても、筋肉やじん帯に作用するということは他にもさまざまな変化をもたらします。骨盤は内臓を受けとめる「器」のような役割をしている組織であるため、これが必要以上に緩みすぎてしまうと母体にさまざまなトラブルをもたらす可能性があるのです。

 

背中の筋肉に負担がかかる

骨盤回りの筋肉などに影響が発生すると、それが背中や腰の負担にも影響します。

 

骨盤回りの筋肉やじん帯がリラキシンの影響で緩んでしまうと、背中や腰の筋肉に対して負担がかかる可能性があります。リラキシンによる影響が必要以上に大きいほど背中や腰の筋肉への負担も大きくなり、その結果として背中の痛みや腰痛といった症状をもたらすのです。

 

骨盤周辺の筋肉やじん帯が影響している場合だと、他にもさまざまな症状をもたらす可能性があります。

 

・頻尿

・尿もれ

・便秘

・痔

・脱肛など

 

これらの症状は膀胱や直腸、子宮など骨盤内の臓器に必要以上の圧がかかることによって引き起こされている可能性が高いです。背中の痛みの他にも骨盤周辺の臓器や筋肉などに症状が見られる場合は、骨盤の緩み過ぎが原因であると考えて間違いないでしょう。

 

 

妊娠後期の背中の痛みの原因②「お腹が大きくなったことによる変化」

妊娠後期の背中の痛みの原因②「お腹が大きくなったことによる変化」

妊娠後期に背中の痛みを感じる際に考えられる2つ目の原因は「お腹が大きくなったことによる変化」です。

 

妊娠後は徐々にお腹が大きくなる

当然の話ではありますが、妊娠後はお腹のなかの赤ちゃんが成長するにつれて、ママさんのお腹はどんどん大きくなっていきます。どの程度までお腹が大きくなるかは人それぞれではありますが、よほど特殊なケースでもない限り妊娠前と比較してお腹周りの体型は大きく変化するのが自然なことです。

 

お腹の成長は妊娠してからの時間の経過に伴って多きなるのが一般的です。そのため、妊娠後期には初期・中期と比較してもお腹が大きくなっているはずです。そして、お腹が大きくなっていることによって、背中にも小さくない影響が出る可能性が高くなります。

 

お腹が大きくなると背中が反る

ママさんのお腹が大きくなるにつれて、背中や腰が反るような体型になります。

 

通常の体型の場合、背中のラインはゆるやかな波型をしています。しかし、妊娠後期のお腹の大きさともなると、この波型が大きくなり、背中や腰が大きく反ったような形になるのです。

 

ママさんのお腹が大きくなることで身体の重心が変わり、背中や腰を反るような姿勢となってしまい、常に背中が張りやすい状態となります。重心が前へと移動することで背面の筋肉で後方へのバランスを取ろうとするため、どうしても腰背部がこわばってしまい、これが背中や腰の痛みの原因となっているのです。

 

症状を緩和しようと考えると、背中を丸めたくなると考えるママさんが多いと思います。しかし、大きくなったお腹があるので、意識して背中を丸められないというケースがほとんどです。

 

 

こんな原因も背中の痛みの原因になることも

こんな原因も背中の痛みの原因になることも

妊娠後期の背中の痛みの主な原因は上記で説明した通りですが、ママさんによっては以下のような原因でも背中の痛みの原因になることがあります。

 

寝る姿勢が定まらないことによるストレス

1つ目の原因は「睡眠」によるものです。

 

背中に痛みがあることなどを原因として、ママさんの中には妊娠後期に寝る姿勢がなかなか定まらず、睡眠不足になってしまうケースも珍しくありません。睡眠不足が原因でストレスが溜まり、それによってさらに眠りが浅くなったり寝付けなくなるなど、疲れを充分に解消できずに疲労が翌日に持ち越される悪循環に陥るママさんも珍しくありません。

 

このようにして、少しずつ蓄積されたストレスと疲労が内臓に負担をかけると、筋肉のバランスを悪化させてしまう可能性があります。筋肉がアンバランスになってしまうと、背骨を歪めてしまい、これが背中の痛みの原因になっている可能性があるのです。

 

上の子を抱っこすることによる負荷

2つ目の原因は「上の子の抱っこ」です。

 

ママさんの中には、2人目以降の出産というケースも多いです。上の子が十分に大きい年齢であれば良いのですが、場合によってはまだまだ「抱っこ」をねだる年齢というケースもあるでしょう。

 

ただでさえ大きなお腹を抱えている状態ですが、拒否しても小さな子供はなかなか諦めてくれません。抱っこする機会が多くなればなるほどママさんの背中や腰に負担がかかるので、これが背中の痛みの原因になっている可能性があるのです。

 

何らかの病気の影響

3つ目の原因は「何らかの病気を発症している」ことです。

 

これは妊娠に由来しない病気による影響であり、さまざまな病気の存在が疑われます。

 

・神経疾患

・ストレス性疾患

・運動器疾患

・内臓疾患

 

既存の発症リスクや妊娠後の行動などの影響により、どのような病気の影響によるものかわかりませんが、多くの場合は背中の痛み以外にも何らかの症状をもたらしている可能性が高いです。

 

 

背中の痛みを悪化させる、避けるべき行動

背中の痛みを悪化させる、避けるべき行動

妊娠後期で背中の痛みを感じるのであれば、できるだけ以下のような行動は控えてくださいね。

 

長時間同一姿勢でいる

背中の痛みを感じるママさんは、できる限り「長時間、同じ姿勢でい続ける」ことは避けてください。たとえば「長時間、立ちっぱなし」や「長時間、座りっぱなし」だと、背中や腰に負担がかかって痛みが増したり長続きする可能性があります。

 

重たいものを持ち上げる

背中の痛みを感じるママさんは、できる限り「重たいものを持ち上げる」ことは避けてください。重い荷物を持ちあげようとすると、どうしても腰や背中に負担がかかってしまいます。背中の痛みを誘発するきっかけになりかねませんので、妊娠後期になったら無理をせず、可能であればパパさんに持ち上げてもらうなど対策してください。

 

子どもを抱っこする

背中の痛みを感じるママさんは、できる限り「上の子の抱っこ」は避けてください。重い荷物を持ち上げるのと同様に、背中や腰に負担がかかるだけでなく、同じ姿勢を続けやすいため、背中の痛みを悪化させる原因となります。無理をせず、パパさんや親戚などを頼って抱っこねだりを回避することをおすすめします。

 

中腰の姿勢を続ける

背中の痛みを感じるママさんは、できる限り「中腰の姿勢でい続ける」ことは避けてください。掃除機をかける時などは中腰になりやすいですが、中腰の姿勢は背中や腰に負担がかかりやすいです。もちろん、掃除をしないわけにもいきませんので、数回に分けて掃除機をかけるか、パパさんなど周囲の家族や知り合いを頼って乗り切りましょう。

 

高いところの荷物を持ち上げる

背中の痛みを感じるママさんは、できる限り「高いところの荷物を持ちあげようとする」ことは避けてください。背中の痛みを感じているのであれば、高いところの荷物を持ちあげようとして急に激しい痛みに襲われ、荷物を落としてケガをしてしまうリスクがあります。これもパパさんなど周囲の人を頼っておきましょう。

 

 

妊娠後期の背中の痛み対策

妊娠後期の背中の痛み対策

妊娠後期の背中の痛みは、多くの場合は命に関わることではありませんが、それでも耐えられない方や生活の質を落としてしまう方は少なくありません。そこで、背中の痛みを改善する方法について解説します。

 

基本は産婦人科で診てもらう

どのようなことにも言えることではありますが、何かしらの症状に苦しんでいるのであれば早めに医療機関を受診されることをおすすめします。とくに妊娠後期という時期を考えると、デリケートな状態で背中の痛みを我慢し続けることは正しいこととはいえません。

 

また、ひょっとしたら何かしらの病気を患っている可能性もゼロではありませんので、まずは背中の痛みの原因が何であるかを特定しておきましょう。そのうえで、その原因に対する最適な対処法を教えてもらい、実践することで背中の痛みを改善できる可能性が高いです。さらに「医療機関で診てもらった」という安心感が、精神的な安定につながるのでストレスなど精神面で発症している症状の緩和にも効果があるでしょう。

 

ストレッチを行う

背中の痛みの原因は筋肉の負荷であるため、これを解消する方法として「ストレッチ」がおすすめです。「四つん這いの状態で背中を丸める」「仰向けになって足を左右に倒す」など、背中の痛み対策につながるストレッチはさまざまな方法がありますが、できれば産婦人科でアドバイスをもらうとよいでしょう。ママさんの体調や体型などに合わせたストレッチでないと、場合によっては逆効果になる可能性もあります。

 

寝姿勢を整える

背中の痛みを改善し、心身ともにしっかりと休めるためには「寝姿勢を整える」ことも重要です。クッションや枕などを重ねてて体と同じぐらいの高さを作り、足を置いた時に腰がねじれない程度の高さを作りましょう。横向きで寝る時に枕が低すぎると肩を圧迫してしまうため、頭と肩の差をしっかりと埋められるボリューム感のある枕を使うことをおすすめします。これについても、できれば産婦人科でアドバイスをもらうと良いでしょう。

 

 

まとめ

背中の痛みは、妊娠後期というデリケートな時期だと決して油断できない症状の1つです。安心して出産を迎えられるようにするためにも、適切な手段で早期に背中の痛みを改善することをおすすめします。不安な場合は早めに産婦人科を受診して、原因の特定と適切な対処法を教えてもらってください。

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  • この記事を書いた人

助産師ゆき

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8年間助産師として勤務し、様々な妊産褥婦さんと関わり勉強させていただきました。
その後2020年に第1子を出産し、今までの経験を総動員して育児をしてみたものの上手くいかないことが多々あり、育児の難しさを身に染みて感じました。でもそれ以上に子供は可愛く大変さも吹き飛ぶ日々。現在は育休から復職し、育児の経験を踏まえ、専門的な知識だけではなく、生活で役に立つ情報を伝えられたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いします!
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