「母乳で育てられなくて申し訳ない…」 「ミルク育児ってどうなんだろう?」
そんな風に悩んでいるママ、いませんか?実は、母乳育児だけでなく、ミルク育児にもたくさんのメリットがあるんです。
この記事では、完ミ育児(完全ミルク育児)のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
母乳が出にくい、おっぱいトラブルで辛い、仕事復帰を考えている…など、ミルク育児に切り替える理由は様々です。
ミルク育児は、ママの体への負担が少なく、外出先でも授乳しやすく、預けやすいなどのメリットがあります。
もちろんデメリットもありますが、私の体験談を読むと、ミルク育児でも安心して子育てできることが分かるかと思います。
この記事を通して、ミルク育児への理解を深め、自分に合った育児方法を見つけてくださいね♪
完母育児、混合育児、完ミ育児とは
完母育児、混合育児、完ミ育児の内容は簡単に説明すると、下記のようになります。
完母(完全母乳)育児 | 母親から出る母乳のみで授乳すること |
混合育児 | 母乳、粉ミルク両方で授乳すること |
完ミ(完全ミルク)育児 | 粉ミルクのみの使用で授乳すること |
今回は、完全母乳育児と完全ミルク育児のふたつにしぼってお話していきます。
完ミ(完全ミルク)育児に切り替える理由は?
母乳育児はメリットがたくさんある反面、人によっては身体に大きな負担を与えるという面でデメリットもあります。
どのような場合に、ミルク育児をされる方が多いかについてみていきましょう。
・体質などの関係で母乳があまり出ない
・母乳をあげることに違和感、不快感を感じる
・持病持ちで薬の服用が必要である
・乳腺炎などのおっぱいトラブルに悩まされている
・すぐの仕事復帰で子どもを預ける必要がある
体質などの関係で母乳があまり出ない
まずは、ママさんの体質などの関係で、もともと母乳が出にくい場合があります。
ママさんの体質は人それぞれで、中には体質や病気などの影響で母乳が出にくいということもあります。
この場合だと赤ちゃんが満足に食事をすることができないため、体質に依存せず必要な量をあげることのできる完ミに切り替えるという事情を持つママさんは少なくありません。
母乳をあげることに違和感、不快感を感じる
次に、ママさんの考え方として、赤ちゃんに母乳をあげることに対して違和感や不快感を覚える場合があります。
ママさんによっては、自分の子どもであっても母乳をあげることに対してマイナスな感情を抱くことがあります。
無理に母乳をあげ続けるとママさんにとって大きなストレスになりますので、違和感や不快感を感じ続ける場合には完ミに切り替えた方が良いでしょう。
持病持ちで薬の服用が必要である
次のケースは、ママさんが持病などの関係で医薬品を服用し続ける必要がある場合です。
薬の成分の中には、母乳に混ざって赤ちゃんの体内へと入り込んでしまうと、危険な成分も少なくありません。もちろん、ママさんの体調も大切ですので、薬を服用してても問題なくあげることのできる完ミに切り替えるという事情もあるのです。
乳腺炎などのおっぱいトラブルに悩まされている
次は、ママさんが「乳腺炎」など、おっぱいに関する病気などのトラブルに悩まされているケースです。
乳腺炎などの病気になってしまうと、赤ちゃんに母乳をあげるときに痛みなどの症状に悩まされてしまいます。そのため、乳腺炎などのトラブルを発症したのをきっかけに、完ミへと切り替えるケースも少なくありません。
すぐの仕事復帰で子どもを預ける必要がある
最後のケースは、ママさんがすぐに職場復帰をすることを考えているというケースです。
ママさんは早期の職場復帰を考えるにあたって、お子さんを保育園や親せきなどに預けて対応するでしょう。その場合、完母だと哺乳瓶に切り替えた際に赤ちゃんが嫌がる可能性がありますので、前もって完ミで育てておくことで赤ちゃんが嫌がるのを避けることができます。
このようにミルク育児にする理由はさまざまです。やむを得ずミルク育児にされる方もいれば、選択的にミルク育児にされる方も居ます。
完ミ育児のメリット・デメリット
母乳育児と同様、完ミ育児にもさまざまなメリット・デメリットがあります。
完ミ育児のメリット
完ミに切り替えることで、以下のメリットが発生します。
- ・身体に負担が無いため、自分自身楽に過ごせた
- ・体調不良のとき薬が飲める
- ・出先でどこでもあげられる
- ・人や保育園などに預けやすい
- ・卒乳に苦労しない
身体に負担が無いため、自分自身楽に過ごせた
1つ目のメリットは「身体への負担がない」ことが挙げられます。
母乳をあげるという行為は、少なからずママさんの身体への負担になりますし、乳腺炎などのトラブルがあると痛みなどの症状に悩まされてしまいます。
完ミであればママさんの身体への負担はありませんので、育児による疲労やストレスを軽減できる方も多いでしょう♪
体調不良のとき薬が飲める
2つ目のメリットは「薬を飲める」ことが挙げられます。
医薬品の中には、母乳を介して赤ちゃんの体内に入ると危険な成分が含まれていることがあります。そのため、完母の場合だと薬の服用に制限がかかりますが、完ミであれば気にすることなく必要な薬を服用することが可能です。
出先でどこでもあげられる
3つ目のメリットは「外出中でもミルクをあげられる」ことです。
外出中の場合、母乳をあげることは簡単なことではありません💦専用の個室などを探さなければなりませんが、完ミであれば場所を気にすることなくいつでも赤ちゃんにミルクを与えることが可能です。
人や保育園などに預けやすい
4つ目のメリットは「他人に赤ちゃんを預けやすくなる」ことが挙げられます。
完母の場合、赤ちゃんが母乳を欲しがること上がりますので、親せきや保育園に預けることが難しくなる可能性があります。完ミで育児しておけば、お腹がすいたらミルクをあげることができるため、保育園などに預けるハードルを下げることができます。
完ミ育児のデメリット
- ・手間がかかる(準備や消毒)
- ・母乳に比べお金がかかる
- ・荷物がかさばる
手間がかかる(準備や消毒)
1つ目のデメリットは「準備などに手間がかかる」ことが挙げられます。
お湯を沸かしてちょうどよい温度まで調節し、その前の段階で哺乳瓶をしっかりと消毒しておくなど、完ミの場合は完母の授乳よりも多くの手間がかかります。
とくにミルクをよく飲む時期には相応の手間がかかることを意識しておく必要があるでしょう。
母乳に比べお金がかかる
2つ目のデメリットは「お金がかかる」ことです。
粉ミルクを購入する金額は、どれだけ赤ちゃんがミルクを飲むのかにもよりますが、完ミにするにあたってはミルク代が嵩みます。
荷物がかさばる
3つ目のデメリットは「外出時に荷物がかさばる」ことが挙げられます。
外出時にミルクをあげる必要がある場合、哺乳瓶などを荷物に入れなければなりません。必然的に荷物の容量を占めることになりますので、必要に応じてバッグの大きさを調節する必要があります。
寝かしつけが大変になる可能性がある
4つ目のデメリットは「寝かしつけに問題が発生する可能性がある」ことが挙げられます。
母乳と違って、ミルクは作った分だけしか飲ませることができません。もし、作ったミルクを飲み切ってしまったら、次のミルクの時まで寝てくれない可能性があります。寝かしつけに苦労するかもしれないという点は念頭に置いておきましょう。
6児ママの経験談|完母育児から完ミ育児へ切り替えた話
ここからは、完母育児から完ミ育児にした経験がある6児ママの体験談をご紹介♪
完母育児と完ミ育児を経験して 自分に合っているのは、どちらでしたか?
結論から言って、私の場合は完ミ育児にして本当に良かったと思います。
第3子までは完全母乳育児で、第4子の生後二か月のときに、完全ミルク育児にかえました。
完ミ育児にした理由、良かったことは?
私の場合、母乳をあげているとき、おっぱいトラブルがとても多かった。
乳腺炎に何度もなって痛みや発熱があり、そのせいか授乳に対しての不快感がすごくありました。
完ミ育児にしてから、そのストレスや負担がなくなって、本当に過ごしやすくなったことが何よりもうれしかった☺️
完ミ育児に対しての不安はあった?
初めは、すごくあった。
一つは初めてのことなので、母乳とは違ってあげすぎたらいけないのかな?ぐずった時はどうしたら良いんかな?と不安になっていました。
二つ目は、やっぱり母乳育児の方が何となく良いといわれているなかで完ミ育児をすることについて。
これに対する不安をもっている人は多い気がします。周りの人にどう思われるかな?ミルクは病気になりやすい、太りやすいって本当かな?と心配はありました。
完ミ育児に対しての不安は無くなった?
不安だったときに、助産師さんに
「どっちでも変わらないから大丈夫!お母さんにとって本間に楽な方にしたら良いんだよ」と言われてとても救われた気持ちになりました。
いざ完ミ育児をしてみると、その不安は消えていきました。
やっぱり母乳よりは作る手間や消毒などに時間がかかるので、慣れるのに少し時間がかかりました。でも習慣づくと特に何も気になりませんでした♪
何よりもおっぱいトラブルにならないのが本当に嬉しくて、子育てに対しても少し余裕がもてるような、そんな感覚でした。
ミルク育児に対するデメリットや気になることはある?
ミルクだと病気になりやすい、太りやすい、母乳神話などがありますが、そんなことも私は感じませんでした。
私の子供たちも完ミ育児の子どもも、完母育児の子どもと差はなく、同じように毎日元気に過ごしています(^^♪
風邪をひくときはひく、皆同じです!!
良いことがたくさんあったり、子どもも元気に成長しているので周りの目を実際に気にすることもないですよ。本当に自分に合うものを選択するのがいいと思いますね。
まとめ
母乳育児の方、ミルク育児の方、もちろん混合育児の方色んな方がいて、それぞれの事情があります。一概に、どちらが良いというものはないんですよね。
何よりも、お母さんもストレスをためずに生活できることもとても大切です。自分の体調と話し合ったり、家族や病院の先生に相談したりしながら選択するといいでしょう。
ご自身にあったスタイルで、育児をぜひ楽しんでくださいね。