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夕方~夜になるとお腹が張ります。なぜでしょうか?
日中の疲労が蓄積張りやすくなっている、もしくは日中は活動しているため、張っていても気付きにくく、夕方から夜にかけて感じやすいのかもしれません。
お腹の張りが頻繁だなと感じたら可能な限り横になったり座ったりして休みましょう。
お腹が張るってどんな感じ?
妊娠してから、出産までお腹が張るということはよくあります。その中でも一番お腹が張りやすいのは妊娠超初期〜妊娠初期だと言われています。
お腹の張り方は人それぞれですが、
- ・下腹部が硬くなる感じ
- ・皮膚がキューッと引っ張られるような感覚
- ・お腹が痛くて少し息苦しい感じ
このような感覚になることがあります。
この"お腹の張り"とは子宮の筋肉の収縮によるもので、通常のお腹の張りは問題ないとされています。
妊娠中にお腹が張る原因
妊娠中はときどきお腹がはります。これは身体の異常ではなく、子宮の筋肉が縮むことでおこっているもの。
ふだん、子宮の筋肉は緩んだ状態ですが、ホルモンバランスや外からの影響によって子宮内の筋肉が縮みます。
身体やお腹が冷えている時
身体やお腹が冷えるとお腹が張りやすくなると言われています。室内の温度を調節したり、手首・足首を温めるようにしたりして妊娠中は特に体を冷やさないように注意しましょう。
また、冷たい飲み物・食べ物はお腹を冷やす作用があるので常温または暖かいものを口にしていきましょう。
ストレスや疲れが溜まっている時
妊娠中は普段よりも身体がとても疲れやすくなっています。身体に疲れやストレスが溜まっている時には、お腹が張りやすいのであまり無理しないように意識しましょう。
家事などしている最中に、お腹が張ってきたな・・と感じた時は中断して少し横になると身体が楽になりますよ。
お腹や胸のマッサージをした時
お腹や胸にマッサージをしたり、圧をかけたりすることで、お腹が張ってしまうこともあります。胸が張ったときにおっぱいマッサージをすすめられることがありますが、自己流のマッサージはかえって危険なこともあります。
医師に相談の上でマッサージをしたり、助産師さんなどのプロにマッサージをしてもらうようにしましょう。
また、ウエストを締めるようなタイツやパンツもあまりおすすめできません。お腹周り、胸周りにはゆったりとした衣服を纏うようにしてリラックスして過ごしてくださいね。
胎動
お腹の中で赤ちゃんが動くことでお腹を刺激したり、胎動自体がお腹の張りと感じたりすることがあります。
性行為
妊娠中、性行為をすることでお腹を圧迫して、お腹が張ってしまうことはよくあります。妊娠中、妊娠経過も順調で、特に医師からの指示がない場合は性行為もしてもいいのですが、お腹を圧迫する体位は避け、無理のないようにしてくださいね。
お腹が張ってしまう、痛い場合はパートナーにも話し合って、理解してもらうことも大切ですよ♪その分、スキンシップを取ったり一緒にゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか☺️
夕方からお腹の張りを感じやすい理由
朝夕、関係なくお腹がはることはありますが、夕方から夜にかけてお腹が張ることが多いのはなぜでしょうか?
それは日々朝から家事やお仕事をされているママさんが多く、身体を動かしたり思考したりすることで、その疲れが夕方に表れていることが考えられます。
また、動いているときや仕事などに集中しているときには、気がそれてお腹が張っていることに気付いていないこともありますよね。家事や仕事を終えて、「つかれた~」と夕方や夜に一息つく頃に初めて痛みに気付いたり、感じたりすることがあります。
緊張がほぐれることでご自身の身体に目を向けられることってありますよね。
お腹の張りを感じたときの対処方法
お腹の張りを感じたときには、身体をゆっくり休めるようにしましょう。
そして原因に応じて対処することも大切ですので、心当たりがある場合は選択してみてくださいね。
身体をあたためる
冷えや便秘が原因でお腹が張ることがあります。
あたたかい飲み物を飲んだり、足首・首・お腹周りなどをあたためたりして身体を冷やさないようにしましょう。特に冬は常にあたたかい服装でおうちで過ごしたり、お出かけしたりしてくださいね。
楽な姿勢をとる
よく動いた日や、身体が疲れているときには楽な姿勢をとって全身の力をゆるめるように十分に休んでください。可能であれば、張りがおさまるまで横になって安静にするといいですよ。座った方が楽なときは座りましょう。
規則正しい生活をする
普段の生活の状態が影響することもあります。栄養不足や睡眠不足は、冷えや便秘の原因だけでなく、精神面にも影響してきます。毎日のバランスのとれた食事や、質のいい睡眠ができるように身体をととのえていきましょう。
お腹を固定する
妊娠ベルトで骨盤を固定することによって、楽になるおかあさんもいるようです。
骨盤を固定することで土台が安定し、お腹への負担が軽減されます。妊娠ベルトをつけるときには、強くしめすぎたりつける位置を間違えたりしないよう、注意してくださいね。
こんなお腹の張りには受診をしましょう
通常、お腹の張りは妊娠中でも生理的な現象ですが、中には危険サインであることもあります。
こんな時には一度受診することをお勧めします。
- ■1時間以上、お腹の張りが続く時
- ■耐えられない程の強い痛みを感じる時
- ■出血があったとき
- ■お腹の張り以外の症状(発熱、嘔吐など)があった時
妊娠初期に起こりやすい流産や、妊娠後期に起こりやすい切迫早産などのリスクもありますので、心配な時は一人で悩まず、受診して医師に相談してみてくださいね。
さいごに
妊娠中、お腹の張りは自然におこるものなので心配しすぎる必要はありません。
お腹の張りの感じ方は人それぞれで、日によって違うこともあります。お腹が張っているな、と感じたら、まずは身体を休めたりあたためたりしながら様子を見てください。
しかし、なかには病気や何らかの原因でお腹が張っていることもあります。出血があるときや、痛みがひどい場合やなかなか痛みがおさまらないときは受診するようにしましょう。
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